サガット
さがっと
プロフィール
概要
『ストリートファイター』シリーズの初代ボスキャラ。
その蹴りに比肩する威力を持つ技は存在しないとまで言われた男。
かつてリュウに敗北を喫し、胸の傷は昇龍拳によって刻みまれた。
ガッチリとした見た目に反し、身長226cmに対し体重が『II』・『IV』の設定で78kgという明らかに不自然な体格設定になっている。BMIは驚異の15.3。
『ZERO』では109kgに増やされたがまだまだおかしい(尤もおかしいのはサガットに限らないが)。
これだけだとどこがおかしいのかわかりづらいため、実在の人物を参考にしてみよう。
巨体と言えばジャイアント馬場が居り、一見するとやせ形に見えるが
そんな彼も公式では身長209cmに対し体重135kgもある。
サガットと同じくらいの身長(226cm)で調べてみると、馬場氏より更にやせ型のバスケットボール選手、ヤオミンが体重141kgである。
つまりそういうことである。
他のキャラクターの体重に適正化が図られた『V』でも、サガットの体重は『ZERO』よりも軽い98kgにとどめられた。BMIはたったの19.2。
初代ストリートファイターより前の頃
眼帯で塞がれている目は失明している。これは若い頃に喧嘩で視力が低下したところを火引弾の父、火引強との戦いで完全に失明したことが原因。
初代ストリートファイターの頃
リュウとの闘いで、リュウの起死回生の昇龍拳によって敗北し、胸に一生消えることのない傷痕をつけられた。
この敗北により、帝王の座から脱落した事により、地位も名誉も失う。傷が癒えると共にリュウに対する復讐心を燃やすようになる。
リュウに敗北後
ベガに強い相手と戦えると勧誘され、戦いと力を求めてシャドルーのベガの用心棒、護衛役となる。要するに、強くなる事でリュウを越える事を切望していた時期である。
最初は復讐のためにリュウとの戦いを渇望していたが、それが進むにつれて自身の格闘家としての姿勢を改善していく事となる。
『ZERO2』ではリュウとの再戦を経て自分なりの答えを見出し、タイガーブロウを超える技の会得のため一時的にシャドルーから離れ修行を開始する。
『ZERO3』では復讐心から得られる力に限界を感じていた所に、ベガがリュウの力を野望の為に利用しようとしている様を見てベガに反逆。操られるリュウに活を入れ、正気を取り戻させ再戦を誓い合って別れている。
『II』シリーズのEDでは帝王の座奪還と共に格闘家としての誇りも取り戻したらしく、リュウとの再戦を予感し更なる向上を決意する。
…と、この様に、回を重ねる毎にリュウとの関係はどんどん良好な方向に向っており、やがて唯一無二のライバルとして認識し純粋に彼との戦いを楽しむように変わっていった。
最近に至っては『漢の友情』以外の何物でもないものまで芽生えているフシがある。
シャドルー脱退
『IV』の時点ではすでにシャドルーを脱退しており、エンディングでは闘いの勝ち負けが些細な事であるように感じ、『拳で語ること』そのものこそが自身の求めているものではないかと悟った。
そして『ストリートファイター×鉄拳』では、ダルシムと共に南極で行方不明になった子供たちを助けるべく共闘する(他のシャドルーメンバーおよびジュリはパンドラの箱を独占しようと目論んでいた)。本当は凄い良い人。
『ストリートファイターV アーケードエディション』ではシーズン3最後の追加キャラとしてついに登場。今作でも堂々たる帝王の貫禄を見せるが、内心では殺意の波動に目覚めかけ、全てを破壊する衝動に駆られてしまう。この時のサガットは十数年ぶりに「黒目」が見えた程危ない。自分に打ち勝つため、再びサガットは挑戦者として鍛えなおすのであった。
シャドルー関係者とは相変わらずギスギスしており、自分の後釜についたF.A.N.Gに対しては「小賢しい!」と一蹴し、向こうからも「裏切り者」呼ばわりされている。そんな中、バルログからの評価が若干変化しており、彼の対サガット勝利セリフから対応が軟化しているようにも見受けられる(サガット側の勝利セリフは相変わらずだが)。
サガットのホームステージ
