概要
- 1999年3月19日生まれ、東京都出身。
- 青山学院大学卒業後、2021年に開催された「ウェザーニューズLiVEキャスターオーディション」に応募し、合格。同年12月2日配信でデビューを飾った。同期に戸北美月がいる。
- キャスターを目指したきっかけは、キャビンアテンダントを勤めている姉の影響とのこと。当初は漠然とした想いを抱えた状態だったが、天気予報がテーマとなっているNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』を視聴したことでその想いが明確になったという。
- 2022年3月27日の放送で、共演した山口剛央予報士に対してうっかり「ダンゴムシにも解説していただきました」と発言してしまう、いわゆる「ダンゴムシ事件」を起こす。その模様はネットニュースなどでも比較的大々的に取り上げられ、大島の知名度を爆発的に挙げるきっかけとなった。
- 2023年冬、タイヤメーカーのダンロップとウェザーニューズのタイアップ企画にて、冬用タイヤ「マックス」シリーズのCMに抜擢。その際に、自身の名前と製品名を掛け合わせた決め台詞「おおしマックス」を振りつきで披露している(メイン画像参照)。
放送スタイル
- 通常、新人キャスターの初担当回は番組全体が3時間あるうちの1~1.5時間を担当し、翌日に3時間フル担当に挑戦する、という流れが基本であったが、大島は大学時代にラジオの裏方の経験があったことなどが買われていきなり3時間フルで担当した。新人がいきなり3時間を回すのは番組の歴史上初だったようだが、新人らしからぬスマートな立ち回りで見事3時間の番組を完走してのけ、超新星の誕生に視聴者は大いに沸いた。
- その後も順当に経験を積み上げ、2023年6月頃からは(同時期に複数名の先輩キャスターが産休に入り、若手キャスターの割合が大きくなったこともあって)まだデビュー2年目ながら朝間帯の最古参キャスターとして奮闘している。2024年1月には悪天候で無人放送を避けたい状況下でキャスターのシフトが予定通り実行できなくなったため、同じ日の「コーヒータイム」と「イブニング」の両方にフル参戦し、計6時間番組に出演するという離れ業をやってのけた。
- 当初はデビュー回のインパクトもあり完成度の高さが注目されがちだったが、「ダンゴムシ事件」以降は素の天真爛漫なキャラクターにも支持が集まるようになった。
- かなり素直で率直な物言い(4連勤に対して「ちょー辛かった」と言い放つなど)や数々のドジっ子エピソードを持っているため、番組では末っ子キャラが定着しつつある。実際には誕生日の関係で同期の戸北の方が年下であり、その後も何名か年下のキャスターが加わったが、それでも末っ子キャラとしての立ち位置は今のところ安泰の模様。
- 2022年秋に「プレイボーイ」誌がウェザーニューズを特集した際には、「透明感溢れる番組のアイドル的存在」との触れ込みで紹介された。
- 朝間帯の担当が長かったこともあり、特番や裏番組企画などには長らく無縁であった。特に天体観測に関連する企画は、星空案内人のライセンスを持つ先輩・山岸愛梨キャスターに挑戦を直訴するほど出演を熱望しており、初めて企画が回ってきたときは大いに喜んでいた。
- 2024年になって以降は徐々に朝間帯メンバーでも無理なく参加できそうな番外企画が増え、それに伴い大島が抜擢されるケースも増えている。そして、番外企画に挑戦する度に「ドラゴン大島」「ショコラティエ大島」「クッキング大島」などといった異名が増えている。
- 先述の通りラジオの裏方の経験があることから、時折出演者というよりはスタッフの目線から番組について語ってくれることがある。キャスターの魅せ方(見られ方?)に関しても番組制作の観点からいろいろと考えるところがあるようで、そういった観点で視聴者を嗜める場面も。
- 同期の戸北キャスターは大島キャスターとは逆に夜間帯に入っており、2022年の夏ごろを最後に一度も番組で共演したことがない(2023年7月の対面ファンミーティングで共演のチャンスがあったが、大島が忌引で欠席となってしまい実現せず)。
- ただでさえ共演が少ないことに加え、大島本人がSNSなどで他の共演者との絡みをあまり発信しない性格であることからSNSでも共演が少なく、不仲説が定期的に立ってしまっているが、実際には他の同期ペア同様に仲良しな模様。
- なお、「大島が(当時関西在住の大学生でなかなか研修に顔を出せなかった)戸北キャスターのフォローを上司に頼まれて反発した」という噂が一時期浮上していたが、これは「研修中はやらなくてはいけないことが多くて精神的に余裕がなかった」という趣旨のトークに尾ひれがついたもので、事実とは異なる。
俳句部
