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無自覚チートの編集履歴

2024-03-09 10:40:26 バージョン

無自覚チート

むじかくちーと

自分の強大な能力を自覚しない人のこと。

概要

特定の分野や括りにおいて、極めて優秀な能力を持っていながら、それを全く自覚していない人物・キャラクターもしくはそういった人物が主人公の作品ジャンルを指す言葉。


異世界もの(中でも転生ものの要素を含む作品)の主人公によくある傾向で、代表的なのがチート能力を授かって異世界に転生転移召喚された主人公が、その世界の標準的な能力を知らず、そしてそれを比べる機会がないことで、自身のチート能力を気付くことが出来ない(しかも、それが世間では普通の能力だと思い込むことが多い)。


その後にチート能力を披露し、それを目の当たりにした人々が愕然とする中でも、あれ?どうしたの?「これぐらい普通なのに?」と周りの反応に困惑し、さらに何故か「もしかして、能力が低すぎて驚いた?」と真逆な思い込みをして気付けずにいることもある。

そんな事はないと説明しても「またまた…おべっかなんてやめてくれよ」と絶対に信じようとしない。


現地主人公もの作品の主人公の場合、本編開始までの間に育ってきた環境・受けてきた教育が理由で『自分を普通以下、未熟者落ちこぼれだと思い込んでいる』という要素もある。

本人にその気はなくとも、他の登場人物や読者(視聴者、プレイヤー)からは嫌味に感じられてしまうこともある。


また、この無自覚状態を維持するために負のご都合主義の域に達する程の不自然なレベルで観察力や注意力、学習能力が無いことになっているパターンもあり、その場合も読者からは不快に思われてしまうこともある。


一方で主人公のチート能力を周りも気付いていないことがあり、追放ものざまぁ系の作品では悪徳勇者や高ランク冒険者パーティーがチート能力の主人公を追放したことで転落していく展開が多い。

この場合は、主人公とは駆け出しの時からの付き合いのために主人公のチート能力の凄さに気付いていないパターンや主人公のチート能力で強化された力を自前の力と勘違いして気付いていないパターンなどがあり、結局は追放した後に気付くことになる。


関連タグ

チート チートキャラ


WEB小説小説家になろうカクヨムを始めとした投稿サイトに『主人公が無自覚チート』の作品が多数投稿され、作品ジャンルとして確立された。


謙遜:無自覚チート主人公は己の能力の高さに反比例するかの如く、物腰が低いのもあるある要素の一つだったりする。


またオレ何かやっちゃいました?:無自覚チートの代名詞とされるセリフ。


まるで成長していない:能力自体は人間離れの域に達する程に高くとも、一般常識(特に自分のチート級の規格外の能力に対しての無頓着さ)に関しては他者から何度教えられても頭ごなしに否定して、微塵も改善されないという厄介なパターンもある。(後述のロイドがその模範例)


負のご都合主義:前述の通り『主人公が自分のチートに無自覚である』という状態を延長させるために、張本人の主人公や周囲の人物達だけでなく、能力を測定するスキルや装置にまでこれが働くケースも見られる(例:『対象の能力値等を測定・鑑定するスキル・装置』を主人公に対して使用する場合、『下4桁までしか測定・表示できない』『極端に大きい(オーバーフローな)数値だった場合、測定不能やエラー等ではなく0と表示する』等の欠陥があったために、主人公は自分の能力を正しく自覚できない)。


異世界もの(追放もの):無自覚チートが主人公を務める定番ジャンル。


関連作品

涼宮ハルヒシリーズ主人公の強大すぎる能力を自覚させないようにするのが主軸の物語。


該当するキャラ・人物

孫悟飯:『ドラゴンボール』の登場人物。もともと非好戦的な性格が災いして自らの才能や戦闘力に無頓着な所があり、精神と時の部屋の修行を経て父である孫悟空の戦闘力を超えたのを自覚せず、悟空のフルパワーに他の人物が驚愕する中、一人だけ「みんなが何に驚いているのかわからない」という反応を何度も見せていた。『オレンジスターハイスクール』では目立たないようにしていたつもりだが、野球では舞空術を駆使してホームランボールをキャッチする(その後空中からサードに超剛速球を投げる)、デッドボールを顔面に受けても痛がる素振りすら見せないと全く加減が足りておらず目立ちまくり、当人だけは目立ってないと思い込んでいる。

ロイド・ベラドンナ:『たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語』の主人公。物心ついた時から育った故郷であるコンロン村が極めて規格外であったため、人間離れどころかこの世の理離れの領域に達する能力を持ちながら自分を未熟者だと思い込んでいる典型的な無自覚チート主人公である。

シン=ウォルフォード:『賢者の孫』の主人公。上記の「またオレ何かやっちゃいました?」の代表例。特の初期の頃はこの傾向が多く、同年代の親友達と接してからは自覚するようになるが、それでも時折やらかす。

ハルト・ゼンフィス:『実は俺、最強でした?』の主人公。自分が他人と異なる力を持っているという自覚はあるのに、怠けること最優先で小難しいことに対する理解を放棄している。

ローナ・ハーミット:『世界最強の魔女、始めました』の主人公。自身のスキルが貴重であることを理解しているが、天然ボケに加え作中の世界設定が原因で周囲に与える影響力を過小評価している。

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