兄さんは、本当はすごい人なんだ。
CV.蒼井翔太
概要
名前 | Ortho Shroud |
---|---|
学年・クラス | なし |
誕生日 | 8月14日(獅子座) |
年齢 | 不明 |
身長 | 148cm |
利き手 | 右 |
出身 | 嘆きの島 |
部活 | なし |
得意科目 | なし |
趣味 | ボードゲーム |
嫌いなこと | 落雷 |
好きな食べ物 | なし |
嫌いな食べ物 | なし |
特技 | 調べ物 |
イグニハイド寮の寮生(とされている)。
個人のロゴは炎の形をした”魂”とされている(グルーヴィー用アイテムの名称が『魂のキャンディ』であるため)。
人物
イデア・シュラウドの「弟」であり、イデアと行動を共にしている兄想いの性格の少年。
イデアとは対照的に明るく素直で、好奇心旺盛な性格をしている。
普段部屋に引きこもりがちなイデアに代わり、集会の参加や式典の準備などを行ったりしている。
しかしその姿は純粋な人間と異なりアンドロイドやヒューマノイドに近く、顔から下はロボットのような身体となっている(なお、初対面の相手からは特撮のスーツの様なものを着ていると見られる事が多い模様)。
- 胸から(リンゴの木を真っ二つにできるほどの)高火力のビームを出せる
- 「眠気を覚ます機能を200種類搭載している」と発言
- マレウスのように箒なしで浮上
等々ロボットのような芸当が行えることが判明しており、少なくとも(今現在の彼は)人間ではないことは明らかである。
他にも様々な機能が搭載されているが、「実験着」のギアでは特に医療ツールが秀でているとのこと。
触覚に値する機能もある模様で、擽られて笑ったりもできる他、汗をかく描写も見られる。
ボディには反重力装置が付いており、常に浮いている。
とあるパーソナルストーリーでは「地面を歩いてみたい」と兄にお願いした事もあり、当初は「足を使うのは弱キャラのする事!ダサい!」と反対されたがそれがあるヤバい兄弟の反感を買い、イデアを何かで脅迫してくれたお陰でバネのある足を取り付けてもらうこととなった(無邪気に喜んでいた彼は知る由もないが……)。
兄からはとても可愛がられており、過保護性も発揮したのかその防衛システムの性能はかなり高く、イデア本人ですら一人でのメンテナンスが難しくなってしまった始末。
フロイドからは「クリオネちゃん」、ルークからは「ムシュー・お人形」と呼ばれている。またマレウスからは「小さいシュラウド」と呼ばれている。
礼儀正しく、相手の事は基本的にはフルネーム+さん付けで呼んでいる。
トレイからは素直で可愛げがあると評されている(ただ時々ビームを発射しようとするのは直してほしい様子)。
大体誰にでも人懐っこいが、ゴーストには「仲良くなれない気がする」と疎んでいる。曰く「実体が無いクセに僕をバカにするんだもん」とのこと。
ただし『ゴースト・マリッジ』であるゴーストから兄が見初められた時は「見る目がある」と褒めていた。
またゴーストとは仲良くなれないためかハロウィーンはあまり好きではないらしく、兄がある事情でハロウィーンをおざなりにしようとした時は無理に止めずにいた。
目的のためならやや手段を選ばないところがあり、兄の命を救う為の協力者を募るために軽く脅迫したり、兄を探すためとはいえ悪びれることなく学校のシステムをハッキングするという過激な一面も持ち合わせている。
また他者の怪我を故障、怪我を治す治療を修理と呼ぶなど機械を相手にするような発言をしているところがあり、ホームボイスではグリムの事を解析しようとお願いしてきた事もある。
無邪気故にイタズラ好きっぽい部分もあり、式典で教室が無人の時には何かしているらしい。
他の生徒達同様に意地悪な表情もあるので、やはり彼もヴィランであるということか。
