データ
初出 | 第1世代 |
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威力 | 120(第1世代~第5世代)→110(第6世代~) |
命中 | 90(第1世代)→70(第2世代~) |
PP | 5 |
タイプ | こおり |
分類 | 特殊 |
直接 | × |
範囲 | 敵全体 |
備考 | 30%(第1世代)→10%(第2世代~)の確率で相手をこおり状態にする。天気があられの時必中になる。(第4世代~) |
英語名 | Blizzard |
概要
初代から存在する技で、凍える吹雪を吹き付けて攻撃する。
専用技「コールドフレア」を除くとこおりタイプ特殊最強技である。
初代はまさに「氷河期」と言わんばかりの技であった。冷遇ではなくむしろその逆。
威力120に命中率90%、こおり確率30%というぶっ壊れ性能で猛威を振るい、当時の対戦環境ではこおり技に弱いというだけで不遇扱い。
そしてこおり/みずポケモンはこおり技を半減&全員「ふぶき」を覚えられ(唯一の例外はコイキング)、こおりポケモンの弱点を突けるが耐性はないほのおタイプも危うかった。
ちなみに初代のこおり状態は自然回復せず、事実上の戦闘不能だったと言えばその脅威が伝わるだろう。
※当時から『こおりなおし』『なんでもなおし』『かいふくのくすり』はあったのでプレイヤーが治すことはできたが、ナナシのみはなかった。
一応「相手からほのお技を受ける」「相手が『くろいきり』を使う」といった方法でも解除されるが、わざわざそんな事をするようなヤツなどいないし、ラス1でもなければトドメを刺すより「かげぶんしん」や「ちいさくなる」などの積み技を使った方が得。
こうしてノーマル技の「はかいこうせん」、エスパー技の「サイコキネシス」と共に対戦環境を蹂躙していたのだった(当時はエスパータイプが非常に強く、はかいこうせんも「倒しきれれば反動なし」というインチキじみた性能だった)。
第二世代以降
威力はそのままだが命中70・こおり10%に落とされ、またこおり状態が一定確率で自然回復するように。
このためこおり技の主軸は威力95と大分下がるが命中100で安定性がある「れいとうビーム」に譲ることになった。
そして第2世代の時点では威力を除く全ての面においてれいとうビームの劣化と化しており、こおり状態の追加効果発生確率は設定上ではどちらも10%だが、命中率が70%に下がっているのを考慮すると実質的に7%に落とされている。そもそも追加効果は技自体が当たらなければ発生しない。
しかし第3世代では全体攻撃になったので、ダブルバトルでは採用の価値が見出され(といっても当時は威力が分散されて60相当にしかならなかったが)、第4世代からは天候「あられ」で必中するようになり、特性が「ゆきふらし」のユキノオーを中心とした霰パの強力なメインウェポンとなった。
第6世代では「かみなり」や「だいもんじ」と共に威力が10減ったが、それでもこおりタイプの主力技としての地位は揺らいでいない。
ポケダンシリーズ
こなゆきが部屋全体範囲なのに対してふぶきは正面・角抜け範囲と、攻撃範囲でこなゆきに負けてしまっていた。
『探検隊』以降ではふぶきも部屋全体範囲に変更された他、『マグナゲート』以降はこなゆきの方が正面・角抜け範囲に弱体化されており、奇しくも『救助隊』時代と逆転している。