サガットのステージはタイで、初代ストリートファイターでは巨大な寺院のような屋敷の前が戦いの場だった。
ストリートファイターⅡ以降は涅槃仏の場所が舞台で、ストリートファイターⅡシリーズおよびZEROとZERO2まで一貫している。初代ストⅡのみヤシの木が設置されており(SFC版にはない)、初代ストⅡからダッシュターボ、ZERO2では昼間だがスパⅡ・スパⅡXでは夕暮れ、ZEROでは夜になっている。
人物
“隻眼の猛虎”の異名を持つムエタイ界の帝王。
まだ少年だった頃にその時のムエタイ界で帝王だったヌアカンを倒し、若くして帝王の座に就いた程の猛者であり、強者との戦いを何よりも好む生粋の武闘家。初期の頃は弱者には一切の容赦はしない非情な性格とされていたが、サガットの基準でいう「弱者」とは一般人のような力無き者のことではなく、卑劣な手段や姑息な手段を取る「卑怯者」のことである。そのため、一見すると恐ろしい風貌だが、自身が身を寄せている村の子供達と手を繋いで仲良く歩いていたり、旅先での出来事を笑顔で話していたりと穏やかな一面を見せており、決して戦いにしか興味がない冷酷な戦闘狂というわけではない。一方で戦いの世界に踏み込むのであれば、明らかに自身よりも格下の者であっても容赦はしない。良くも悪くも真面目で戦いに善悪の基準を持ち込まず、ムエタイを神聖なものとして考えている。
ただし、最近では未熟な者に対しても厳しくも遠回しに叱咤激励をしたり、自身の進むべき道に迷っている者に対して、ぶっきらぼうながらアドバイスをしたりすることも多い。
リュウと初めて出会った時の戦いで帝王としての初の敗北を喫し、それまでの自身の名声を地に落とした(あくまで切っ掛けであり、リュウは純粋に最強の格闘家と名高いサガットに挑戦しただけ)彼への復讐心に囚われていたが、再戦した際にリュウがそんな自分を哀れんで、手加減していた事を知り復讐に疑問を抱くようになる。そして戦い続ける中で勝ち負けではなく「強者との純粋な戦い」こそが自分が求めていたものだと悟り、現在ではリュウを「強敵」=「友」と呼び、良きライバルとしてお互いに認め合っている。
勝ち負けに拘らないという姿勢をシャドルーのメンバーや元弟子のアドンなどから「敗北者」や「負け犬」と見なされて軽蔑されているが、当のサガットはそんな者達に腹を立てるどころか、以前の自分と重ね合わせて哀れみの目で見ている。逆に純粋に戦いに打ち込む姿勢を多くの人物から評価されていて、特にリュウやさくらなどの純粋な戦いを好む者からは好印象を持たれている。一時期は悪の組織のシャドルーに加担していた過去を持つが、その事を知っているシャドルーを憎んでいる春麗やガイルからは悪人とは見なされていない。
人間関係
- 昔は復讐の対象、現在では良き好敵手。中平正彦版の漫画では初代ストリートファイターの時にサガットがリュウを瀕死の状態にした際に、殺意の波動に目覚めたリュウに昇龍拳を放たれて、サガットは胸に傷を受け倒される。
- リュウへの復讐を誓っていた頃にベガに勧誘され、一時的にシャドルーに加入していたが、バルログやバイソンと同様に忠誠心など微塵もないどころか、嫌悪感さえ抱いている。ベガの方も忠誠など最初から求めておらず、自身の野望のために利用できればどうでもいいらしい。
- かつて戦った格闘家、火引強の息子。彼から復讐心を抱かれている。サガットは自身が復讐に囚われていた過去を持っていたため、彼を昔の自分と重ね合わせて見ている。ただし、弾も同じように昔はサガットを憎んでいたが現在ではサガットをサイキョー流に入門させようとするなど、憎しみは殆ど消えている模様。
チットの兄
- 中平正彦作の漫画版で虎の密猟者のせいで虎に重傷を負わされていた所をサガットが救った。
チット
- 中平漫画作の漫画版で虎の密猟者に人質に囚われていた所をサガットが救った。チットの兄にリュウに嫁にやっても良いという様な発言されてチット本人も悪態はつきながらも満更ではない様子である。
ウイラメーウ
- 『ストリートファイターV』で登場。サガットの家に住み着いた虎。正式名は「ピチット・ウイラ・メーウ」。意味は「勝利する勇敢なネコ」、とのこと。