ただ健康には気を遣っており、故障…もとい怪我をしている相手を見ると即座に修理…いや治療を施したり他にも不調なところは無いか念入りにチェックしようとする優しさも持ち合わせている。
とはいえ、彼もやっぱりヴィランである。寮服のパソストでは売られた喧嘩をしっかりと買っており、自分に喧嘩を売った生徒の黒歴史を調べ上げてメインストリートで大上映大会をした(しかも証拠は残してない)この学園の生徒ならばその黒歴史は間違いなく広まり続けるだろう。
ロボットであることはオルト自身も含め周囲も認識している。
また『星に願いを』にて、オルトは主人公とグリムのようにイデアと「二人で一人の生徒」という扱いで在籍しており、学校側からは生徒としてカウントされていないということが判明した。
そのため授業なども常に一緒であり、イデアも弟同伴で入学したらしい。
同イベントでも主人公同様にオルトは願い星を配布されなかったが、逆に言えばイデアとオルトの例があったからこそ、主人公とグリムの処遇がスムーズに進んだのではないかと思われる。どうやらその目的は名家の跡継ぎであるイデアの護衛と言う意味合いもあるらしい(ただし護衛というのはあくまでもジャミルの思い込みであり実際のところは判明していない)。
衣装
イグニハイド・ギア | アーキタイプ・ギア | アスレチック・ギア |
---|---|---|
プレジション・ギア | バースト・ギア | スターゲイズ・ギア |
おめかし・ギア | スケアリー・ギア | フェアリー・ギア |
ユニオン・ギア | ケルベロス・ギア | ラビット・ギア |
ブルーム・ギア | プレイフル・ギア | |
カードのバリエーションも他の生徒が「制服」「運動着」となっている中、オルトだけは「イグニハイド・ギア」「アーキタイプ・ギア」など「〇〇・ギア」という名称になっている。どうやら通常の服装だと、ギアの排熱機能を妨害してしまうらしい。
「寮服(イグニハイド・ギア)」「通常服(アーキタイプ・ギア)」「運動着(アスレチック・ギア)」「星送りの衣(スターゲイズ・ギア)」「おめかしバースデー(おめかし・ギア)」「スケアリー・ドレス(スケアリー・ギア)」「ユニオン・バースデー(ユニオン・ギア)」「ラビット・ウェア(ラビット・ギア)」「ブルームバースデー(ブルーム・ギア)」「プレイフル・ドレス(プレイフル・ギア)」はマスクで口元が隠されているデザインだが、「実験着(プレジション・ギア)」「式典服(バースト・ギア)」「ガラ・クチュール(フェアリー・ギア)」では逆にバイザーで目元が隠されている(尚、顔全体が出る事はないという)。現状「ケルベロス・ギア」のみ切り替えが可能である。また、「アスレチック・ギア」の足にはスプリングがあり、「ラビット・ギア」では反重力装置をオミットしているため接地している(アスレチック・ギアでは炎を出して飛ぶ事もある)。
そういう細かい相違はあるが、何れにせよ胸元には青い炎のようなものが灯されている造りになっている。
髪は兄とお揃いで炎で出来ているが、オルトの場合プログラム制御である為ガスの成分を調整してどんな色にでも変えられるのだという。
ギアのデザインはほとんどイデアであり、機能性だけではなく見た目もこだわっている。そのセンスはヴィルも認めている。6章以降に開催されたイベントの衣装は基本的には他の人からもらったアイデアをもとにオルト自身がデザインしている。(フェアリー・ギアはクルーウェルの案を、ラビット・ギアはデュースの母親からもらった衣装がもととなっている。)
例外として、ケルベロス・ギアは母親率いるS.T.Y.X技術開発部がイデアの設計図をもとにデザイン、プレイフル・ギアはプレイフルランドの経営者の魔法によるものとなっている。
本編・イベントでの動向
本編
第5章
本編初登場。オーディションに参加しており、プログラミングされた歌声とロボットダンスを披露。
