「不幸なら何しても許されんのかよ。じゃあ何か? 逆に恵まれた人間が後ろ指差されりゃ満足か?」
概要
髪は地毛ではなく染めている(ちなみに、地毛はもう少し濃い茶色)。
「田舎が嫌で東京に住みたかったから」という理由で、盛岡まで4時間かかる田舎から、金銭的余裕を気にする必要がない呪術高専に転入した(呪術師は学生にも給料が支払われる)。
色々な服や食べ物に触れ、学業の傍らそれなりに東京を満喫している。
プロフィール
年齢 | 16歳 |
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誕生日 | 8月7日 |
身長 | 測定不能(150cm~159cm) |
所属 | 東京都立呪術高等専門学校一年 |
高専入学方法 | 祖母からの推薦(推薦に関して揉めた) |
等級 | 3級呪術師 |
出身地 | 東北(盛岡まで4時間かかる田舎の村) |
趣味 | 暇ができたらとりあえず買い物 |
好きな食べ物 | 流行りもの・スイカ |
嫌いな食べ物 | 浅漬け |
ストレス | 乾燥 |
好みのタイプ | 織田信長 |
一人称 | 「私」 |
イメージソング |
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CV | 瀬戸麻沙美 |
演(舞台) | 豊原江理佳 |
生得術式 | 芻霊呪法 |
黒閃経験 | 有り |
人物
感情が表情に出やすいタイプでよく言えば素直、悪く言えば図々しい。かなりサバサバした勝気な性格で口調も男勝りな部分があり、怒りに駆られると不良のようなガラの悪い言葉遣いになる事もしばしばある。
一方で東京名所観光にテンションを上げたり、京都に行けると思った際は大荷物で張り切る等地方民らしい一面があり、同じく東北出身である虎杖と良く意気投合している。
呪術師の家系であり、大体のノウハウは祖母に仕込まれている。
戦闘の際は合理的に判断できる思考力を持ってはいるが、子供を人質に取られると丸腰になり人質の解放を促す様なある種甘い行動にも出る。
自分が自分である事に誇りを持ち、「自分らしくあるために命を懸けられる」と断言している。
田舎出身でありながら、田舎を嫌う彼女の信条は子供時代の体験から来ている。
元々村外から嫁に来た母が疎外されがちだった事に加え、小学校1年生の頃、東京から村に越してきた沙織ちゃんに対する村人達の陰湿な態度が拍車をかけた。
お人形の様に可愛らしく、聖母の様に優しいと釘崎が憧れ慕う沙織ちゃんだったが、一家の裕福さや振る舞いに「田舎者を馬鹿にしている」と妬んだ村人が陰湿な嫌がらせを続け、村から排斥した。(ただし、一家の事情について迄は釘崎は把握していない)。これら一連の出来事から「この村にいたら死んだも同然」という思いを持ったまま歳を重ね、中学校卒業を契機に東京に出る決心をした。二度と戻る事はないと決意している。
自分の境遇に囚われない禪院真希に憧れ、姉御の様に慕っている。
虎杖と伏黒のことは「幼少(ガキ)の頃ハナクソ食ってたタイプ」、「重油まみれのカモメに火を点けてそう」とそれぞれ散々な第一印象を抱いていたが、現在は仲間として厚く信頼している。
一度虎杖が死亡した旨の報告を受けた際には、表面上は平静を装いながらも涙をこらえたり、生存が発覚した時は涙目で拗ねたりと、根はかなり友達思いであり結構ツンデレ気質である。
虎杖に対しては共に戦ってきた事と、虎杖の同級生である小沢と仲良くなり、彼女から虎杖は相手を容姿ではなく振舞いで判断していたという中学時代の話を聞いた事で、虎杖を異性としてうっすらと好ましく思う様になっているのではないか?と読者が解釈できるような心情描写があるが、本編でそんな事は明言されていないし、虎杖に対して恋愛感情を抱いているかを小沢に尋ねられた時に釘崎は「天地がランバダを踊っても絶対ない」「私が彼氏を作るより先に虎杖に彼女ができるのがなんかムカつく」とハッキリ否定し断言している。
渋谷事変で真人と交戦した際に真人の術式を受けて顔の一部が左目ごと吹き飛んでいる。(アニメでは一瞬だが、目玉が飛び出る様子もしっかり描写されている。)作者の芥見下々先生曰く、「釘崎は新田の処置を受けている時点で既に死んでいるが、今後復活出来るかどうかは蘇生処置次第」とのこと(言ってしまえば今後の展開によって生死をキープされている状態)。しかし、呪術廻戦展にて七海と共に渋谷で退場したと釘崎の死亡が作者により明言され、最新話265話にも死んだ登場人物達の中に釘崎の姿が描かれている為、釘崎の死亡は確定したかに思われているが……?