- 子供の頃、弱りきっていたところを保護してもらったことがあり、今ではすっかりサガットに懐いている。当初は「メーウ (ネコの意)」と呼んでいたが、思いのほか体躯が大きくなり、「いつまでもネコのままじゃ可哀想だ」と、村の子供たちが現在の名前を付けてくれたらしい。
- サガットがいるところならどこにでも現れるため、対戦相手も大変だろう。具体的には、空だろうがビーチだろうが東京の一軒家だろうが、虎が出てくるのである。税関仕事しろ。
- 元弟子。昔はサガットに敬意を示していたが、リュウに敗北した彼を「ムエタイを汚した」として軽蔑し、一方的に決別した。当のサガットの方も「お前を弟子にした事が人生最大の汚点」とまで言っていたが、アドンの方は「さっさと立ちやがれってんだ!」と言ったりサガットの方も「それでも我が弟子だった男か!」と言うこともある等、お互いに思うところがあるような様子を見せることもある。
- サガットがシャドルーを脱退した後、その後釜としてシャドルー四天王の座に就いた男。彼からは「裏切者」と呼ばれているが、当のサガットは「小賢しい」と眼中にも見ていない。
- カプエスなどでタッグを組めるが、さくらが「あの人(リュウ)には追い付けないのかな」とぼやいた所で「拳を交え続けるしかないぞ」と諭している。
- こちらもカプエスで相手になる同じムエタイ使いだが、「それがムエタイか?ものを知らぬ小娘だ…!」と一喝するが、タッグを組んだ場合はむしろ良好的な掛け合いを見せる。
- 初代の頃はリュウとケンの師匠を殺害したのはサガットとされており、タイガーショットは波動拳を参考にした技ということになっていた。
- しかし、『ストⅣ』で剛拳が復活参戦した際、二人の互いへの反応は明らかに初対面となっており、前述の設定は一切無かったことに。どうやら仇討ち設定はダンの方へと移行されたようだ。
ゲーム上の強さ
例外もあるが、大体の作品で最強クラスか最弱クラスという物凄く極端な評価になっている事が多い。特に(グランド)タイガーショットの性能一つで大きく評価が分かれる事になる。
必殺技はタイガーショットしか使わないが、ラスボスなので凄まじいダメージを誇る。その威力、なんと体力ゲージの7割。このためサガットに闇雲に波動拳を打つとタイガーショットを合わされ、相打ちOKすぎる状況に泣くことになる。
接近戦でも飛び膝蹴りとハイキックの連発、多用がいやらしく、これらの技の威力も高い。
さすがにラスボスだけあり相当の強さ。だが、この頃はしゃがんでしまえばタイガーショットは当たらず足払いをすればある程度は攻略しやすく人によっては一つ前のアドンのほうが相対的に厄介との声が多い。
ストリートファイターIIシリーズ
『II』ではシャドルー四天王の3番手として登場。
このシリーズから下段のグランドタイガーショットやタイガーアッパーカットを習得。
上下の飛び道具を駆使し、飛んできた相手を撃ち落とす波動昇龍戦法を主力とするキャラクターに。
そんな彼もラスボスから格下げされて丸くなったのかと思いきやそんなことはなく、CPU特有の超反応で高火力のアパカや上下のタイガーショットに泣かされたプレイヤー多数。リュウ、ガイルでは飛び道具の撃ち合いに発展することも珍しく無くザンギエフや本田が詰むのも良くある光景。人によってはベガより強いとさえ言われている。
「ストリートファイターII'」からプレイアブルキャラクターとして使用可能になり、新必殺技として高速飛び膝蹴りの「タイガークラッシュ」が追加された。
攻撃力が高くグランドタイガーショットの隙が非常に少ない。同じ波動昇龍キャラのリュウやケンと比べても高性能なキャラクターに仕上がっている。間違い無くストIIダッシュ当時、最強クラスの性能。
「ストリートファイターII' TURBO」ではスピードアップに伴って相対的にブランカやマイク・バイソン等のキャラが上位へ行く中、タイガーショットの弱体化も相まって上位では無くなってしまった。しかし相変わらずCPU戦での彼は強い。