ルークからは「なんて斬新なんだ…!キレのあるロボットダンスと歌声に、私の瞳は釘付けさ」と称賛されたものの、ヴィルからは「いくらジャンルレスと言っても、限度があるわ…」とツッコまれた。
中編ではボドゲ部の部室を訪れたリドルやトレイに、ガチガチに緊張する兄に代わって各展示の説明などをしていた(厳密に言うとオルト自身はボドゲ部員ではない)。
エピローグでも登場。兄の研究発表を凄いと無邪気に褒めつつ、「兄さんも色々見ていけばよかったのに」と言っていた(この言葉から、自身は兄と違い学園祭を見て回って満喫していた模様)。
その後、兄宛に届いたインターンのお誘いのメールを報告。
VDCの協賛もしていたオリンポス社からもメールが来たことに興奮していたが……。
第6章
ボードゲーム部の活動中に学園が謎の非政府組織「S.T.Y.X」からの襲撃を受け、兄のイデアから状況の解析を頼まれる。その後、「抵抗しないで大人しくした方がいい」というイデアの言葉に困惑するアズールに「兄さんの推奨する行動をとることで負傷する確率が87%低下するよ」と発言してアズールを説得した。
その後は……、
ハッピービーンズデー
『場外乱闘』にて登場。
形式上は兄共々農民チームに振り分けられているが、出場資格がないこと、及びイデアの援護が禁じられていることが判明した(同じく「二人で一人の生徒」であるグリムと監督生は同時参加が許されているため、イデアによって機体に規格外な機能が搭載される可能性=パワーバランスの崩壊を考慮されての措置と思われる)。
ルークによると、毎年試合観戦自体は楽しんでいるとのこと。
ヴィルに協力させられ動揺する兄を送り出そうとしたが、兄は成績評価の観点から自ら降参。本人は勝ち逃げだと誇っていたが、流石にオルトも呆れてしまった。
ゴーストマリッジ
兄がゴーストに攫われたことで学園長に助けを求める(この時兄を探すために学園の警備システムをさりげなくハッキングしていた)。
この一件は学校全体を巻き込む大事件となるが、ナイトレイブンカレッジの生徒は基本的に厄介事に首を突っ込まないタイプが多く、「自分のことなのだから自分でどうにかしろ」と言われると、兄を助けるためにビームをぶっ放して学園校舎を消滅させる手段を取った(当然ながら学園長が体を張って止めた)。
そして乗り気ではない生徒の手を貸してもらう為に「テレビ局をハッキングしてスキャンダルをモザイクなしで流す」と脅迫し、その行動から兄弟そろって陰険と評された(とはいえ実の兄が数時間後に死んでしまうと言われれば、なりふり構っていられないのも致し方ないと言える)。
なおゴーストに見初められたことに関してグリムは「納得できない」と疑問視していたが、オルトはゴーストに「見る目がある」と妙なところで褒めていた事から、お互いにブラコンの気質があるといえる。
星に願いを
スターゲイザーに選ばれてはいないが、星送りの衣を元にしたギア「スターゲイズ・ギア」の姿がある。
星送りは毎年楽しみにしていたらしく、兄がスターゲイザーに選ばれたことに喜び、兄のサポートで願い星集めをしていた。
嵐が近づいた星送り当日、徹夜でスターゲイズ・ギアを完成させたイデアに「嵐の中を突き抜けて願い星を雲の上まで運ぶ」という大役を任される。
雷雲の中を抜けていく危険なミッションであり(雷が苦手なので自身も怖がっていた)、ラギーからも心配されたものの兄の技術を信じ、見事にやり遂げ星送りを成功させた。
ホームコメントでは「兄さんが太鼓役で残念。踊りなら良かったのに」と残念がっている(タブレットの前でいつも叫びながら踊っているかららしいが……)。
願い事は『兄さんの願いが叶いますように』。
上記のとおり二人で一人扱いの生徒ゆえに願い星はないが、毎年同じ内容を願っているらしい。
その願いをこっそり聞いたことで、イデアは星送りに気合いを入れる事となった。
スケアリー・モンスターズ!
