--憎しみの黒き最強剣
概要
武器を高速回転させて生み出す螺旋状の衝撃波で対象を貫く技である。少年時代には原型が出来ており、復讐のために未完成な状態でアバンに放って不発に終わる。魔王軍に所属してからも更に磨きをかけ、完成に至る。
突き技であるため、剣でも槍でも使える汎用性が特徴。ヒュンケルの武器が鎧の魔剣から鎧の魔槍に変わって以降、ヒュンケル自身の力量が上がり武器が強化されたことで、超金属を砕くほどの威力に成長していった。
命中すれば必ず大ダメージを与えるが、この技で倒したネームドキャラクターがいない。1991年版の劇場用作品『ぶちやぶれ!!新生6大将軍』のみ例外で、クロコダインの獣王会心撃と同時にブラッディースクライドを放ち不死将軍デスカールを仕留めた。
元々は幼き頃に父から剣術の鍛錬時に受けた突き技が原点と思われる。
実際父もアバンとの戦いで壁を抉るほど強力な付き技を見せている。
活躍場面
不死騎団長ヒュンケル
復活の魔剣戦士
- バルジ島で魔軍司令ハドラーと決闘した際、とどめの一撃として仕掛ける。しかし、ハドラーの計略にかかってしまい反撃を受けた。
アバンの使徒ヒュンケル
- 竜騎衆の海戦騎ボラホーンに対して放ち、大ダメージを与えるが仕留めきれずポップを人質に取られてしまう。
- 竜騎将バランとの一騎打ちに割り込んできたアルビナスを迎撃。彼女の右肩を丸ごと抉る。
- 大魔王バーンに仕掛けるも、指一本で受け止められてしまい大魔王の戦闘能力に驚愕する。
- バーンパレスにおけるヒムとの戦闘で発動。彼のコアを貫通させる。ヒムを仕留めたかと思われたが生存しており、再戦となる。
ぶちやぶれ!!新生6大将軍
- 獣王会心撃との合わせ技でデスカールを仕留める。
漫画版クロスブレイド
いたずらもぐらに人質を取られ手も足も出なかったヒュンケルだが、最後は怒りのブラッディースクライドで逆転勝利する。
小話
連載当時、アバンストラッシュと並び多くの少年達が真似をした技でもある。しかし手に持った武器を360度回転させるのは人間の腕の構造上不可能であるため、この技を再現するには武器自体に回転ギミックを追加するなどの工夫をする必要がある。
綴りは「Bloody Scraid」。スクライドは造語であり、原作者の三条陸によると、「スクリュー(螺旋)+グラインド(砥ぐ、削る)」とのこと(同名のアニメとは関係無い)。