スターウルフとは、
- SF作家のエドモンド・ハミルトンによるスペースオペラ。
- 1を原案とし、1978年4月から9月にかけて放送された円谷プロ制作の特撮アクションドラマ。→アストロノーティカドラマ・スターウルフ
- 『スターフォックス』シリーズに登場する遊撃隊。
当記事では3について解説する。
概要
ウルフ・オドネルが結成したチームで、スターフォックスのライバル的存在。
開発順での初登場は『スターフォックス2(開発延期により2017年に日の目を見た)』。惑星の表層をパトロールしてスターフォックスを待ち伏せしたり、あるいは必要に応じて手の空いたメンバーが追い回してくることがある(本作唯一、他の敵機との戦闘中に乱入を起こす)。
アンドルフが裏で手を組んだ存在で、リーダーのウルフと、ウルフの部下であるピグマ・レオン・アンドリュー。2のみ登場のアルジーで構成されており、傭兵として商売敵であるスターフォックスの邪魔をする。謎が多い闇の遊撃隊だが、少なくとも全員が宇宙のお尋ね者であることは間違いないであろう。
発売年代順での初登場は『スターフォックス64』。
今回はアンドルフ軍直属の精鋭部隊として結成された設定で、スターフォックスとは最大二度にわたって対決する。ステージ3「惑星フィチナ」で撃破されたためか、最終ステージ「惑星ベノム(真エンディング版)」の戦いでサイボーグ化した状態でスターフォックスと対峙する(ウルフだけ顔中に絆創膏を張っただけの状態)。この戦いで全員が死亡したような描写があったのだが……。
(※フィチナで撃破したメンバーは「防衛衛星ボルス」で登場しなくなる。が、実際はフィチナを経由せずにベノムへ到達してもスターウルフの面々は同様の姿で現れる)
アンドルフ軍滅亡後は、何処の組織にも属さないならず者集団として悪事をはたらき、『コマンド』では積み重ねてきた悪事に裁きが下され指名手配。メンバー全員に懸賞金が懸けられてお尋ね者となっていた。ウルフはそれを快く思っていなかったためスターウルフの汚名返上の為に行動していた。しかしなぜ1~3万程度であるかは分かってない。
とはいえ単位は日本円ではなくスターフォックス世界(或いはライラット系)の通貨であるsp$であり、64時代にスターフォックスがペパー将軍に請求したのは1HITあたり64sp$。なので156〜468機分となり、ベノム2では最大51HITだったので、最低でもレオンは3倍。ウルフは9倍に値上がりしてると言える。
作品によってメンバーが異なっており、『アサルト』以降は、ピグマとアンドリューが解雇され、新たにパンサーが加わっている(ピグマ、アンドリューとパンサーの接触はおそらく無い。)。
メンバーの変更についてだが、元々はフォックスの父親・ジェームズをライバル視したウルフが組織した遊撃部隊という設定から始まる。ところがそれは建前であり、実情はアンドルフの手先になったピグマがウルフを担ぎ上げて作らせた精鋭部隊だった。
だが『アサルト』に至る頃には、裏切りを重ねたピグマや、未熟な割に態度の大きかったアンドリューの2名が共にチームを追放され、新たに新人でキザながらも信頼の置けるパンサーを加えた経緯により、チーム内での内部分裂などの心配事が無くなったことで、純粋な遊撃部隊として磐石なチームに成長した。信頼の置けるメンバーで固められた彼らの結束は、スターフォックスにも見劣りはしないだろう。更に大勢の下っ端を抱えていたが、どうもウルフに惚れ込んだならず者たちが勝手に大挙して合流したことで一大勢力と化した。ウルフ個人は集団行動はそれほど得意ではないのだとか。
現在のところ確認されている保有メカニックは主力戦闘機のウルフェンのみ。スマブラXでは、ウルフが最後の切りふだでスターフォックスの地上兵器であるランドマスターのレプリカ(ピグマが解析によって作り出したものらしい)を操縦することが可能(名前は『ランドマスター改』)だが、原作においてもスターウルフがランドマスターを所持しているかどうかは定かではない感じ。
チームメンバー
『64』版
『アサルト』以降
『2』のみ登場
『コマンド』のみ登場
余談
海外の漫画版『64』では、ピグマとアンドリューがフォックスを卑怯な手段で罠に嵌めようとした事で卑怯な手段を嫌うウルフの怒りを買い追放される場面があるので、『アサルト』でのピグマとアンドリューが追放された設定は逆輸入とも取れる。
逆に日本の漫画版『64』では登場しておらず、アンドリューの手先であるオリジナルキャラクターがスターフォックスの壊滅を目論む。