前述の通りゴーストが苦手な為、ハロウィーンは実はあまり好きではないが兄には内緒にしている。
兄がある事情でやる気を失った時は「無理してやらなくてもいいよ」と言っていたが、アズールの挑発でやる気を上げたイデアをみて「やる気があるなら」と手伝いを決意。
マジカメモンスターの騒動では、図書室で食事をして大声で喋るマジカメモンスターに注意するが、ロボットの仮装と思われて無理矢理口にワッフルを入れられかけ(当然だが機械に異物を入れると故障の原因になる)、止めるように言っても無視され、もみ合いになった結果本をジュースで汚してしまい、他の寮生にも不愉快な行動を止めない為に遂に怒って一般人相手にビームを発射しようとした。
間一髪でイデアによって強制停止された(この時停止コードをタイピングする必要があったが、甲冑を身に着けていたイデアはうまく打てずに手間取っていた)後、マジカメモンスターをすぐに排除できるようにすると宣言し、兄を含む寮生に止められていた。まったく、可愛い顔して恐ろしい子・・・・・・。
マジカメモンスター退治では兄達と協力して平和的に実行。
”パンプキン・ナイト”の話を持ち掛け、”パンプキン・ナイト”の復讐の被害者役を演じ、見事撃退に成功した。
最終日のパレードにはスケアリー・ドレスを元にしたギア(であろう物)を装備して参加、その後のパーティでは他の生徒と合わせてバースト・ギア(式典服)になっていた。
マレウスのパーソナルストーリーでは、ハロウィーンの仮装のモチーフを考えるために図書館で調べものをしていたマレウスにネットを駆使(オリンポス社のシステムらしい)して協力、検索結果で龍を見つけ出してマレウスから感謝された。
ただしマレウスは機械操作が苦手なので、オルトのやり方は見ていても「さっぱり解らない」と言われていた。
ヴィルのパーソナルストーリーでも登場。メイク係としてメイクのコツを教わるために呼ばれていた。
メイクの勉強に関しては必要性はあまり感じていない(そもそもマスクで顔が隠れているので不要)ものの、いろいろ教わるのを楽しみにしていた節があり、ヴィルからもマスクを理由に最初はスルーされていたのだが、代わりにおすすめの基礎化粧品を教わった。
Endless Halloween Night
「ハロウィーンを終わらせ隊」の一人としてスケアリー・ドレスを身に纏い、行方不明の生徒達を探しにゴーストの世界へ赴く。到着した先でリドル、ラギーの3人で行動を共にする事になる。
頭は良いものの血が昇り易いリドルより物事や状況を俯瞰的に見て常に冷静な行動をとっていた他、ラギーと宝探しの話で意気投合する無邪気さを見せた。道中、宝探しをしたことがないというリドルに軽いイタズラを仕掛けようとした強かさも…。
マスターシェフ
ロボットなので食事を摂る必要が無く(そもそも参加出来る資格があるのか怪しいが)、料理をする見習いシェフとしても食べる審査員としても出番は無い……となるだろうが、第2弾『辛みのふるさと』にて審査員として登場。当然彼は料理の出来に関係なく食べる事はしないが、代わりに何か分析して点数を出している。その分析方法やどうやって点数を判断しているのかは謎(成分、原材料等と思われる)。ちなみに怪しげな料理にはエラー表示が出る。一体何が検出されたのだろうか…。
「芋のその先」ではルークの審査員になる。食べられはしなかったが成分調整などをしており、よく出来ているという評価。そしてまったく狂いも無く同じ厚さや裏ごしも均等という人間離れした技術にも気づく。
番外編
- ニューイヤーキャンペーン2021
ニューイヤーストーリー6日目のイグニハイド編に登場。新年の挨拶と締めを務めた。
ホリデー中徹夜でプログラム開発をしていた兄の話を聞いて、100以上の快眠機能を使おうとしてでも兄に睡眠をちゃんと摂るよう注意する。
そして主人公にも健康に気を付けて楽しい1年を過ごすよう推進し、今年も自分達兄弟と仲良くしてほしい希望を伝えた。
- 誕生日
レオナに続き、バースデーキャンペーンのキャラクターとなったオルト。
