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世界最強の魔女、始めました

せかいさいきょうのまじょはじめました

『世界最強の魔女、始めました~私だけ『攻略サイト』を見れる世界で自由に生きます~』とは、「小説家になろう」にて連載されている小説。
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概要

作者は坂木持丸。イラストはriritto、コミカライズ版作画は戸賀環が担当。

とある名家から低ランクスキルである(と思いこまれて)追放された元令嬢少女が、実は知る限り最高ランクの上の更に上のランクであることを知り、そのスキルを使って世界を自由気ままに冒険するノンストレスアドベンチャーライフ。

SQEXノベルより書籍化され、講談社のWeb漫画サイト「月マガ基地」などにてコミカライズ版が連載されている。

































…ウソは言っていない。





もう一度言うが、…ウソは言っていない。



明言こそされていないが、作中世界は「ファンタジーもののロールプレイングゲームの中」であり、その外側に我々と同じような現実世界が存在する。そしてこの世界の住人は誰一人としてそのことを知らずに生きている。

主人公の少女は、どういうわけか現実世界の情報に自由にアクセスできる規格外のスキル「インターネット」を獲得してしまい、そこからこの世界(ゲーム)の全てが記された「攻略サイト」を発見。手に入れた情報でほんの少し楽をしようとした結果「世界最強のステータス」まで獲得し、旅先で様々なトラブルを起こしていく。




「私はただ、平和に自由に生きたいだけなのに~」


登場人物

登場人物の大半の名前の由来はネット用語やスラングになっている。


  • ローナ・ハーミット

本作の主人公。15歳。

元々は武門に優れた辺境伯家「ググレカース家」の令嬢だったが、スキル鑑定の儀でハズレスキルを発現したことで「家の恥さらし」と罵られ着の身着のままで追放され、亡き母の旧姓であるハーミットを名乗る。しかし、そのスキルの真のランク(強さ)とその使い道を知り、世界最強の魔女になる(なってしまったのが正しい)。

世間知らずなお人好しで天然ボケかつ気持ちの切り替えが早いポジティブな性格。手にしてしまった人智を超えた能力と誤解交じりのネット知識で無自覚に無双プレイを行い、周囲を無自覚に振り回している。

代表的な保有スキルはSSSクラス「インターネット」。空中にウインドウを展開し、文字入力をすることで必要な情報を何でも検索できる万能ツール(入力キーと表示言語はこの世界に存在しないはずの日本語だが、ローナのみスキルの影響か見ただけで読解できる)。しかし、作中世界にインターネットという文化がそもそも存在しないことに加え、スキルやアイテムのランクは上からA~Gが基本の世界において本来ゲームクリア後にしか登場しないS・SS・SSSクラスであるため、詳細を知らない者には「Gより遥かに劣るハズレスキル」と誤認される。ネットの掲示板での書き込みも参考にしており、ネット民を「」と誤解してその知識や語彙を旅先で親しくなった人々に布教している。

武器は【世界樹杖ワンド・オブ・ワールド】。本来はメインシナリオクリア後のエンドコンテンツ報酬だったが、攻略サイト情報によって序盤で入手してしまい、杖自体にストックされているMP99999に加え、広範囲の敵からMPを奪うSSSランクスキル「星命吸収(テラ・ドレイン)」による事実上無限のMP(作中人類のMP最大値は999)、そして魔法攻撃力に大幅な補正が入るなどの化け物じみたステータスになってしまった。そのせいで初級魔法しか使えないのに毎回どえらい威力になる

防具は【終末竜衣ラグナローブ】。高難易度隠しボスを裏技で倒して得たドロップアイテム。高い防御性能に加えSランクスキル「エンチャント・ウィング」で背中に翼を生やしてどこへでも飛んで移動できるようになり、神の使いやら救世主やら人外扱いされる元になっている。

名前は「なろう」、旧姓は「ググれカス」から。


  • エリミナ・マナフレイム

この世界における「始まりの町」にあたるイフォネの町のギルドマスター。18歳。

Aランクスキル「獄炎魔法」を持つエリート魔法使いで、ググレカース家のお抱えからさらに上へと伸し上がろうとしていたが、冒険者試験を受けるためギルドに来たローナの膨大過ぎる魔力にビビり、敵に回すことを恐れてググレカース家から離反。

おかげで、本来メインシナリオ途中で死亡する運命から知らないうちに逃れたが、その後も馴れ馴れしく関わってくるローナに怯える日々を送る。攻略サイトのプロフィール曰く「二次創作のとある界隈では大人気」らしい。


  • ググレカース辺境伯家

ローナの実家。父親や兄たちはBランクの高位スキルに胡座をかき、「霊脈の守護」という家の役目を利用してやりたい放題している典型的な悪徳貴族である。

しかし、ローナ追放が発端となりその威光は失われ、悪事もバレて僅か1週間で破滅した。その悪事が明るみに出たのは、(殆ど間接的だが)追放されたローナが関与している。家族ぐるみの悪行だが、描写を確認できる限りローナは知らないと思われる。


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