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かがの編集履歴

2024-10-21 16:35:09 バージョン

かが

かが

海上自衛隊が2015年8月に進水させた、いずも型ヘリコプター搭載護衛艦の2番艦。

概要

海上自衛隊が運用するいずも型護衛艦の2番艦。


平成24年度装備調達計画に基づく平成24年度計画19,500トン型ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)として、ジャパンマリンユナイテッド横浜事業所磯子工場で、2015年8月27日に命名・進水、2017年3月22日に就役した。本艦就役により、海上自衛隊には4隻の全通甲板型(空母型)DDHが出そろった。

名前の由来は令制国における「加賀国(現在の石川県南部相当)」であり、先代は戦艦からの改装を経て航空母艦となった「加賀」。こんごう型護衛艦以上のサイズで先代と運用が限りなく近い護衛艦は「かが」が初。

なお全長は空母加賀とほぼ同サイズながら、排水量は半分程度(空母蒼龍を若干上回る程度)である。


所属は第4護衛艦群第4護衛隊(基地)である。


先代に続く天災の縁

就役後最初の任務となったのは、定係港である呉をも襲った平成30年7月豪雨。所謂「西日本豪雨」で、共に呉を母港とするいなづまおおすみしもきたと並んで呉市の被災者向けに「入浴支援」を実施。

いずも型が誇る高い収容能力を活かし、格納庫内に男女別入浴設備・シャワールームを設ける等、自然災害の多い日本故の活動となった。


そして空母へ

米国製F-35B戦闘機を搭載できるよう改修し、事実上空母化することが決まっている。具体的には、2021年に飛行甲板の改修を行ってF-35Bの離着艦を可能にし、その後2026年に大規模な艦内改装を施す予定。この一連の改装のあとはヘリコプターだけでなく、F-35Bも常時格納、離着艦が可能となる。


「なぜF-35でもB型なの?」という諸兄のために説明すると、F-35Bは短距離離陸、垂直着陸(STOVL)を備える最新鋭の戦闘機であり、空自がすでに運用しているA型は陸上機仕様で艦上運用不可。C型はB型と同じ艦載機タイプだが、カタパルトアングルドデッキを備えた大型空母での使用を前提としているので、他国で言う強襲揚陸艦軽空母サイズの艦では使えない。自衛隊最大の護衛艦とはいえ、他国の軽空母等とほぼ同サイズのかが(というよりいずも型護衛艦)だと、サイズの関係上必然的にB型しか使えないというわけだ。


そして2021年10月7日。いずも型ネームシップの「いずも」がアメリカ海兵隊所属のF-35Bによる離着艦試験に成功した。これに続いてかがもF-35Bの運用に適した形状へと改装され、艦首をアメリカ海軍の強襲揚陸艦のそれに近い長方形型にする改修が施されたことで、現在では進水時からかなり印象の異なる姿になっている。


2024年10月から11月にかけて、引き続きアメリカ海兵隊及びアメリカ海軍による支援のもとF-35Bの運用試験を実施。カリフォルニア州サンディエゴ沖で現地時間10月20日、F-35Bの着艦を初めて同艦にて実施した。


pixivでの扱い

やはりこれ系が多い・・・というか殆どがこれ系の絵である。

DDH-184DDH-184 いずも型二番艦「かが」センシティブな作品


余談


関連タグ

はるな型護衛艦しらね型護衛艦ひゅうが型護衛艦:「かが」にとっての先輩にあたる存在。

いずも:1番艦。

くらま:前任者


外部リンク

海上自衛隊最大のヘリ空母型の護衛艦「かが」 22日に就役 - ライブドアニュース

日米首脳が海自護衛艦「かが」を揃って視察-空母化で改修予定 - bloomberg

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