ようがんさえも おフロがわり!
とんではねて マグマにダイブ。
火山かつどう ひきおこし、
たてによこに、てまえにおくに、
じゅうおうむじんに とびかうまもの!
(スペシャルページより引用、太字は本来赤字)
概要
『星のカービィ トリプルデラックス』に登場するレベル5「エバーエクスプロージョン」のボス。
レベル6「ロイヤルロード」のステージ3でも再戦することになる。
火山に生息する赤いカエルの魔物であり、上唇はヒゲのようなトゲがあり、頭は火のついた王冠のような形状をしている。火山の長とも呼ばれており火山を操る能力を持つほか、普段は溶岩を風呂兼飲み物代わりにしており、岩石を食料にしている。
火山地帯の多い「エバーエクスプロージョン」も、このボスにとってはまさにパラダイスである。
タランザによって岩をぶつけられ、目に付いたカービィに睡眠を邪魔されたと思い込み襲ってくる。
誤解ではあるが、今作のボスの中で唯一自分の意思でカービィに戦いを挑んでいる。
一見すると明らかにタランザが悪いのだが、道のド真ん中で寝ていたヴォルゲロムも悪いと言う見方もできないこともない。
使用技
奥へ手前へ縦横無尽に跳ね回ったりとカエルならではの攻撃に加え、炎や溶岩による攻撃も豊富に行ってくる。
他のボス同様一定の法則に従って行動しているが、初見では非常に見切り辛い攻撃ばかりな上、1発もらうと立て続けにダメージを受ける攻撃が殆ど(=1回しくじるだけで大ダメージ)であり、歴代の通常ボスとは比べ物にならないほど強い。あの悪名高いウィスピーフラワーズを軽く上回るほど。
しかし、それ以上に厄介なのが攻撃の大半が画面奥(溶岩)で行われるものであり、カービィと同じ列(陸地)に留まっている時間が極端に短い。
能力によっては中々ダメージを与えられず(特に溜めを要する能力)長期戦になりやすく、また一度反撃のチャンスを逃すと次のチャンスが回って来るまでがかなり長く、「格闘王への道」などのタイムアタックでは障壁となるという玄人素人両方泣かせのクソ面倒なボスであり、プレイヤーからは「チキンガエル」「遅延クソガエル」などと苦評。
そのウザさはどことなくチキン飛竜を思わせる。…姿は鬼蛙似なのに。
- フレイムリング
画面端で全身に炎を纏った後、中央に移動して回転しながら衝撃波を放つ。
輪に当たると多段ヒットしてしまうので要注意。
- 捕食
マグマに潜った後3回顔を出しながら足場に接近し、一番近くに到達すると舌を伸ばしてくる。
食べられるとレバガチャで脱出する必要がある。舌を出す速度こそ速いが範囲は狭め。
この舌にも攻撃可能すると普段よりも多くのダメージを与えられる。
- 溶岩爆弾
頭の冠から溶岩爆弾を発射する。着弾後しばらくすると爆発し、地面が燃える。バウンドしている間に攻撃して壊せば炎上しない。
吸い込むと「ファイア」をコピーできる。
後半戦では2個同時に発射してくる。
- バウンドプレス
溶岩に飛び込み、画面手前と奥の足場を猛スピードで跳ね回る。
着地点は決まっているため上手く見切ろう。出てくる星も多く、すっぴんなら吸い込みのチャンス。
体力が半分になると4つの浮遊石を出現させ、画面奥の火山の頂に移動する。
- マグマモンスターズ
後半戦移行時確定で使用する大技。
奥からヨガンのような大量の火柱「マグマモンスター」を呼び出し、こちらに向かって突撃させてくる攻撃を3回連続で行う(2回目以降は2セット)。当たると手前の溶岩に叩き落とされ、追加のダメージを受けてしまう。
安置は左右端、中央、画面上のいずれか。
この間の約30秒間は一切こちらが攻撃できないため、通称「パフォーマンスタイム」。
- 火炎放射
画面手前にいる状態で口から炎を吐く。しゃがめば回避可能。
画面端から端に向かって攻撃するパターンと、回転しながら左右に火炎放射してくるパターンがある。後者は画面が焦げてしばらくの間視界が少し悪くなる。
- 火山岩攻撃
背景の火山に飛び込んで噴火させた後、4つの火山岩と共に落下する攻撃を3回連続で行う(マグマモンスターズ同様、2回目以降は2セット)。
こちらも着地している時間はそこまで長くないため、攻撃するタイミングが肝心。
- ファウンテン オブ ファイア
頭の冠からマグマの噴水を出し、2回転しながら左右に移動する。
外側とヴォルゲロムの至近距離が安置。回転している途中から内側に入って避けることも可能。
撃破すると溶岩へ吹き飛んでなおもがくが、その直後に4つの浮遊石が頭上に降り注いで積み重なって押し潰され、それが墓標のようになるというエグい最期となる。
ちなみに「格闘王への道」や下記の亜種、カービィハンターズシリーズも含め全くカットされていない。
ヴォルゲロムDX
ようがんのんで のどをうるおし、
がん石食べて はらみたす。
われわれに とって かこくな土地も、
ヴォルゲロムに とっては
まさに パラダイスなのでした。
「デデデでゴー!」及び「真・格闘王への道」に登場する強化版。
赤い体色が緑色に変色されている。…テツカブラ亜種か何か?
