概要
ノストラード組所属。ネオン=ノストラード護衛メンバーの一人。
頭頂部がハゲていて、出っ歯だがれっきとした女性である。その容姿の原因については後述参照。
他人の心の機微を察し、気遣いが出来る繊細な性格。護衛団の冷静な抑え役である。
クラピカの素性と目的をひょんな事から知り、その悲惨な現状に同情心を寄せており、クラピカからは同僚として信用されている。幻影旅団との1戦が一段落ついてからは、クラピカの今後を案じるレオリオの心情を察し、医者や教師になってみてはどうかと勧めた。
その後、グリードアイランドやキメラアント絡みのトラブルに関与せず、しばらく登場しなかったが、ネテロ会長の死去後、クラピカとともに登場。暗黒大陸進出という名目の元、大多数の乗船者を巻き込んだ階位争いに対処すべく、奔走している。
プライベートで守りたいと思う人はいないようだが、下位王子たちの懸命な姿に心を動かされるようになる。
余談だが、初登場時にはかなり不気味な顔つきをしていたが、徐々にマスコット的な可愛い顔立ちになっていった。
また、アニメではクラピカが斡旋屋に門前払いされた後に斡旋屋を訪ねた人物という設定になっている(原作で念能力を習得したクラピカが再度訪れた際、クラピカの後に来たのは1人だけと語っていたが、人物までは明かしていない)。
名前の由来は、おそらく音楽の「旋律」と、シリアスな雰囲気の「戦慄」を掛けたものと思われる。
ミュージックハンター
正式なライセンスを所持している。
昔魔王が作曲したという呪いの独奏器楽曲「闇のソナタ」を聞いた事で、体を病むと同時に能力を得る。
元の体に戻るため、そしてこれ以上自分のような犠牲者を出さない為、闇のソナタの楽譜を探し、この世から消そうとしている。
ノストラード組に属してるのは、コレクター同士のつながりから楽譜のルーツを探るため。
病んだ体についての詳細は、彼女の顔はまだマシなほうであり、普段は隠している「病んだ」彼女の腕を見たクラピカが、思わず目を見開き絶句したほど。しかもこれは問題の曲の一小節を聞いただけの結果で、演奏した彼女の友人は、全身がセンリツの腕のような状態になり悶死したとのこと。
モデル
作者は11巻コメントでナウシカ、ユパ、アシタカらを挙げているが、これは呪いの境遇や性格、笛を扱う点などが共通しているためだと思われる。
念能力
放出系能力者
癒しの演奏(仮称)
楽器の演奏と共にオーラを飛ばして、相手の疲労や病状を回復させる能力。作中では主にフルートを使っている。
リラックス効果のある「野の春」などの楽曲がある。
本気の演奏(仮称)
癒しの演奏の応用技で本気で演奏することで、聴く者の意識を3分間音の世界へ誘い意識を飛ばして身動きを取れなくする能力。スピーカー越しの演奏でも効果がある。
元々は癒しの演奏の副次効果なので耳をふさぐだけで防げるのが弱点。
驚異的聴覚(仮称)
ずば抜けた聴覚の持ち主。
会話の盗聴や各人の足音を聞き分けることが可能。心臓の鼓動から他人の心理状態や性格を読み取ることが出来る。