アークル
あーくる
「心清く体健やかなるものこれを身につけよ さらば戦士クウガとならん ひとたび身につければ 永遠に汝とともにありてその力となるべし」
概要
仮面ライダークウガに変身するためのベルト。
クウガは改造人間ではないが、後の黒影トルーパーや仮面ライダーメイジなどとは異なり、誰でも変身できるわけではない。心清きを者だけが、アークルを着用し、クウガの力を使いこなすことができる。
アークルのバックルには霊石アマダムが納められており、使い続けることで進化し続け、アークルと装着者の神経の同化が進んでゆく。しかし、それはクウガを戦うだけの破壊者と変貌させてゆく危険性を秘めている。
危機が迫ったり着用者の意志に呼応すると服の上から現れ、変身することができる。ちなみにアークル自体は使用者のカルシウムやたんぱく質などの素材で組成されている。
因みに先述の碑文にもある通り、一度身に付けると体内に吸収され、装着者が死亡するまで二度と取り外すことは出来ない。
アマダムの色は出現時は灰色で、マイティフォーム変身時は赤、ドラゴンフォームに超変身すれば青、ペガサスフォームになれば緑、タイタンフォームになれば紫に変化する(弱体化したグローイングフォームは朱色)。ライジングフォームの4形態とその上位形態であるアメイジングマイティでは金(雷の色)に輝き、最強フォームであるアルティメットフォームやライジングアルティメットになれば黒一色になる。
ライジングフォーム時はバックルに金色の装飾が追加されライジングアークルとなり、アルティメットフォーム時にはそこからさらに全体の色が金と銀二色に統一されたアルティメットアークルとなる。
白いクウガが出現。
一条薫はこれを五代雄介が帰還したものと思ったが、実際にはプロトタイプのアークルを身につけたクウガ・プロトタイプであった。
終盤では五代が変身するクウガも登場しており、破壊されたアークルが自己修復されたことが窺える。
玩具
プラデラ
2000年1月下旬に「仮面ライダークウガ プラデラ変身ベルト」の商品名で発売。
2種類発売されており、どちらも電源ONによって発光する。
1つは音声が鳴り、1つは回転機能を備え発光色を赤と青で切り替えられる。
DX
2000年2月上旬に「ソニックウエーブ DX変身ベルト」の商品名で発売。
当時はLED電球の普及がいまいちだったため、カラーの電球で光らせていた。
プラデラと異なり劇中再現度の高い変身遊びが可能だが、一部の音声は劇中と異なる。
また、別売りの「ライジングパワーセット」のセット内容であるアークルアーマーをセットすることでライジングフォームの音声が鳴る。
コンプリートセレクション
「バンダイ コンプリートセレクション 仮面ライダークウガ 変身ベルト」の商品名で発売。
DX版よりも格段に大型化され、なんと東映ヒーローネット限定のレインボー造型企画製の1/1 アークルと同サイズのプロップサイズでの商品化。
8つのLEDにより発色も良くなり、バックルに赤外線センサーが追加されたことにより、劇中同様に手をかざす事でアークル出現遊びができるようになった。
ライダー変身ベルトシリーズ
放送終了後に発売された廉価版。
ギミックは大きく異なり、上部のレバーを倒すことで変身音が鳴り、レバーを離すことで中央部が回転する。4フォームの変身音が鳴るが、発光色は赤一色である。
『仮面ライダーディケイド』の放送を受けてか前年の2008年12月27日、「レジェンドライダーシリーズ 変身ベルト 仮面ライダークウガ」として再販された。
2021年8月7日に「レジェンド変身ベルトシリーズ 変身ベルトアークル」として再販されたが、レバーは小型化されている。
CSM
「COMPLETE SELECTION MODIFICATION HENSHIN BELT ARCLE(CSM 変身ベルト アークル)」の商品名で発売。
劇中と同様の変身音を鳴らせるようになったほか、グローイングフォーム、アメイジングマイティ、アルティメットフォームへの変身も再現可能に。さらに、ペガサスフォームやライジングフォームの時間制限で変身解除してしまう機能や、BGM再生機能、DX版=ディケイド版の音声を収録した「Dモード」などさまざまな機能が追加された。