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ベイブレードXの編集履歴

2024-07-14 23:40:16 バージョン

ベイブレードX

べいぶれーどえっくす

原作:河本ほむら・武野光、作画:出水ぽすかによる漫画作品。及びそれを原作としたアニメ・ホビー。

「もう、遊びじゃない」「ベイブレードはスポーツへ」


概要

初代『爆転シュートベイブレード』から数えて4世代目となる、タカラトミーが展開するベイブレードの新シリーズ。漫画版は2023年6月より月刊コロコロコミックで連載開始。


2024年3月のAnimeJapanの「ファミリーアニメフェスタ」に参加。


アニメについて

2023年10月よりテレビ東京系列で放送開始。かつて『妖怪ウォッチ』シリーズが放送されていた金曜18:25-18:55枠での放送となる。


前作『ベイブレードバースト』のアニメは2019年よりYoutube上での配信へと移行しベイブレードバースト超王だけが地方局である東京MXで放送された程度に留まり、主要放送局での放映は実に5年振りとなる。


これまでのベイブレードシリーズのアニメは漫画の連載開始から最低でも半年以上期間を置いてから放送されていたが、本作はわずか4ヶ月で放送開始となる。その為、玩具では史上初めて初期から使用ブレーダーが明記されることとなった(これまでは所謂世代内でのシステムチェンジに合わせてアニメ展開がなされていたため、漫画で使用していても初期の商品には表記がなかった)。


制作は『ベイブレードバースト』と同じくOLM。『妖怪ウォッチ』シリーズもOLM制作であり、さらに本番組の後に放送されるのが同社の代表作たるアニポケということで、別の意味でもスーパーOLMタイムとなった。

シリーズ初の製作委員会方式となるが、ADKエモーションズが『ベイブレードバーストGT』から引き続いて参加。


ちなみにスポーツ化という面を前面に出しているためか、コロコロといった小学生メインの少年誌が絡むホビー漫画・アニメにはよくある「ホビーアイテムで世界征服を狙う闇の組織やプレイヤー」が今のところ存在してないという珍しい作品でもある。

人物面ではチーム「ファランクス」の石山のようにヒール枠は何人かいるが、基本的には善人が多い。(とはいえ従来作のような外道な手を使ってくるのも少数存在する)


主な登場人物

チーム「ペルソナ」

駒刃寿司

七色マルチファン「マルチーズ」

チーム「ファランクス」

チーム「ズーガニック」

チーム「ユグドラシル」

チーム「ペンドラゴン」

チーム「ドリームズ」

B4

AI

その他


ホビーとしての特徴

構成パーツは上部の「ブレード」、中央部の「ラチェット」、接地部の「ビット」の3構成に単純化されている。


ブレードは『メタルファイト』同様に外周の接触部に金属素材が採用されている他、前世代となる『ベイブレードバースト』の目玉であったバーストギミックも引き続き搭載されているなど、歴代ベイブレードの要素も詰め込まれている。


ラチェットはベイブレードの高さや攻撃や防御の補助を担うパーツ。ベイブレードXではラチェットに強い攻撃が直接当たることでバーストギミックが発生する。


ビット(軸先)の接地部からわずか上はギア状になっており、スタジアム外周のギアと噛み合うことでスタミナと引き換えに超加速し、スタジアム中央に向けて撃ち出される「X(エクストリーム)ダッシュ」が目玉ギミックとして搭載されている。


ベイブレードは商品名を見ただけでパーツがどのような構成かすぐわかるようになっている。

例えば「ドランソード3-60F」はブレードが「ドランソード」、ラチェットが「3-60(3枚刃で高さ60)」、ビットが「F(フラット/平軸先)」という具合。


普通の対戦以外にもスマホと連動した遊び方も可能。ランチャーに「ベイバトルパス」を接続することでシュートのパワーと履歴を記録し、これをスマホアプリに読み込ませて貯めたポイントで店舗非売品のベイブレードが景品となった「レアベイゲットバトル」に挑戦できる。


ベイブレード一覧

一般発売品

※ナンバリング順に記載。

  • ベーシックライン(BX)

比較的扱いやすいベイブレード。ランチャーを取りつける「ランチャーフック」は金属製。

ベイブレードモチーフブレーダー備考
ドランソード3-60Fドラゴン+剣仮面X/黒須エクス漫画・アニメのビジュアルでは仮面Xが使用、商品パッケージのみエクスモデル表記。
ヘルズサイズ4-60T死神+鎌風見バードナンバリングは2番目だが各種PVはバードがメインのため主人公機的扱い。
ウィザードアロー4-80B魔法使い+弓矢七色マルチナイトシールド・ナイトランスと兼用、「カワイイボク」のマルチが使用。
ナイトシールド3-80N騎士+盾七色マルチウィザードアロー・ナイトランスと兼用、「カッコイイボク」のマルチが使用。
ナイトランス4-80HN騎士+槍七色マルチ漫画ではナイトランスの新型扱い。
シャークエッジ3-60LF鮫+短剣冥殿メイコ
レオンクロー5-60P獅子+鉤爪万獣キング  
ヴァイパーテイル5-80O毒蛇+尻尾億長トグロ
ライノホーン3-80S犀+角チョー・パン  
ドランダガー4-60Rドラゴン+短剣黒須エクス  
ヘルズチェイン5-60HT死神+鎖風見バード  
フェニックスウイング9-60GF不死鳥+翼不死原バーン重量級ブレードと軸先までギアが伸びたフラット軸で高速×重攻撃を実現したベイブレード。
ワイバーンゲイル5-80GB飛竜+風カドバー  
ユニコーンスティング5-60GPユニコーン+棘難波ゆに  
スフィンクスカウル9-80GNスフィンクス+甲殻猫山ゾナモス  
ティラノビート4-70Qティラノサウルス+鼓動珠羅レックス  
ヴァイスタイガー3-60U白虎七色シグル  
コバルトドラグーン2-60C青龍仮面Y/龍宮クロムX世代初の左回転ベイ。ラチェットとビットは右回転で打つと性能が真逆になる設計がされている。
ブラックシェル4-60D玄武    