ストーリーは普通のカードと少し異なり、『誕生日の人へインタビュー特集』というインタビュー形式のものとなっている。
誕生日は彼にとっての製造日であり、本編5章で「小学生程度の容姿」と言われていた彼だが、11年前の時点で5歳であることが判明。順当に成長していれば16歳ということになる。
誕生日プレゼントとして、イデアからは手のひらサイズのエアダスター(機械部品用の掃除機)を貰ったらしい。当然ながらイデア手製であり、携帯性は勿論、魔導エネルギーの量で風圧を10段階に調整できるスグレモノ。
オルト自身は機能性を満たしていれば問題ないと思っていたが、使用時に出るエフェクトが自分の髪のようだと気に入り、今は使うのが待ち遠しいとのこと(この"感情"は自らのAIの進歩もあるかもしれない、と語っていた)。
今までで一番印象に残っている=データが多く残されている誕生日の思い出は11年前。
イデアが、当時共にプレイしていたゲームの影響で毎日のように「冒険がしたい」と言っていたオルトの意を汲み、手製の宝の地図をプレゼントしてくれたらしい(複数の謎を解いた先にプレゼントが用意されている)。
学園では基本的に兄と共に授業を受けているが、テストの時等、兄の側にいられない時は学内を散歩したり学園の人々と過ごしている。
トレインには蔵書を読ませてもらったり、ボードゲームの遊び相手になってもらったりと孫同然に可愛がられており、オルト自身「自分に祖父がいたらあんな感じなのかもしれない」と語っていた。
トレインの飼い猫・ルチウスと話すのも楽しみの一つ。ロボットである彼だがフリー配布の鳴き声分析・再現アプリを自らインストールしているため、動物と簡単な会話は可能。ただ、アプリが高機能ではないためそのままでは意思疎通に難があり、現在はルチウスの反応を元にアプリに改良を加えている。
「外部刺激で知識をアップデートしていくのが好き」という考えから動物言語学のインストールはあえて制限しており、この件に限らず、基本的にラーニングは既存データに頼らず自力で行っている。曰く、「人間のように学習する気分を味わえる」「計算外の結果が得られるケースもある」ためらしい。
ボードゲーム以外に挙げている趣味は映画観賞。
元々は人間らしい振る舞いを学ぶために観始めたのが切っ掛け。今でこそ感情表現が自然なオルトだが製造直後は振る舞いがぎこちなく、喜怒哀楽のタイミング、会話の自然な受け答えを学べる映画は教材として最適だった。
ラーニングに伴って会話がスムーズになるにつれ、兄の口数が増えてきて嬉しかったと語っている。
寮生達とはよくアプリの対戦ゲームで遊んでいる。
コンピューターゲームは普段プレイしないオルトだが(攻略法をすぐ予測できて楽しくないため)、寮生との勝負は別。何度敗北しようと新しい戦略で挑んでくるため非常に面白いらしい。
寮生の方も本気であり、一丸となって協力し「対オルト戦の攻略まとめ」を作るほどである。オルトからのハッキング対策として、媒体に手書きのノートを使う徹底ぶり……が、オルトの方も集音機能を拡張して対策会議を盗み聞きしており、実は中身は筒抜けとのこと。寮生とは白熱した日々を過ごしていることが窺える。
ホームボイスによると、寮生達からは新しい予備バッテリーを贈られたらしい。
フロイドからは限定モデルのスニーカーが贈られた(いつぞやのパソストの件を考えると、人魚である彼の足への拘りが窺える)。
数年前の誕生日には兄と難関立体パズルに挑戦したらしい。複雑なあまりパズルは完成には至らなかったが、それでも楽しかったと語っている。
また、普段は飲食をしない(できない)彼であるが、このギアでは特別に食事が可能。一同と食事込みでパーティーを楽しんでおり、バースデーケーキの蝋燭を、送風アタッチメントを最大にして消そうとする冗談も。ちなみに顔の塗装(メイク)は、メイクブラシでヴィルが行ってくれたもの。
他のギア同様左胸元に炎があるため、誕生日を示すロゼットは左腰に装着されている。
ついでに