「スーパーストリートファイターII」では再び最強クラスに返り咲いた。
特筆すべきはやはりタイガーショット。下段のタイガーショットは隙が小さくなったのみならず、立ちガード不能の性能がついた。加えて上段のタイガーショットも同じく隙が小さくなり、隙の少ない飛び道具を撃ちつつ、飛んできたらタイガーアッパーで仕切り直しにすると言う、完成された戦法が可能になった。また、タイガークラッシュは「タイガーニークラッシュ」となり、モーションが変更されたため弱体化しているが、それでも連続技に組み込めるなど文句のない性能である。
強すぎたせいか、「スーパーストリートファイターIIX」ではスーパーコンボ「タイガージェノサイド」が追加されたもののタイガーショットの硬直時間が上がるなど大幅な弱体化を食らってしまう。主な変更点は強のタイガーアッパーカットが多段連続ヒット+空中コンボとスーパーコンボが追加されているもののあまり強くはない。しかし通常技でのキャンセル技の増加などでそれでもなお中堅クラス程度の強さを持っている。
ストリートファイターZEROシリーズ
無印から登場。細身な『II』時代と比べて全体的に太くなり、当たり判定が増した。
当初は性能が悲惨な程に低く、火引弾と同レベルとすら言われる程の弱キャラであった。
ストZERO3ではオリコンで永久パターンに持っていく手段が豊富であり、他の点を練習すれば伸びやすい。どちらかと言うと一発屋みたいなキャラである。
CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001
文句なしで最強キャラの一人。
安定した波動昇龍戦法(それでもタイガーショットの硬直が長めのため多用はしづらかった)に、立ち・しゃがみ強P攻撃(通称「デヨ」)の性能が異様に高く、これを用いたけん制戦法が強力である。
CVS2の大会では誰もがチームに入れていておかしくない程だった。
SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS
「小技すら単発当てしか出来ないほど通常技が重い」「タイガーショット(キャノン)の攻撃判定開始位置が前すぎて密着状態どころか弱攻撃が当たる程度の位置からでも当たらない」「グランドタイガーショットが重すぎてまともに打てない」「アパカに全身無敵がない」(これは本作全体の共通事項の「対空技の無敵時間が極端に短い」というシステム上の都合もある)「どこでもキャンセルからまともに繋がる技が無い」「スーパーキャンセル対応技を持たない」「タイガークラッシュの打点が高すぎてデカキャラ以外にまともに当たらない」「スパコンが殆ど機能しない」(前述したキャノンは勿論のこと、タイガーレイドも少しでも位置が悪いと途中で抜けて当ても反撃確定)「コンボ火力が全くない」「くらい判定も高めで余計な攻撃をもらいやすい」…と、語ればコレでもかと言うぐらい弱い点しかなく、格闘ゲームでも極端に弱いキャラの事を「ゲームに参加できてない」と揶揄する事もあるが、本作のサガットは居るだけのハリボテと言われるレベルの弱キャラとなっている…フォローを入れておくと、アパカは出始めこそ無敵が無いが攻撃判定が出た後はずっと上半身無敵なので早出し対空としては超優秀だったり、端に追い込めばExceed絡みの超火力コンボがあるなどもあるが前述したような性能でどうやって守って攻めれば良いのかという答えは有識者すら見出せていない…
ストリートファイターIVシリーズ
無印ではぶっちぎりの最強キャラ。
体力が高く気絶もしにくい上に、タイガーショットは上下共に隙が無く、タイガーニークラッシュは硬直がとても少なく固めにも使える上、ウルトラコンボの「タイガーディストラクション」が軒並み高性能。他に豪鬼やザンギエフ、リュウと言った強い性能を持つキャラクターは多くいるが、豪鬼は攻撃面で見ればサガットと同等の性能を持つが体力が低く気絶しやすい、ザンギエフは無印ではやたらと強かったがために対策され、サガットが天敵であった。そのためキャラランクでは単独でSランクに君臨した。
