データ
初出 | 第3世代 |
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効果 | 天候が「あめ」の際、「すばやさ」が2倍となる |
概要
第3世代ことRSE初登場の特性。
効果は上記データのとおり、天気が「あめ」の際に「すばやさ」が2倍となるというもの。
雨に関係するため、所有者はみずタイプばかり……と思いきや、隠れ特性で泳ぎが得意なツンベアーやアーマルドも持っている。第9世代では原種がみずタイプのヒスイハリーセン系統も獲得。
とにかく天候とのシナジーが凄まじい特性。
何せ天候が「あめ」の時にはみずタイプの技威力が1.5倍となる。
つまりこの特性が発動すれば攻撃力・素早さの両方を強化できるという凄まじいこととなる。
みずタイプ外での所有者も恩恵があり、ツンベアーはほのお弱点も克服可能な上、みず技も多く覚えるので特性が腐らない。
アーマルドはみず弱点であることを逆利用して天候「あめ」を誘う立ち回りも可能。
そしてこの強化が2倍であることもポイント。
特に「すばやさ」が中途半端な種族であれば2倍になるだけで様々な相手を追い抜くことができ、元々高い種族の場合は敢えて「すばやさ」に全部振らず抜きたい相手だけを抜いて残りは耐久に回すという手を打てる。
このような性能から、所謂「雨パ」には必須レベルの特性である。
ただし、特にダブルバトル等では「すいすい」の適用タイミングに注意しなければならない。
第7世代までは特性「あめふらし」のポケモンを交代で出した場合、そのターンは他の「すいすい」持ちの「すばやさ」2倍が適用されない。これは技を選択したタイミングで行動順が決まるからである。
同じ理由で逆に相手の交代で天候が雨以外に張り替えられてしまっても、そのターンに限っては素早さ2倍が適用される。
これはメガシンカによる天候張替えでも同様なので注意。
ただし、所謂「死に出し」ではこの限りではない。
また、「すいすい」はその多くがみずタイプに偏ることもあり、発動中は相手の「かみなり」「ぼうふう」が必中になる。この2つに弱点に抱える場合は要注意。
第6世代のポケモンXYでは天候特性の一律弱体化に伴い、この特性は使いにくくなったが、続く第7世代ことポケモンSMでは自動天候変化特性持ちが増えたので出番が多少増えた。
第8世代ポケモン剣盾ではみずタイプのダイマックスわざ「ダイストリーム」を放つことで攻撃しつつ特性発動を狙えるようになった。
さらに今世代からは素早さ変化がそのターンより即座に適用されるようになったため、前述したようなターン中に「すいすい」が発動した場合にも恩恵を得られるようになった。
尤も、補完として氷の「ダイアイス」を放つと霰となったり、相手も簡単に天候操作できるようになったので油断は禁物。
関連リンク
「あめ」関連特性
天候で「すばやさ」が2倍となる特性