概要
CV:村瀬歩
主人公で、日本人男性の前世を持つ転生者。
中3の時にいじめによって引きこもりとなり、そのまま5年も自堕落な生活を続けた果てに突然死。
そこに現れた女神から「魔力が絶対視される異世界への転生」を持ち掛けられ、膨大な魔力を授かったうえで、オルテアス王国の王子ラインハルト・オルテアスとして生まれ変わる。
だが、女神の調整ミスのせいで貧相な魔力しかないと勘違いされ、死産扱いとなり森に遺棄。この扱いに憤った辺境伯ゴルド・ゼンフィスによって保護され、彼の養子として育てられた。
人物
性格は怠惰。女神からの転生の誘いに応じた理由も「転生チートで面倒事を避けて自堕落な生活を送る」ためであり、チートで美女を複数侍らせる・現代日本の技術を再現して巨万の富を得る・魔王を倒して勇者になるといった無双行為には全く興味がない。知識は基本的に自分の生活と娯楽のためにしか使わず、人付き合いについては前世の経験ゆえにコミュ障を自認しており、学院に通うことすら「他の生徒(特にパリピみたいにキラキラしている高位貴族のグループ)と関わりたくないから」という理由で嫌がるほど。
異世界の一般教養はそれなりに身に着けているが、その性格と目的ゆえに興味のない事柄に対して真面目に取り組まず、適当に振舞っては無自覚に周囲を勘違いさせている。というよりも、何か疑問が生じても思い込みで間違った答えを導き出し、それが正しいものだと自己完結してしまう悪癖を持つ。
上記の通り人間関係の構築を苦手としているが、今生の自身を育ててくれたゼンフィス家の人々や異母姉マリアンヌ、実弟ライアスなど、数少ない知己については大事に想っており、彼らを害する者は誰であっても容赦なく殲滅するドライな一面もある。特に血縁上の両親である王と王妃は自身を捨てたため親とすら思わず、王妃のほうは後々社会的に抹殺している。
また魔族や魔物であっても「人に害を為さなければ問題ない(万が一、襲ったとしても腹を空かせてるなどの正当な理由があれば許容する)」という怠惰が故の博愛主義を持っているため、後述の能力の高さも相まって、先代魔王・イリスフィリアの生まれ変わりだとフレイからは勘違いされている(なお、本物のイリスフィリアが転生したと思われる少女からは「キミのような考えを持つ人間がもっと増えればいいのに」と評価もされている)。
また、漫画やアニメでは憤ると瞳孔が縦長になる様が描かれている。
能力
この世界で観測されている人類の最大魔法レベルは77だが、彼のレベルは最初から最大1002。しかし、現存する測定器では2桁までしか計測できないため02までしか表示されず、ハルト自身が作成した3桁用測定器でも002と表示されるため、本人ですら「さすがに4桁はないだろう」と思い込んでおり実際の数値を知らない。
使える魔法は無属性の基本魔法である「結界魔法」のみ。ただし、高い魔力レベルで形状・大きさ・彩色すら自由自在な結界を際限なく作り自在に操ることができ、
- 自身を覆うことで身体能力補助
- 敵を覆うことで攻撃
- 怪我人の負傷箇所を覆い治癒
- 自律行動可能な分身「コピーアンドロイド」
- 監視用結界と板状結界の監視モニター
- パソコン風の形状・性能にして前世(現代日本)のネット環境に接続
など、作中人物のみならず読者・視聴者の大半が「結界とは何ぞや」と言いたくなるほどの規格外の汎用性を持つ。
以上のことについて、ハルトは「魔力レベルが低い代わりに結界魔法を他人よりも効率的に使用できる」と(間違って)解釈している。
そのため、学院編入試験で出題された結界魔法の理論は自分の感覚そのままに解答したものの、学院の中でも変人であるティアリエッタ教授に気に入られてしまった。
ハルトC
ハルトが自身の身代わりとして作った分身。オリジナルとの外見上の差異はアホ毛の数が1つ多いこと。コピーなので魔力は持たず、攻撃も防御もオリジナルの補助を必要とする。
作成時点での記憶・人格はオリジナルと完全同一だが、自身がコピーという自覚があるため、命令には渋々従う。
シヴァ
義妹のシャルロッテ・ゼンフィスに自身の真の力の一端を知られた後、彼女の希望に沿い「正義の味方」として扮するようになった黒仮面の怪人。
衣装は全て結界魔法で構成されており、声も結界の応用で変えている。
ガワだけを作って限定的な遠隔操作も可能。
...あちらの制作会社に怒られなかったことが不思議である。
なお、設定上は説明にある仮面のテロリストと似たような境遇ではあるが。
ちなみにハルトの中の人はそのテロリストと敵対する役を演じている。
関連タグ
ペイストリー=ミル=モルテールン:同時期にアニメ版が始まった転生ファンタジー作品の主人公繫がりかつ、中の人繋がり。