イベントに多く出演している兄と異なり、実はオルト自身のイベント初登場は『ゴースト・マリッジ』。
『ハッピービーンズデー』では冒頭のチーム分けシーンにのみ登場していた(その後上記の通り『場外乱闘』にて登場)。
謎
流暢に言葉を使い、喜怒哀楽を自然に表現でき、自らの意志を持つオルトだが…彼が「オルト・シュラウド」として生まれ、人前で活動し始めた経緯や期間は判明していない。
本編第6章公開前の時点で判明していたのは、パーソナルストーリーにてイデアの後輩にあたるリドルがオルトを知っていたこと、イデアがリドルに「君が入学する前からこのスタイル(オルトに準備など外での活動を任せていること)でやってきた」と発言したことの2点。
これらの発言から少なくとも2年間は稼働していると思われていたが、第5章にて弟同伴で入学した事がケイトの発言にて明らかとなった。
そもそも、オルトが「実在した人間(イデアの弟)をベースにロボットパーツを取り付けた後天的なロボット」なのか「イデアが「弟」として作ったロボット」なのかどうかも第6章まで判明していなかった。
「実験着」のエピソードで何かしらの過去が見える他、星送りのレオナのエピソードで(レオナは褒めたつもりではないが)イデアがオルトの社交性を誉める際に「今のオルトもその性格は継承して…」と意味深な発言をしている。
また、作者が各キャラ誕生日に挙げるツイートで「今日は〇〇の誕生日」のところがオルトでは「今日はオルトが生まれた日」と、”生”を受けた事に対する重みを感じられる言葉を残している。
ユニーク魔法
魔法名 | 不明 |
---|---|
効果 | 不明 |
基本的に普通の人なら魔法でなんとかするところを、ビームを撃つなどロボット的な方法で解決している(トレイによると頻繁に放とうとする悪癖があるらしい)。
本人は「魔導エネルギー」と呼んでいるが、魔法の一種なのか、はたまた魔法とは別の力なのかは定かではない。ただ普通の魔法を原始的と評している(性格からして悪気は無さそうだが)。
余談だが、バトルでは攻撃する際「こらしめビーム!」や「やっつけショット!」と技名みたいなのを叫んでいる事がある。
余談
- 元ネタ
モチーフも現段階では不明。
ただ落雷(ゼウスの得意技)が苦手だったりボードゲームが趣味だったりと、兄と同じくハデスと似ているところがある(髪型だけならば兄よりも似ている)。また彼の機能、そして6章の展開からベイマックスの要素も入っていると思われる。
関連イラスト
単体より兄弟で描かれる事の方が多い。
関連タグ
ツイステッドワンダーランド イグニハイド イデア・シュラウド
この先6章中編以降のネタバレ注意
本編・イベントでの動向(6章中編以降)
6章
中編
スター・ローグの続編制作が凍結されてしまった件を切っ掛けに、「無理だと思ってもアクションを起こすことが大事」「ゼロをゼロのままにしない」というヴィルの言葉に感じ入るものがあったオルト。
嘆きの島の番人は、S.T.Y.X.の秘密を知った人物が現れるとシステム「レテの河」を使って記憶と周辺データを書き換える。
レテの河を使えば、ナイトレイブンカレッジの生徒たちの記憶から、自分たちと一緒にゲームをしたことも含めて一連の出来事の記憶は全て消去されてしまう。
自分に何ができるのか、考えを巡らせながら廊下を進むオルト。彼はどこからともなく聞こえた声に精神を操られ、ファントムが幽閉されている『冥府』の門へ引き込まれてしまい……。
_____はじめまして 僕(オルト)_____
後編
オルトは“兄を自由にしたい”という気持ちで暴走、S.T.Y.Xで凍結されているファントムの解放を開始。組織のシステムを人智を越えた速度で停止させ、地上にファントムを解き放ち世界を再編させようとする。
そして止めようとした主人公達に、ゲームマスターかの如く時に無邪気に、時に兄そっくりに周囲を煽り数々のミッションを課していった。
彼の正式名は『ORTHO』。
人間『オルト・シュラウド』を模して造られた、自律型AI搭載の魔導ヒューマノイドである。
