概要
CV:納谷悟朗
風の谷の族長であるナウシカの父ジルの旧友で、ナウシカの師でもある腐海辺境一の剣士である。
腐海辺境一と賞される剣豪ながら、争いを好まない人格者で人望も厚く、風の谷では「子供の名付け親」になっている。腐海の謎を解くためトリウマのカイやクイとともに旅を続けており、各国の文化や歴史にも造詣が深い。
風の谷に久々に帰還する途中、羽蟲にさらわれたキツネリスを人間の子供と勘違いして救助に発砲したため、それに怒った王蟲に追われていたところを、風使いとして成長したナウシカに助け出された。ナウシカがクシャナと共に南方へ向かうと、彼女を追って旅立ち、アスベルらと行動を共にしている。
原作では、大海嘯の後、トルメキアへの復讐に燃える土鬼の女性が放った手投げ弾で左腕を失い、直後に土鬼の戦士の刃からクシャナを庇って死亡した。
辺境一とされるその実力は伊達ではなく、父を殺された怒りで暴走したナウシカ(武装した兵士数人を無傷で圧倒し、その内の二人を殺害してしまう程の強さ)とトルメキア兵の間に割って入り、双方を押さえ込んで戦いを中断させたり(暴走したナウシカから左腕に剣を突き刺された状態で、セラミック製の鎧で武装した兵士の鎧の隙間に正確に短剣を通して喉元に突き付けて一歩も動けなくさせていた)、上空を飛んでいる状態の飛行艇から飛行艇へ命綱もパラシュートも無しに飛び移り、潜入するやいなや襲ってきたトルメキアの兵士達を跳び越えて指揮官の兵士を圧倒し、敵を一人も殺害する事無く降伏させてしまう等、その強さは作中でも別格である。
実際、王都にも顔や名が知られている程に有名であるらしく、相対したトルメキア兵の指揮官は「討ち取って名を上げろ」と兵士達の戦意を鼓舞していた。