概要
肉弾戦を得意とするウルトラマン。TV放映作品の個体より巨大なスカイドンやブラックキングを真上に放り投げる事が可能な位パワーが高く、また体の基礎代謝能力も高い為メトロン星人の薬を受け付けなかった。
防御力も高く、惑星の重力に引かれて真っ逆様に落下するウルトラ戦士二人の盾になることができる程頑健な肉体を持つ。
主にフレアと行動を共にすることが多い。彼とは何かしら因縁があるようで頭が上がらず、凄まれると普段の血の気の多い性格が嘘のように大人しくなる。
データ
- 出身地:M78星雲光の国
- 身長:65メートル(推定)
- 体重:7万5千トン(推定)
- 年齢:2万5千歳
- 飛行速度:マッハ10
- 得意技:スペシウムキャノン、ウルトラバスター他
(初期設定画集より)
容姿
筋肉隆々なウルトラ戦士。他の戦士より明らかにデカい。
巨大なトサカと、ウルトラの父に似た髭のようなパーツも特徴。
人間体
世紀末ファッション。この状態でも十分にデカく怪力の持ち主で、巨樹を根元からへし折るほどの強烈な拳打を披露したことも。その様子は見ていた者から「怪獣より強いのではないか」「むしろアイツが怪獣だ」と言わしめたほど。もう一度言うが、超人体ではなく人間の姿のゴライアンを見ての感想である。
変身後とは違いヒゲはとくに生えていない。
性格
いわゆる脳筋だが、誰よりも情に厚く、豪快な性格。
当初は脅威となる生物、物質を全て破壊すると主張し、ウルトラマンとしての力を恐れるゾフィーを非難していた。
前述したの通り幼馴染のフレアには頭が上がらず、彼に諭されると大人しく引き下がる。
光の戦士の中でも特にウルトラの父を尊敬しており、「おやじ」と呼び慕っている。
変身アイテム
大きなベルト。別に仮面を被ったりバイクに乗ったりはしない。
(むしろ造形的にはプロレスやボクシングなどの『チャンピオンベルト』に近い。)
必殺技
投げ技(名称不明)
敵を真上へ投げ飛ばし、落ちてきたところを突き上げて粉砕する。
これが「ウルトラバスター」ではないかと思われるが、劇中で名前が出たことが無いので不明。
スペシウムキャノン
両腕を顔の前で交差させてエネルギーを溜めた後、腕を開いて全身から前方へ光波熱線を放つ。
小ネタ
見ての通り、細身の体系が多いウルトラ戦士の中でも人一倍大柄で筋肉ムキムキのマッチョな体型をした珍しいウルトラマンで、ゲームなどではパワーストロングのようなマッチョな体型のウルトラマンは登場しているが、特撮本編ではこれほどマッチョなのは未だ登場していない。
・・・が、令和の時代になり、遂にマッチョなウルトラマンが登場することとなった。
関連イラスト
関連タグ
ウルトラマンSTORY0 フレア(ウルトラマンSTORY0) カラレス ザージ ドリュー ウルトラの父
ネタバレ
いわゆるシルバー族の容姿をしているが、ゴライアンの真の姿はレッド族である。セブンやタロウのようにカラータイマー周辺のプロテクターやビームランプは無く、普段の姿の赤い部分と銀の部分が入れ替わった体色になる。
プラズマスパークの暴走によって光の国が混乱に陥り、動植物が凶暴な意志を持った変異体に参加する中、超人の力を得た光の国の住人の中にも力を受け止めきれず命を落とす者や、力に飲まれ暴走する者が続出した。若き日のゴライアンもその1人であった。
戦士達の制止をものともせず光の国を破壊し、父と慕うウルトラの父にすら拳を振り下ろす。そのゴライアンを止めようと現れたのが、彼と同じく赤を基調とした姿のフレアであった。
力に溺れたまま親友にすら牙を向けるが、ウルトラの父に拘束された隙にフレアが体内に侵入、力を司る器官(心臓?)の動きを制御され、力の大半を失ったゴライアンはようやく自我を取り戻し、意識をコントロールできるようになった。この時、ゴライアンとフレアの外見がシルバー族のものになった。
物語終盤、ババルウによって致命傷を受けたフレアによって、真の力を解放される。本人は力の意味など分からないと自嘲するが、フレアは息を引き取る直前に笑顔でゴライアンの成長を認め、すでに答えを知っている(与えられた力の意味を理解している)と言い残す。
その後単身ババルウと交戦、右膝を砕かれながらも、スペシウムキャノンで敵の角を破壊し、変身能力を奪うことに成功する。しかし体力の殆ど全てを使い果たしたため、自らババルウに胸を突かせて立ったまま絶命する。
が、奪われた魂がゾフィーの活躍によって肉体に戻ったため生還を果たし、その後は戦いから身を引いて、フレアを始めババルウとの戦いで散っていった兄弟たちの墓と魂を守ることを決意。セブンにアギラのカプセルを託した。
『そいつは甘えん坊でいけねぇ、お前が鍛えてやってくれ。』