  • ユニークライン(UX)

ランチャーを取りつける「ランチャーフック」が樹脂製になっており、その分の金属部品を外側に自由に配分することでいわゆる「一芸特化型」として設計されているベイブレード。

ベイブレードモチーフブレーダー備考
ドランバスター1-60Aドラゴン+大剣黒須エクス「一撃の威力」特化型
ヘルズハンマー3-70H死神+戦鎚風見バード「叩き付け」特化型
ウィザードロッド5-70DB魔法使い+杖七色マルチ「遠心力発生」特化型
シノビシャドウ1-80MN忍者+影万獣クイン「いなし」特化型
レオンクレスト7-60GN 「弾き返し」特化型
フェニックスラダー9-70G 「持久戦」特化型

  • X-OVERプロジェクト

過去シリーズベイのXリメイク版。

ベイブレードシリーズブレーダー備考
ドランザースパイラル3-80T爆転火渡カイメタルコートモデル(青)
ドライガースラッシュ4-80P爆転金李メタルコートモデル(灰)
ストームペガシスメタルファイト鋼銀河詳細仕様は2024/3時点では未発表
ビクトリーヴァルキリーバースト蒼井バルト詳細仕様は2024/3時点では未発表



限定品

ベイブレードモチーフブレーダー備考
コバルトドレイク4-60F青+ドラゴン龍宮クロムBX。メタルコートモデル(青)。レアベイゲットバトルの最上位景品(~2024/11/29)。
フェニックスフェザー不死鳥+羽根  BX。ブレードのみ。コロコロコミック2024年1月号付録。
エアロペガサス3-70A空気+ペガサス、ペガシスシリーズUX。ダブルメタルコート(青×緑)、レアベイゲットバトルの最上位景品(2024/7/30~)。





余談

  • 2024年からはハズブロと提携し世界的な販売展開を行っている。
    • 同社は過去のベイブレードシリーズにおいても海外販売を担当した事があるが、安全性とコストに配慮しすぎるあまり、例えばメタルファイトシリーズでも頑なにプラスチックで作るなど「劣化版メーカー」の悪名をほしいままにしていた。しかし今回は日本版とほぼ同じ仕様での販売であり、海外ファンを安堵させている。
    • ハズブロ版のスタジアムは横幅が少し狭い。ベイは国内版の名前を海外向けに変えたものがほとんどだが、ハズブロ版限定ベイ「マンモスタスク3-60T」なども存在する。また、「バケツ」の異名を持つ簡易型スタジアムの販売もしているが、構造上オーバーゾーンが無いため、公式ルールでのバトルはできないと思われる。

  • 公式レギュレーションでは、組み換え以外のカスタマイズはブレードとラチェットの内周部の塗装のみ許可されている。

  • とりあえずどんなものか触ってみたい人はドランソードのエントリーパッケージがオススメ。ベイ本体と同じ値段で簡易型のランチャーが付いてくる(ランチャーの性能も安かろう悪かろうではなく、それなりには戦えるとのこと)。

  • 金属パーツを使っている上に激しく暴れ回るような構造になっているため、これまでのベイブレード以上にパーツの消耗が速い。お財布と店舗在庫に余裕があるなら予備パーツを確保しておきたい。
    • ドランザースパイラルやコバルトドレイクなどのブレードが塗装されたメタルコートモデルは数回回しただけでも塗装が剥がれてスタジアムに付着してしまう。さらにメタルコートモデルはほとんどがレアベイであるため、覚悟して回すか観賞用に取っておくかは慎重に判断しよう。
      • 実戦投入を躊躇わないブレーダー曰く「塗装のハゲは戦士の証」。後に漫画版でも「使い手が強いシュートを撃ち、メタルコートを削げば削ぐほど使い手は強くなる」と言及されている。
    • 通常モデルでも満遍なく劣化する。特に樹脂製でありながら金属パーツとぶつかりあう可能性が高いラチェットは回数を回すと比喩ではなく削れていくほか、金属製のブレード外周も使い込むと角が丸くなっていき、いずれヒビが入り使い物にならなくなってしまう(リアルバースト)とか。

  • ビット内部の空洞にはネオジム磁石や夜釣り用のライトが無加工で入る(高さ80のラチェットを使う必要はある)。これを利用し光るベイや磁力誘導型のベイを自作し楽しむ者もいる。当然レギュレーション違反なので個人的な利用にとどめよう。

  • 後にガチャポンでミニチュア版ベイブレード「カプセルシューター」がリリースされることになった。簡易的ながらもバーストに対応し、各部形状の差別化もしっかりと行われている。
    • ただし間違ってもリアルサイズと戦わせることはやってはいけない。サイズが小さく金属パーツを使っていないカプセルシューターの方が容易に破損してしまうからだ。同様の観点からベーゴマと戦わせるのもやってはいけない。ちゃんと同じカプセルシューター同士でバトルをしよう。


関連タグ

ベイブレード

BEYBLADEX:表記揺れ…なのだが商品名、漫画の題名、番組名の本来の表記はこちらの英字(正確にはBEYBLADEとXの文字の間に半角スペースが入る)である。


葬送のフリーレン:公式でコラボを実施することになった。

コラボ漫画でのフリーレン構文が汎用性の高さから話題になる。

わたしはエルフだから人間のことがよくわからなくて、"人間を知る"ために旅をしているんだ。その途中で"ベイブレードX"を知ったんだよ。

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