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概要
プラントからの支援によって、地球連合の1つユーラシア連邦から独立した新興国家。
王政を敷き、アウラ・マハ・ハイバルが女王を務める。
劇中ではラクス・クラインを初代総裁とする世界平和監視機構コンパスにブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案してくる。
しかし、予告PV等では親衛隊ブラックナイトスコードの隊員がコンパスのメンバー達に不遜な態度を取っている様子が描かれており、早くも雲行きが怪しくなっている。
新興国家ながらも、技術と経済はめざましい発展をしており、とりわけ軍事力は中々のもので高性能な新型モビルスーツ『ブラックナイトスコード』の開発の他に、地球連合やザフト、オーブ連合首長国ですらまだ実現出来ていなかった「モビルスーツの無人機運用」をもいち早く実現させており、保有する兵力以上と思われるその軍事力は決して侮れない物となっている。
にも拘らず、コンパスに共闘を持ち掛けたその理由は不明。
フリーダム強奪事件
親衛隊ブラックナイトスコードが、半年前に起きたフリーダム強奪事件(厳密にはストライクフリーダムの強奪)を解決している。劇場アニメ版では、ブラックナイトスコードによってストライクフリーダムが撃墜されている回想のみで詳細は不明だった。同作の小説版によると、ストライクフリーダムがアークエンジェルに引き渡されてオーブ連合首長国へと持ち運ばれる際に、アークエンジェル艦内にテロリストが侵入してストライクフリーダムを強奪し、地上の施設へと襲撃し始める。その襲撃現場にファウンデーションの親衛隊のMSが駆けつけてきてストライクフリーダムを撃墜、一連のテロ事件を鎮圧したことが語られている。
一方で報告を受けたカガリは事前に知っていたかのようなブラックナイトスコード隊の介入のタイミング、彼らのMSの突出した高性能に不信感を抱いていた。
実際に、ストライクフリーダムの引き渡しのタイミングにテロリストが侵入し、アークエンジェルの艦内ドックからストライクフリーダムを真っ先に強奪、さらにキラ用に調整されたストライクフリーダムを苦も無く運用できた事など、不自然な点が多い。また、ストライクの頃からMSにロックを掛ける事が出来るにも関わらず、特に厳重に管理しているであろうストライクフリーダムが、テロリストにあっさり強奪されているのも不審点である。
行政機関
- アウラ・マハ・ハイバル:女王
- 親衛隊ブラックナイトスコード
- オルフェ・ラム・タオ:宰相
- イングリット・トラドール:国務秘書官
- シュラ・サーペンタイン:国防長官・近衛師団長
- リデラード・トラドール
- ダニエル・ハルパー
- リュー・シェンチアン
- グリフィン・アルバレスト
保有兵器
- ブラックナイトスコード(以下省略)
- NOG-M1A1 シヴァ
- NOG-M4F1 ルドラ(ガーネット)
- NOG-M4F2 ルドラ(エメラルド)
- NOG-M4F3 ルドラ(スピネル)
- NOG-M4F4 ルドラ(サファイア)
- ????(ネタバレ注意)
- ジン
- ディン
- ????(ネタバレ注意)
余談
- ユーラシア連邦について
独立元のユーラシア連邦は「SEED」の時点から独立運動が血気盛んであり、ハイペリオンの試作3号機が強奪されて旗印にされるなどの事件も度々起きていた(スニーカー文庫「機動戦士ガンダムSEED ASTRAY」など)。さらに、「SEED DESTINY」の頃にはデストロイによる独立運動の掃討作戦も行っていたが、新興国としてファウンデーションは独立に成功している。「SEED FREEDOM」小説版では元々属国であったファウンデーションの独立を阻止しようと武力に訴えたが失敗、これを皮切りにユーラシア連邦への不満を持った各地が次々と独立の動きを見せており、それの対応に追われて弱体化していた。
また、ユーラシアでは、メンデルで行われていたスーパーコーディネイターの研究を一部引き継いでおり、かつてアークエンジェル隊と一悶着起こした軍人のジェラード・ガルシアを含め、不特定多数の人間達がキラ・ヤマトの出生の秘密を把握していることが、外伝作「機動戦士ガンダムSEED_X_ASTRAY」にて描かれている。
少なくともガルシア自身は失脚したのか既に表舞台から消えたようだが…?
また、ユーラシア連邦領内にある軍事企業としてはデストロイや連合系大型MAを開発したアドゥカーフ・メカノインダストリー社やハイペリオンを開発したアクタイオン・インダストリー社が存在している。
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ネタバレ注意!!
アウラ女王によるデスティニー・プランが施行された国家だが、アウラ女王は「アコード」と呼ばれるコーディネイターを越える種を作り出し、彼らには政治や軍事などの適正に特化した才能・役割を与える事で行政関係を丸投げしている。そして、アコードたちはアウラ・マハ・ハイバルを「母親」として心酔し切っている関係で、ファウンデーション王国の実態は「アウラの意向を施行する独裁国家」になっている。
ファウンデーションが開発した最新鋭MSは、親衛隊ブラックナイトスコード専用機(つまりアコード専用機)のみで、通常の軍隊には旧式を改修したジン-Fやディン-Fが配備されている。通常の軍隊は親衛隊が現場に駆けつけるまでの時間稼ぎが出来れば良いのだろう。
アウラ女王と女王親衛隊の暗躍によって、コンパスのヤマト隊隊長のキラ・ヤマトがユーラシア連邦への領土侵犯を起こしてしまい、同国の報復である核ミサイルが発射されてしまう。3発の内、2発まで阻止されたが、最後に発射された1発がファウンデーション王国に直撃し、文字通り地図から消滅してしまった。
アウラ女王と女王親衛隊は王国から前もって脱出しつつ、すでに占拠していた軍事要塞アルテミスへ居を移してから核攻撃に対する報復を宣言、修復し改良まで加えた戦略兵器レクイエムを発射し、ユーラシア連邦の首都モスクワをレクイエムで焼き尽くしている。
しかし、キラ・ヤマトたちの暴露で「ユーラシア連邦の核攻撃はアウラ女王と女王親衛隊が仕掛けたマッチポンプ」と明らかにされてしまい、「大国の核攻撃の仇を討つ新興国家の報復」と言う大義名分を失い、目的のためなら自国すら焼いてみせたコズミック・イラ史上最悪の大虐殺者であることが露呈している。
なお、このマッチポンプの周到さからフリーダム強奪事件もファウンデーションによるマッチポンプの可能性も考えられる。ただし、真相は不明である。