データ
概要
JR東海道貨物線の「横浜羽沢駅」貨物ターミナルに隣接する地下に設けられている鉄道駅で、駅東側で相鉄新横浜線と東海道貨物線(横浜羽沢支線)を接続する短絡線があり、相鉄とJRの接続駅となっている。
駅としては立地上、貨物駅である横浜羽沢駅の旅客駅の部分にあたり、また特定都市制度の横浜市内の駅に含まれる。駅舎は相鉄の管轄。
駅名の通り横浜国立大学常盤台キャンパスの最寄り駅となっている。
しかし大学までの最短ルートは閑静な住宅街になっている為大学側から通学路が指定されており、そちらを通るとかなり遠回りになってしまう。また、他の最寄り駅と同じく坂を経由するのは避けられないため、大学までの道のりは楽ではない。
2019年の開業当初こそJR直通線しかなかったために本数自体も少なかったが、2023年の東急直通線の開業後は2本/h→6本/hに増大した為、それによって当駅の利用者も増加と見込まれている。
駅構造
駅は地下ホーム・地上駅舎の掘割式で、ホームは相対式2面2線。
駅構内には折り返し用の渡り線があり、2019年から2023年までは西谷~羽沢横浜国大間、海老名~羽沢横浜国大間の区間運転の定期列車も設定されていた。
のりば | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 相鉄本線方面 | 下り | 西谷・二俣川・海老名・湘南台方面 | |
2 | JR埼京線方面 | 上り | 大崎・JR新宿・JR大宮・JR川越方面 | 一部時間帯を除きJR新宿行き |
東急線方面 | 上り | 新横浜・東急渋谷・和光市・東武川越市・小川町・東急目黒・西高島平・浦和美園方面 |
利用状況
近況
相模鉄道
- 2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は29,339人である(横浜市統計書より)。相鉄の駅では11位。
- 2023年(令和5年)度の4月~9月現在の1日平均乗降人員は31,529人と東急直通線開業もあって利用者は増加傾向。
JR東日本
- 2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は16,028人である。
- 年度末の2023年(令和5年)3月18日に東急直通線で本数が増えた影響でJR直通線も定期客を中心に利用者が増加した。
年度別利用状況比較表
事業者名 | 相模鉄道 | JR東日本 | ||
---|---|---|---|---|
年度 | 乗降人員 | 順位 | 乗車人員 | 乗降人員 |
2019年(令和元年)度 | 37,652人 | 8位 | 12,681人 | 25,362人 |
2020年(令和2年)度 | 21,316人 | 11位 | 11,957人 | 23,914人 |
2021年(令和3年)度 | 24,655人 | 10位 | 13,637人 | 27,274人 |
2022年(令和4年)度 | 29,339人 | 11位 | 16,028人 | 32,056人 |
隣の駅
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
---|---|---|---|---|
相鉄・JR直通線系統 | ||||
| JR武蔵小杉駅 | 羽沢横浜国大駅 | 西谷駅 | JR線内は普通(平日朝ラッシュ時は埼京線内通勤快速) |
相鉄・東急直通線系統 | ||||
| 新横浜駅 | 羽沢横浜国大駅 | 西谷駅 | 東急線内は急行(一部各停) |
余談
- 横浜とつく鉄道駅は、市内では当駅のほかに横浜駅、西横浜駅、新横浜駅があり、相鉄新横浜線全通によって、4駅すべて相鉄が乗り入れる駅となった(特に西横浜駅は相鉄単独の駅)。
- 相鉄・東急直通線系統開通と同時に武蔵小杉駅に至るルートがJR経由、東急経由の2系統となった。このため、電光掲示板の次駅案内と駅アナウンスにおいてJR直通線系統の隣駅は区別のため「JR武蔵小杉」とJRを冠して案内されている。
関連タグ
相模鉄道 相鉄新横浜線(相鉄・JR直通線) 駅 神奈川県内の駅一覧
綾瀬駅:本駅同様、JR以外の鉄道事業者が管轄する特定都市制度の駅で、東京都足立区にある(ちなみに神奈川県綾瀬市には鉄道駅自体がない)。