概要
星のカービィ3
3面となる「サンドキャニオン」の山に棲んでいるボスキャラクターで、狸のポンと狐のコンという、なんの捻りもないそのまんまなコンビ。
戦いでは、どちらも攻撃らしい攻撃はしてこず、多段に組まれた足場を舞台に、沢山の子狸(ポンJr.)や子狐(コンJr.)を引き連れて、ステージ中を右に左にと縦横無尽に走り回りカービィを翻弄する。
いわゆるロロロ&ラララの系譜を汲むボスキャラクターである。
子供達を吸い込んで攻撃するのが基本となるが、不用意に前から攻めると体当たりを喰らってしまうのはもちろんだが、後ろから攻めても(貫通弾でなければ)別の子に当たって防がれる点は、ロロロ&ラララの弱点を克服したボスキャラクターと言える。
とは言っても子供は最大3匹で連なって現れるので、まとめて吸い込めば貫通と同時に大ダメージを与えられ、特にコピー能力を使えないぼすぶっちでは生命線となる。
普段は水中でも吸い込めない敵でも頬張れる意味でリードされていた相手であるグーイが1体ずつしか頬張れないハンデが響いてくる珍しい場面でもある。
ポン&コン本体が出て来ず、子供達だけが出てくることもあるため、ある程度の長期戦は覚悟した方が良いだろう。
短期決戦で済ませたいなら、無理せずコピー能力を、特にナゴバーニングかカインカッターのように弾速が速い攻撃の連打で手っ取り早く片付けるのがオススメ。
また、定期的に上からダークマターっぽいデザインの爆弾が落ちてきて爆発する為注意が必要。この爆風で子狸や子狐も倒されるが、カービィの攻撃も消失してしまう事があり地味に厄介である。
元々、黒い雲に取り憑かれただけの現地住民なためか、初登場以降そこまで大々的に登場はしていない…どころか一切出番がなかった。
一応、トリプルデラックスでキーホルダーで登場したり、漫画やスーパーレインボー等でモブとして登場したため、ポンとコンを見たことはあったとしても、彼らがボスキャラだと知っている人は、少なかったかもしれない。
しかしその後…
スターアライズ
あらわれたのは まさかの 2体のアニマル、
ポン&コン! てきの ぐん門に下った かれらは
あやしい クロガネのヨロイを 身にまとい
この えい門をまもる 番人となって、
フレンズたちの前に 立ちふさがるので あった!
2018年発売の本作にてまさかまさかの再登場(当然初の3D化)。
しかも初登場以来のボスキャラとして、どういうわけか「暗黒要塞ジャマハルダ」の門番として立ちふさがる。ちなみに肩書きは「阿吽の護獣」(ってそれ狛犬…まあキツネもタヌキも生物学的には同じイヌ科ではあるのだが)。
子供達を引き連れて(どさくさにワドルドゥ等もまざっているが)ステージの左右へ走っていく戦い方は変わっていないようだが、以前と違いジャマハルダの紋章のついた鎧を着ている。
スピード自体は鎧が重いのか『3』より低下しており、カービィ側の攻撃力が劇的に上がっている事もあって相対的に弱体化している。しかし全力ダッシュで画面内を突っ切る新技も追加されているので、油断するとガリガリ体力を削られてしまうため注意が必要。また、落ちてくる爆弾も爆破すると炎上するものと凍りつくものの2種類があり、それぞれ吸い込めばファイアとアイスがコピーできる。
『星のカービィWii』以降の「前半と後半で行動パターンが変化するシステム」が採用されている一方、互いの体力ゲージがデータ内では個別管理されている仕様も『3』より引き継いでいるため、前半戦に片方を集中攻撃しておけば、その1体は後半戦にてすぐ落とせる。
勝利したのちはお互いに頭をぶつけあって鎧が剥がれて気絶し、フレンズハートを投げつけるシーンがある。これで洗脳を解かれているようなので、どうやらジャマハートに魅入られたところを門番にさせられたようだ。このシーンは「ポップスター出身のボスに対してはフレンズハートが有効」であることのヒントにもなっている。正気に戻った後はカービィダンスも一緒に踊り、門も開いてくれるが、メンバーには加わらない。ここからがジャマハルダ攻略の本番。
作中には強化系も登場しており、そこでこの2匹の本領を思い知らされる事になる。
漫画版
デデデでプププなものがたり
10巻にゲストとして登場。
いたずら好きな性格で妖怪に化けることができ、最初は収穫に行ったデデデ大王を脅かした。
しかし、カービィには度々逆利用されて悲惨な目に遭ってしまい、リベンジを果たそうと鍋にしたり、怪獣にへんしんしたりするが、喜ぶカービィの敵ではなく、逆にカービィがデデデとグーイを無理やり合体させて妖怪と化した姿に驚愕してしまう。負けを認めた後は「これからは脅かすのを止める」と反省するのだった。
ゆるっとプププ
2巻に登場。『スーパーレインボー』のひみつノートで漫才をしていたためか、大人気のお笑い芸人という設定になっている。
しかしある日、2人が解散を検討しているところをカービィ&バンダナワドルディは目撃してしまう。そこで2人は解散を阻止すべくショーに飛び入り参加するも案の定グダグダになってしまった。
だがその様子を見たポン&コンは「高みを見過ぎていて、相方や観客のことを忘れていた」と反省。謝罪して和解に成功し無事漫才を続けられることになったのだった。
アニメ版
CV.
ポン:飛田展男
コン:神崎ちろ
第44話『ウィスピーウッズの友・アコル』で登場し、リックやヌラフ親子、キツツキのキッツ等の動物たちと共に、老木アコルに住んでいる。
最初はブン達にアコルを穴だらけにしたと勘違いされて(彼の身体に穴を開けるキッツの行動を見たら誤解されても仕方がないが)彼らと対立するが、嵐によって洪水が起きた際は、彼らと協力してアコルが流されないようにした。
第69話『ウィスピーの森のエコツアー』では、彼らと見た目が同じ別の個体が、デデデ達の起こした森林火災で逃げている。
セリフ集 |
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余談
- 彼らがダメージを受けたときポンは緑色に、コンは赤色に点滅するが…
- 『スターアライズ』では、ダメージを受けるときの代わりに、冒頭の咆哮と撃破後の演出が緑と赤になっている。
- 『スターアライズ』で復活した理由は熊崎ゼネラルD曰く、「ファンの誰も予想しないようなボスを再登場させようと思って選抜したから」。しかし見た目がまんまただのタヌキとキツネだったので鎧を着せたという。なお装備の候補は鎧以外だとアイパッチやハチマキなども考えられていたらしい。
関連タグ
ヌラフ ← ポン&コン同様まんま動物の(元)ボス達
ヴォルゲロム ← スタアラでの咆哮の流用元
虫魂トリースカ組 ← ポン&コンを元にしていると思われるボス
ウィス&イェーイ、スカーレットフォックス&エメラルドラクーン←別世界の狐と狸コンビ