「スーパーストリートファイターIV」にて上下のタイガーショットの隙が増加する等の調整を受けたものの、波動昇龍を基本とした初心者から上級者までOKの高性能なキャラクター、という感じに落ち着いた。ただし一度攻められると小回りが利かず、継続した攻めがしづらいのが難点(これはどのシリーズも共通しているが)。
「アーケードエディション」では最強キャラと言われるユンに対して特に不利が付かず対抗できる数少ないキャラ。
最新作の「ウルトラストリートファイターIV」でも上位に位置しており帝王の威厳を見せ付けてくれる。
ストリートファイターVシリーズ
2018年現在のキャラ評価は少し低め。タイガーショットの性能はそこそこだが、ステップの硬直が長いことや各種通常技や必殺技の取り回しにくさから、上位勢と戦うには工夫が必要。Vスキルはお馴染み『アングリーチャージ』でタイガーアッパーカットの性能を上げられる。VトリガーIは『タイガーチャージ』、タイガーキャノンを時間制限付きで2発使えるようになる。VトリガーIIは『タイガーアサルト』、溜めることで性能が上がり必殺技による追撃やガードブレイクが可能になる横蹴りのタイガースパイクと、両膝で連撃を繰り出すタイガーラッシュが使用可能になる。VトリガーIがゲージ3本とは思えない残念な仕様のため現状はVトリガーIIを選択し立ち回るプレイヤーが多い。
代表的な技
必殺技
タイガークラッシュ
スーパーコンボ
タイガージェノサイド
タイガーレイド
ウルトラコンボ
タイガーディストラクション
タイガーキャノン
余談
シャドルーの石像
『ストリートファイターV』では、シャドルー基地の最深部とした遠景にシャドルー四天王の巨大な石像が置かれており、シャドルーの傘下に入ったアジア有数の麻薬組織『グーハウ』の幹部がその座に就いている。なお、当時彼が新たに四天王に加わる前はサガットの石像も置かれていた(詳しくはベガとあの新幹部のストーリーモードを参照)。
中平正彦版の兄妹キャラ
中平正彦の漫画版で登場した兄と妹のキャラ。妹の名前はチット。虎狩りの密猟者に虎を誘き出す餌として買われてきた。兄が虎に襲われて倒れている所を(初代ストリートファイターでリュウに昇龍拳で倒され傷付き自暴自棄になっていた)サガットがいる寺院に運ばれて来た。その事を知ったサガットは密猟者を撃退し、密猟者に餌にされる予定だった兄妹の妹を救い出した。
そしてサガットは自暴自棄から再起の切っ掛けを見出だした。その後に救われた兄妹は農家をしている。
そしてリュウと勝負した後に雨の中で腰かけるサガットに傘をさすチットの兄とチットのシーンからサガットの身の回りの世話をしている事を窺わせる。
ちなみにサガットは中平正彦作の漫画では三作全て皆勤。また再起の切っ掛けとなった幼い兄妹が公式に逆輸入されている。
佐賀県
2018年「ストリートファイター佐賀」なる公式が病気すぎるコラボイベントが行われた。無論、主役となったのはサガットである。余談だが、空耳の宝庫で有名な実写版をゲーム化した「ザ・ムービー」のアーケード版では対戦組み合わせでキャラクター名を呼ぶ際にサガットの場合、「佐賀」に聞こえてしまう。
元ネタ
なお、見た目の元ネタは空手バカ一代に出てくるムエタイ界闇の帝王・レーバンだと思われ、
スキンヘッドで眼帯で、それなりに長身と言う点が共通している……流石に、サガットほどデカくはないが。
ちなみに、名前の元ネタはサカド・ペッチジンディーという実在のムエタイ選手から。
登場作品
『ストリートファイター』
『ストリートファイターII』シリーズ
『ストリートファイターZERO』シリーズ
『ストリートファイターIV』シリーズ
『ストリートファイターV』(アーケードエディション以降)
『ストリートファイターEX』シリーズ(EX2plus以降)
『CAPCOM VS. SNK』シリーズ
『SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ』全シリーズ
『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』