- 2023年夏ごろから、「ウェザーニュースLiVE・モーニング」内のコーナー「朝イチリポート」を大島が担当する際に、視聴者と一緒に考えた俳句をリポートに添えるようになった。元々はリポート内容が思いつかなくなった末の苦肉の策に近かったのだが、チャット欄の視聴者と相談しながら句を詠むプロセスが思いのほか盛り上がったことで、以降は恒例企画となった。
- 同年秋以降は「モーニング」以外の番組でも大島が担当であれば「俳句部のコーナー」が作られるようになり、さらに後輩キャスターや予報士も触発されて「俳句部」への入部を希望するなど、活動の輪が盛大に拡大。2024年春には俳句部初の句会も開催された。
- 俳句を詠む際には、俳号として「りのを。」を用いる。元ネタはおそらく詩人・相田みつをあたりか。
山口予報士との関係性
- 「ダンゴムシ事件」で一躍脚光を浴びた山口予報士とのコンビだが、実は研修中から師弟関係を築き、天気関連の知識で分からないことが出るとまずは山口予報士に尋ねていた模様。
- ダンゴムシ事件以降もこの二人のやり取りは名場面に数多く絡んでおり、視聴者からは「ゴールデンコンビ」と呼ばれている。特に大島は山口予報士の話題になると嬉々として語ることが多く、夫婦や親子になぞらえたコメントが飛ぶこともしばしば。山口予報士が本人の知らないところで2023年版のカレンダーに掲載された際には、山口予報士がダマされたのではないかと推測し、山口予報士の愚痴に耳を傾けたうえでスタッフに苦言を呈していた。
- 一方の山口予報士の方も、WBCから野球に興味を持った大島キャスターが応援するのにオススメのプロ野球チームを一緒に考えてあげたり(本拠地が会社から近いロッテ、六大学野球と縁のある神宮球場を本拠地とするヤクルト・山口予報士の最推し球団である阪神が候補に挙がった)、先述した「俳句部」に参加したり、自身の裏番組中に本線を担当予定の大島に合図を送る約束をしてそのまま実行したりと、他のキャスター以上に大島の前では個性を発揮している。配信事業を担当する前の山口予報士は、天気に情熱を注ぎすぎるあまり「自他ともに認める鬼」「恐怖の男」であったようで、そんな山口予報士を軟化させ、現在の愛されるキャラクターに仕立て上げた立役者の一人が大島であるとの見方もできる。
- 制作側もこのことをある程度意識しているようで、2023年秋に開始した山口予報士による出張解説企画の第一弾のアシスタントで大島を起用したり、とある気象解説の動画で、このふたりが相合傘をしているように見えるサムネイルを採用したりしている。
人物
- 愛称は「のんちゃん」。
- 番組内で全キャスターに割り当てられている「推し絵文字」は「🦔(ハリネズミ)」と「🏎(スポーツカー)」。
- 前者は趣味がF1観戦であること(詳しくは後述)が、後者は「自宅でハリネズミ型のスイートポテトを作ったら失敗して惨憺たる出来になってしまった」という番組内での雑談が、それぞれ由来。
- 先述の通り、CAをしている姉がいる。
- 東京都出身ということもあり、実家から電車を使って通勤している。
- それゆえか両親に関するエピソードトークも多く、視聴者からも両親がそれぞれ「パパのん」「ママのん」と呼ばれ、親しまれている。その流れで姉も「姉のん」と呼ばれがち。
趣味・嗜好など
- 大島を代表する趣味のひとつとして、F1の観戦が挙がる。
- F1観戦にハマったのは父親の影響から。父親と共に長年F1を観戦してきただけあり、その知識量はかなりのもの。F1関連のネタだけでフリートークを無尽蔵に行える程の知識を持つ。話がヒートアップしすぎてスタッフに強制的に画面転換などで制止されることも。
- トークから垣間見えるF1に対する造詣の深さは関係者の間でも相当話題になっていたらしく、2024年からはフジテレビが制作するF1番組「堂本光一のレースのミカタ」にF1女子代表としてレギュラー出演している。なお、初出演時に司会の堂本のことをずっとF1関係者だと思っており、本職が歌手であることは後から知ったと明かし、堂本を苦笑させた。
- 一方で自身が運転することについてはそこまで関心がなかったのか、運転免許については長らく取得していなかった。2024年の3月に「自身への誕生日プレゼントとして」取得。
- 乃木坂46の大ファンであり、推しは齋藤飛鳥と筒井あやめ。番組中に乃木坂のトークをしていて突然号泣してしまったことがある程度には大ファン。
- 2024年に、乃木坂の公式YouTubeチャンネルのひとつである「乃木坂配信中」とウェザーニューズのコラボ企画が行われた際には、かつての大島自身と同じく『おかえりモネ』をきっかけに気象予報士の資格を取る夢を掲げている川﨑桜と共演し、同年5月18日配信の「ウェザーニュースLiVE・コーヒータイム」では川崎が大島の手ほどきのもとでキャスターに挑戦した。
- フルート、ピアノ、ヴァイオリンを演奏することができる。
関連画像
外部リンク
関連タグ
戸北美月:会社の同期
山口剛央:ゴールデンコンビ