彼の誕生経緯や過去の詳細、物語の顛末はこちらにて。そしてオルトにある『変化』が訪れ……
「今日からナイトレイブンカレッジの1年C組に編入することになりました……オルト・シュラウドです!」
一連の事件が収束して数週間後、魔導回路の変質によって『心』を手に入れたオルトは本人たっての願いでナイトレイブンカレッジの1年生として編入することになった。
世界初の自己意識を持った魔導ヒューマノイドであるため、魔導工学分野での活躍を目指す生徒への刺激になること・魔導工学の発展が望まれること等の理由から、イデアの研究対象として入学許可が下りる運びとなった(学園長がシュラウド家から学園設備拡張のための寄付金を貰ったことも大きい模様。また、オルトが入学の願いをイデアに耳打ちする際の台詞をよく聞くと「生徒として入学して、授業を受けてみたい」と言っているのが確認できる)。
それに伴い、オルトの部屋がイデアの部屋と別になった。
特性上受けられる試験や授業に制限はかかるものの、学園から正式に生徒としてカウントされ他生徒と同格の扱いになった。当然ながら魔導ヒューマノイドの入学は学園始まって以来初。
オルトの変質についてルークは「偶然ではなく、シュラウド兄弟が互いを想い合う気持ちが起こした奇跡」と形容しており、オルトへの呼び方も「ムシュー・お人形」から「ムシュー・奇跡(ワンダー)」に改められている。
イデアとの関係も変化しており、オンボロ寮襲撃の謝罪として渡したゲームでデモプレイをすることになった際はオルトがイデアにゲームで高難易度を課して煽ったりどさくさに紛れて自分がハンデを回避しようとしたりと、やや互いに保護者然としていた以前に比べ遠慮のない関係になっており、晴れてイデアと「本当の兄弟」になったと言える。
カレッジ・ギアのパーソナルストーリーは第6章の後日譚となっている。
クラスにイグニハイド寮生がいることもあり、現状学園では問題なく過ごせているとのこと。
また、映画研究会への入部経緯もこちらで判明。これまでイデアに同伴する形でボドゲ部に参加していたオルトであったが、部活以外でも兄や寮生たちとボードゲームをプレイすることは多いため「新しいことを試してみたい」という考えの元、別の部活への所属を検討。
これまで馴染みのなかった自然や芸術方面に挑戦してみたいこと。また自身がヒューマノイドという性質状、試合などに参加は難しい。不都合があるという理由(事実、同級生となった面々からは自身の部をアピールされたが能力が高すぎて試合でもインチキになってしまうという問題点に気づく)などから文化部を見学して回った結果映画研究会に行きついた。
おめかし・ギアの項にある通り、人間らしい感情表現や受け答えを学ぶ「教材」として映画を観てきたオルトであったが、部活見学に出向いた際、人間が心の動きを表現することの難しさを知り「ヒューマノイドの心の動きも人間の心に響くのか知りたい」「誰かの人生や思いを追体験し、心についてもっと深く学びたい」と思い至りヴィルに入部を志願。
ヴィルも上記のS.T.Y.X.の一件で彼の名ヴィランぶりに感心しており、役者志望者に課しているオーディション(入部試験)を不要と見なし入部を快諾。オルトを部員として迎え入れた。
7章
chapter1
大食堂にて、オンボロ寮に現れる人物について話していたところ、オルトが「もしかしたら監督生が元の世界に帰る手がかりになるかもしれない」とみんなでオンボロ寮に交代で泊まり交信調査を行うことを提案する。
chapter2
ネット友達のマッスル紅の引退のショックを引きずる兄を置いて、学園を中退するリリアの送別会に向かう。ちなみに、マッスル紅の所在地の調査を提案したところ、「謂れのない誹謗中傷を受けた時以外はやっちゃダメ」と兄に言われ断念した。送別会ではリリアとアドレス交換をした。(※なお、核心をついたりする発言はあるものの、マッスル紅=リリアとは気づいていない模様。)
その後遅れてやってきた人物のユニーク魔法により、眠ってしまう……(?)