ちなみに「デデデでゴー!」では戦闘開始時の演出も変更されており、デデデ大王がこけた拍子にハンマーをぶつけられてしまい、叩き起こされた怒りからデデデ大王に襲い掛かった。
主な違いは以下の通り。
- フレイムリング
2連続で放つ。このため1回目に巻き込まれると続けて2回目を喰らってしまう。
- 捕食
外した場合は位置を変えて2回目を行うようになった。
- 溶岩爆弾
緑の炎になっている。小型化しているため着弾から爆発までの猶予が短く、最初から2個撃つ。
後半戦では4個発射してくる。
- バウンドプレス
一番最初に使う技。
炎を纏ってから放つため、着地点が炎上するようになった。
- マグマモンスターズ
1・2回目は突進直前に一度マグマの中に引っ込み、足場の近くに急に現れてから突進するフェイントをかましてくる。
3回目は速度こそ遅いが、ジグザグに動きながら接近する。安置が分かるのは足場の近くにまで接近してから。
- 火炎放射
端から放つタイプは射角を変えてくるためしゃがみ回避が出来なくなった。
回転するタイプは画面奥のマグマから攻撃する。このため一度使われると約20秒もロスしてしまう。
- 火山岩攻撃
バウンドプレス同様着地点が炎上する。
さらに落下と同時にマグマモンスターが出現するようになった。1・2回目は2体だが3回目は3体も呼び出してくる。
- ファウンテン オブ ファイア
噴水が太くなっている。移動速度も上がり、4回転するようになった。
みんなで!カービィハンターズシリーズ
炎を まといし 巨大な蛙!
マグマにかえる その前に
その おしりを 叩いてやる!
(無印)
火山の長が あらわれた!
あれくるう 炎とマグマを かわし
しれんクエストに 立ちむかえ!
(Z・高ランク / スーパー・ストーリークエスト)
火山の長が あらわれた!
あれくるう 炎とマグマを かわし
しゃく熱の 大ガエルに 立ち向かえ!
(スーパー・高ランクわいわいクエスト)
本気を 出した 火山の長!
どんな アツいバトルも 勝利に
かえる ことは できない…!
(Z・鬼ランク / スーパー・鬼ランクわいわいクエスト)
その後の次回作『ロボボプラネット』のサブゲーム「みんなで!カービィハンターズ」にて再登場して以降、カービィハンターズシリーズではまさかの皆勤賞。おまけにその遅延行為も相変わらずであり、プラチナランクでのクリアやゆうしゃミッションでのスピード撃破はかなりの難関。
本作の独自仕様は以下のようになっている。
- 捕食
味方が食べられた際に攻撃すると助けられ、その後少しの間目を回すようになった。
- マグマモンスターズ、火山岩攻撃
制限時間があるのを考慮してか、どちらも1回だけになった。
ヴォルゲロムEX
火の山を おさめる マグマ界の
トップ・オブ・カエルが
ハンターズに おそいかかる!
『スーパーカービィハンターズ』のストーリークリア後のわいわいクエストにて、火の山を治めるマグマ界のトップ・オブ・カエルこと「ヴォルゲロムEX」という新種まで登場。
色はDXとほぼ同じだがヒゲや王冠がより大きく発達している。
基本的な技パターンはDXと同じだが、以下が通常版との違い。
- 溶岩爆弾
発射数が増加している。
- マグマモンスターズ
通常版ヴォルゲロムは比較的遅延行為は妥協されており1回だけだったが、こちらは全く妥協せず2回連続で行ってくる。画面奥から帰ってくる速度も遅くなった。
さらに2回目は溶岩爆弾と組み合わせるようにもなった。この技だけで20秒以上も無駄になってしまう。
ただでさえ強いのにもかかわらず、40秒以内に撃破という鬼畜極まりないゆうしゃミッションもある。ヘビィハンマーの立ち回りが特に重要。
こうげきのクスリを躊躇わずにフル使用も検討すべき。一応、自分がハンマー操作でCPUタイムビームが上手く決まればクスリに頼らずに40秒以内撃破は可能(但し超低確率の運ゲー)。
「40秒以内撃破」は勇者ミッション全体で見ても淵源を巡る英雄・闇の「1人も力尽きずにプラチナメダル」と並ぶ最高難度の運ゲーである。
関連タグ
みんなで!カービィハンターズシリーズ:皆勤賞。
ファッティバッファー:一部の行動パターンがこのボスに通じるものがある。リメイク版では炎属性の亜種まで出てきた。
ゴライアス:ファッティーバッファー同様、一部の行動パターンがこのボスに通じるものがある。
ポン&コン、ゴールドン&シルバックス:スターアライズにて咆哮が流用。
ポイズンゲロム:亜種
みんなのトラウマ:タイムアタック、ゆうしゃミッションの天敵。
のぼせトンマン おのぼり黒トン:バスターズに於ける溶岩ステージ+遅延行為。プレイヤー側が入ると連続ダメージのマグマ風呂で体力回復。後者は最大体力・回復量共に異常で、それを複数回許すと時間切れにされる危険も孕んでいる。なお、本編作品では遅延行為が存在しない。