「Enter The GAME!Riding The END!」
「ガシャット!」
「ライダークロニクル・・・」
「アガッチャ! 天を掴めライダー! 刻めクロニクル! 今こそ時は極まれり!」
CV:諏訪部順一
概要
『仮面ライダーエグゼイド』に登場するアイテム「ライダーガシャット」の1つ。メインカラーは黒と黄緑。初の量産型ガシャットである。
これまで仮面ライダーたちが使用してきたガシャット(CV:影山ヒロノブ)から起動時の声が変わっている。
ラベルにはエグゼイドを始めとする仮面ライダーが描かれている。そして、イラスト中央には「仮面ライダークロノス」が描かれており、「仮面ライダークロニクル」に登場するラスボス「ゲムデウス」に唯一対抗できる伝説の戦士とされている。
しかし、クロノスの力を扱える者はあらゆる種類のバグスターウイルスの感染をものともしない完全な抗体を身につけた者のみである。
管理者権限のあるマスターガシャットに加え、市販品として複製されたガシャットが存在する。なお、外見上の違いはない。
ゲームのコンセプトのためか、ライダーガシャットでは珍しく起動スイッチを押した際のスタート画面は表示されない(本編外では幻夢無双ガシャットが存在する)。
市販品のガシャット
後述のマスターガシャットを基に量産された市販向けのガシャット。
第25話より、告知なしの一般販売という形で日本全国で発売開始。飛ぶように売れ幻夢コーポレーションの急激な株価の高騰が起きた事を花家大我が同話で確認している。
仮面ライダー達と違いバグスターウイルスの抗体を作る適合手術も、ゲーマドライバーやバグルドライバーと言った変身ベルトも不要なので、ガシャットを購入さえすれば誰でも変身できる。少なくとも、ライドプレイヤーへの変身であれば、ガシャットの力だけで構築できるようだ。
また、天ヶ崎恋も放送中に変身して見せていることから、バグスターも使用できる模様。
一般に幅広く出回りながらもその本質はやはりライダーガシャット、起動した時点でプレイヤーはゲーム病に強制的に感染させられるという恐ろしい機能が搭載されている。これによってプレイヤーはライドプレイヤーの能力の低さも相まって、一度ゲームを始めてしまうとゲーム病で消滅するか、ゲームオーバーとなって死ぬか、殆どその二択に陥ってしまう。
恐ろしいことに、劇中で確認できる仮面ライダークロニクルのCEROレーティングはA(全年齢対象)であり、金さえあれば誰でも容易に手にできてしまう。
ただ、第26話にて衛生省が回収・使用禁止令を発令し記者会見で真摯に国民に訴えたり、ドクターとして人々を救う為に奮闘する仮面ライダー達により命を救われた事が切っ掛けで、このガシャットを返却する者も現れ始めている。
第27話では西馬ニコがこのガシャットを使用してライドプレイヤーニコに変身。
マスターガシャット
仮面ライダークロニクルガシャットのマスター版。
管理者権限を有し、ガシャットにゲームキャラクターとして登録されているバグスターは自由に消去・復活させる事ができる。また、仮面ライダークロニクルによるゲーム病もしくはゲームオーバーになって消滅した人々の命はプロトガシャットに保管されているが、このガシャットがなければアクセスができないようになっている。
そして、仮面ライダークロニクルによって発症するゲーム病を完治するには、このマスターガシャットを破壊するしか無い。
初登場は第22話終盤。檀黎斗が幻夢コーポレーションを占拠した際に手にしていた。その後、第23話でパラドが黎斗を殺害して奪取した。
第23話時点では未完成だったが、第24話ラストにて完成した。その後は天ヶ崎恋の管理下に置かれた。
開発者の黎斗をして「クロノスに変身できる人間が現れる確率はもはや奇跡に等しい」と語るほどだったが、第32話にて自身の父親であり、16年前に「世界初のバグスターウイルス」を自身に感染させ完全な抗体を身につけた檀正宗が天ヶ崎からバグルドライバーⅡと一緒に横取りしたマスターガシャットを使用したことでクロノスへの変身を成功してみせた(結果的に黎斗が生み出したマスターガシャットは、紆余曲折を経て父の手に渡ることとなった)。
この変身以降は、所持者である正宗はクロノスの能力も相まってバグスターの生殺与奪を完全に支配する立場となった。
「人間をバグスターによる死のゲームに引きずり込む」ガシャットから「バグスターを殺せる存在」が誕生した瞬間である。
第40話ではエグゼイドとパラドクスの協力プレイによってクロノスが敗北した際、遂にマスターガシャットが破壊される。
しかし、敗北を認められない正宗が「私こそが世界のルールだ!!」と豪語した瞬間、それに呼応するかのように彼の体内のバグスターウイルスが活性化しリセットが発動。ハイパームテキガシャットが完成する直前まで時間が巻き戻り、破壊されたはずのマスターガシャットが破壊される前の状態へと復元された。
そして最終話にてクロノスがエグゼイドに敗北した事でマスターガシャットも損傷。最後は正宗が破損寸前のマスターガシャットを自身の胸に突き刺し、消滅者のデータへのアクセス権を道連れにする形で今度こそマスターガシャットは粉々に砕け散った。
ゲーム内容
このガシャットには、黎斗が完成させようとしていた究極のゲーム「仮面ライダークロニクル」の力が込められている。
このゲームの詳細については個別記事を参照。
仮面ライダーアウトサイダーズ
前身となる『仮面ライダーゲンムズ』では、前編で正宗がクロノスの変身に使用するために登場。
後編では、仮面ライダーゲンム 無双ゲーマーのホルダーに装備されている。実際に使用されることはなかったものの、無双ゲーマーが「父と私の愛の結晶」としてポーズ能力を獲得している。
本編ではEP2「滅びの予兆とデザストの覚醒」終盤で初登場した。
ニコが所持しているものに加え、エコルも所持しており、白黒のバグヴァイザーを利用して、ブロンズドライブとブレンを復活させた。
リブートさせられたゲームそのものについては仮面ライダークロニクルの記事参照。
玩具版
DXバグルドライバーツヴァイとセットで2017年5月13日(土)より発売。
その後、食玩版とガシャポン版が発売されたが、ライドプレイヤーへの変身音はオミットされたクロノス専用のものとなっている。
さらにプレミアムバンダイ限定アイテムとしてライドプレイヤーver.の発売が決定。
- ライドプレイヤーの変身解除音と西馬ニコの台詞を各種新規収録
- 端子部分の発光グラフィックをクロノスからライドプレイヤーに変更(開発者ブログによれば市販版という想定)
- 本編に登場したものとほぼ同デザインの幻夢コーポレーション製ボックスが付属(ゲームではなく玩具のためCEROマークはつけられなかったため、その部分のみ黒で塗りつぶされている)
という仕様となっている。
エグゼイド本編の仮面ライダークロニクルガシャット同様に事前予告もないまま予約が開始されたが、(上記のようにDX版以外はライドプレイヤー音声がないため)クロニクル難民が多かったこともあってか、一次受注分は即日完売している。
関連タグ
仮面ライダーエグゼイド ライダーガシャット 仮面ライダークロニクル