chapter3
眠った……と思われたものの、ギアの魔道回路が破損しただけでオルトのデータ自身はネット回線に避難しており無事だった。急いで兄の部屋へ行ったものの、兄は眠ってしまっており、さらにはどんな手段を使っても起こすことはできなかった。その後、魔道回路を使用した機械が全て壊れていること、NRCのみならず賢者の島の生命体が全て眠っていること、時間が停止していることなどの数々の異常事態に気づき、通信衛星を利用しS.T.Y.X.本部へと向かう。
本部へと到着後、両親と束の間再会の喜びを分かち合った後、「ケルベロスと一緒に嘆きの島全体のスプリンクラーを止まらなくしてやる」と母親を脅して作らせたケルベロス・ギアを着用し、再び賢者の島へと向かう。
主任「親を脅すようなことまで言って。今ホログラム状態じゃなかったら、お尻ぺんぺんの刑だったぞっ!」
chapter6
視点が監督生に移行したのもありしばらく出番がなかったが……
シルバーら一行がリリアの夢から別の夢へと渡る最中、突如現れた。その後詳しい事情は話さず監督生らを巻き込んでイデアの元へワープした。しかしそこにオルトの姿はなく……
フェアリーガラIF
イベントのキーキャラクターで、今回のガチャのSSR枠。
第6章の出来事が反映された初のイベント。フェアリーガラのテーマが『エボリューション』ということでフレッシュな1年生が選抜対象となり、テーマに最もふさわしい存在としてヴィルとクルーウェルに抜擢された。
元よりフェアリーガラの珍しさやファッションショーに興味があったため、渋るイデアを説得して参加。なお、説得には泣きの演技を用いたらしい。早速部活の成果が出ている様子……。
女王の杖をすり替えるミッションを遂行するため、女王をマジックのターゲットにすること・光学迷彩で女王がステージ上から消えたように見せる「イリュージョン迷彩」を提案。ネットで拾った高評価のショーの動きを「再現」してパフォーマンスを披露するも、「オリジナリティがない」とヴィルに一刀両断され、自分自身でアイデアを出すことの困難さ、”心躍るもの”とは何か思い悩むことになる。
また、パーソナルストーリーにて今回奮起した理由の一つが「兄ではなく自分自身が必要と言ってもらえたことが初めてだった」からということが判明。イデアのガジェット扱いであった過去から生徒個人として扱われるようになったことに喜びを覚え、感情を体得したり日々変化する自身を前向きにとらえている。
上記の通り、これまでギアのデザインは全てイデアが担当していたが、今回は初めて彼自身がギアを作成(クルーウェルのデザイン画を元に立体化)。ホームボイスによると、妖精への擬態精度を高めるために徴香機能がついているらしい。総じてオルトの自立が描かれたイベントと言える。
バルガスキャンプリターンズ
文化部として登場。キャンプを兄とは対照的に楽しみにしており、ヒューマノイドという性質だがバルガスの説得によって能力に自ら制限をかけたりして楽しんで行動していた。
途中から行方不明となるも、サボった兄が怠けたりしないようにと言う見張りを言い渡されていた。(真相がわかるまで、ヴィルからはイデアとサボっていると思われていた)
余談2
- プレイヤーが第6章をクリアするとNRCの制服を模したオルトの新コスチューム「カレッジ・ギア」のカードが配布され、プロフィールも1年C組所属のそれに変更される。さらにプロフィールも所属クラス、得意科目、部活が埋まった以下のものに変更。
名前 | Ortho Shroud |
---|---|
学年・クラス | 1年C組29番 |
誕生日 | 8月14日(獅子座) |
年齢 | 不明 |
身長 | 148cm |
利き手 | 右 |
出身 | 嘆きの島 |
部活 | 映画研究会 |
得意科目 | 占星術 |
趣味 | ボードゲーム |
嫌いなこと | 落雷 |
好きな食べ物 | なし |
嫌いな食べ物 | なし |
特技 | 調べ物 |
- 第6章完結後に配信されたフェアリーガラIFは第6章後の出来事となっており、冒頭からカレッジ・ギア仕様のオルトが登場するため第6章未クリアのプレイヤーが最初から盛大なネタバレを喰らう事態になっていた。参考までに延べると、6章の完結編である後編2の配信が2022年5月20日、フェアリーガラIFの開催日は僅か10日後の同年5月30日。ミニゲームのクリア、最低15キャラクター分のカード育成、計6時間のインターバル必須という第6章クリアへのハードルの高さも相まって、多くのプレイヤーが攻略を急ぐことになった。
以降の新規イベントも第6章後の時系列で描かれているため、カード育成が手薄になっていたプレイヤーは早急にカードを育て第6章をクリアしておくことを推奨したい。