能力
肉弾戦と術式による攻撃を織り交ぜた戦闘スタイル。
術式は優秀だが、「異様とも言えるフィジカルを持った虎杖」と「同学年で既に2級呪術師まで昇っている伏黒」と比べると、同学年組3人の中で総合能力は一歩遅れている。
術式
芻霊呪法(すうれいじゅほう)
金槌を使って五寸釘を飛ばし、刺さった釘から呪力を流し込む呪術。
芻霊とは形代、特に藁人形を指す。
判明した情報によると古い形式の術式のため、保守派から受けがいいタイプの術式といわれている。
おそらく、日本における「呪う」という行為の代名詞として知られているためだと思われる。
技
- 共鳴り(ともなり)
対象から欠損した一部に人型を重ね、同時に呪力を打ち込む事で対象本体にダメージを与える術式。
対象本体が離れていても欠片(呪力の断片)さえあれば遠隔攻撃が可能な為、単純ながら非常に便利である。
対象との実力差や欠損部位の希少価値によって効果が変わる。
又、術式の際は基本的に藁人形を人型として使用しているが、人体等代用出来る人型があれば藁人形である必要はない。
特級呪霊相手では一撃必殺とはいかずとも、身体操作、呪力操作、術式の発動等を一時的に阻害することが可能。対象の一部を手に入れないといけないという前提の難易度からか非常に強力な技。
- 簪(かんざし)
釘が刺さった対象物に呪力を流し込み破壊する、釘崎の基本的な攻撃法。
釘を刺してから呪力を流す迄のタイムラグは自在である様で、時間差攻撃として有効。
複数本打ち込めば一度に大量の呪力を流し込む事ができ、大木を倒す事が可能。撃ち漏らし等で地面に落ちた釘に使用することで針地獄式の罠として活用することも出来る。
- 黒閃(こくせん)
八十八橋における呪胎九相図の兄弟との戦いの最中に発生。
その威力は凄まじく、打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した際に生じる空間の歪みにより呪力が黒く光り、威力は平均の2.5乗になる。
余談
- 上記の様に女子らしい感性と感覚を持っているのだが、自爆すらも厭わない勇ましい戦闘方法、敵との戦闘時におけるゲス顔、何よりも悪役じみたそのセリフから、ネット上では姉貴や姉御等と呼ばれるが、それはまだ良い方で、中には兄貴やら真の悪役と言われる事もある。アプリゲーム・『呪術廻戦ファントムパレード』ではヤンキー女子に薔薇ネェと呼ばれている。
- アニメでのメディア展開では度々可愛く描かれていたり(もちろんかっこよく描かれてるのもある)コラボ先に合わせた様々な服を着るなど女の子らしく扱われている事もあり、劇中での物騒さとは真逆で女性キャラ相応の扱いがされている。原作で死亡した後の方が目にする機会が増えたというのは何とも皮肉な話である。
- アニメ版エンディングテーマ『LOST IN PARADISE feat.AKLO』シングルのカップリング曲の一つに、野薔薇をイメージして作られた楽曲『DESPERADO feat.J-REXXX』が収録されている。
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最新話(267話)のネタバレ注意
「喜べ男子ども」
渋谷以降ずっと生死不明だったが、267話でついに復活を果たす。
虎杖が自身の領域内で宿儺と一騎打ちをしている最中、遠く離れた場所の高専内で釘崎は最後の宿儺の指に「共鳴り」を発動。
それにより「伏魔御廚子」で領域ごと虎杖を切り刻もうとした宿儺は遠隔からの奇襲を受け、領域展開か出来なくなり「彌虚葛籠」などの防御手段も一切取れなくなったところに虎杖の猛攻が叩き込まれ追い詰められる。
釘崎は真人戦の時のように、遠くから虎杖をサポートした。
なお、あらゆる物理的・呪術的攻撃が効かない宿儺の指に術式が貫通したのは、呪物の破壊を目的から外して術式効果のみを通す事だけに特化させた縛りによるもの。
さらに歌姫曰く「目覚めてから半刻(およそ1時間)も経っていない」らしい。
約二ヶ月間、死体同然となっていたにもかかわらず、起きてすぐに体を動かせた理由として、新田新の術式によるものと推測されている。
彼の術式を施された事で釘崎の体は「死にたてホヤホヤの状態」が維持されていた。この維持のお陰で、筋力低下や拘縮といった体を動かせなくなる障害を防ぎ、何の問題もなく即時復帰できたと考えられる。