概要
「ハーメルン」にて、ファルクラム氏が連載していた「機動戦士ガンダムSEEDDESTINY」の長編二次小説の1つ。全56話(あとがきを含む)
「機動戦士ガンダムSEED Ilusion」の続編である。
あらすじ
C.E.73年。現プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルと会談すべくプラント所有のコロニー「アーモリーワン」を訪れたカガリ・ユラ・アスハとシン・アスカは、そこで謎の敵によるザフト軍の新型機動兵器強奪の現場に出くわしてしまう。
奇しくも、かつての悲劇を思い起こさせるその光景は、新たな戦いの始まり告げる鐘の音だった。
本作の登場人物
オリキャラ
- リリア・クラウディス
前大戦後、オーブ軍所属の技術者兼パイロットとなった少女。
2年前と変わらず世話焼きな性格をしており、何かとシンやマユの兄妹を気に掛けている。
- ユウキ・ミナカミ
オーブ宇宙軍に所属する男。
かつてはカガリ・ユラ・アスハの護衛役も務めていたが、現在は1個戦隊の司令官になっている。
相変わらず飄々とした性格。
- ライア・ハーネット
オーブ軍二尉。元ザフト軍人の少女。
2年前と変わらない、大雑把な性格。
- キョウ・カリヤ
オーブ宇宙軍に所属する青年士官。
大らかな性格で人当たりが良い。
その戦い方は、前大戦終盤の第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦でMIAとなったある男と似ているが……?
- エスト・リーランド
元大西洋連邦特務機関所属だった、プロトタイプ・エクステンデッドの少女。
現在はエミリア・ベルネスの偽名で、マリア・ベルネスと共にモルゲンレーテ社で技術工をしている。
2年前に比べると、大分性格が大分柔らかくなった。
また、前大戦でMIAとなった相棒兼恋人のキラ・ヒビキの帰還を強く信じている。
- アリス・リアノン
本作のプラントサイドにおける主人公。
メイリン・ホークと同期のザフト兵士。
ボーイッシュで気さくな性格であり、相手が年上であっても物怖じしない。
- ルイン・シェフィールド
ジュール隊所属の少年。
基本的に礼儀正しいが、ややお調子者な性格をしている。
- アキナ・コールアン
ジュール隊所属の少女。
ルインとは士官学校以来の同期生。
礼儀正しく、控えめな性格。
- イレーナ・マーシア
ギルバート・デュランダル現プラント最高評議会議長の側近を務める女性。
怜悧な容貌で、規律を重んじる性格。
ザフトの最新鋭艦「ミネルバ」の艦長「タリア・グラディス」の友人でもある。
- ラキヤ・シュナイゼル
本作の連合サイドにおける主人公。
大西洋連邦軍に所属する青年士官。階級は大尉。
ファントムペイン・ロアノーク隊副隊長。
人当たりが良くて優しく、ステラ達エクステンデッドのことを本当の兄妹のように可愛がっている。
いつもサングラスを掛けて目元を隠している。
- ベイル・ガーリアン
大西洋連邦軍大尉。ファントムペイン所属の男性士官。
露骨なナチュラル至上主義者で、コーディネイターをモルモット呼ばわりしている。
- ラーナ・シルス
大西洋連邦軍中尉。ファントムペイン所属の女。
ベイルの部下。
素っ気ない態度をすることが多いが、コーディネイターのことは心の底から憎んでいる。
- ジャック・ランベルト
大西洋連邦軍少尉。ベイルの部下。
無口であり、殆ど口を開くことが無い。
機械のように正確な戦闘で敵を屠っていく。
- レイモンド・クラーク
大西洋連邦の提督で、ブルーコスモス穏健派所属。階級は少将。
コーディネイターのことは、ある程度必要悪と割り切っている。
原作キャラ
本作のオーブサイドにおける主人公の少年。
前大戦後、オーブ宇宙軍に所属している。
真っ直ぐで直情型の性格だが、仲間思い。
妹のマユを溺愛している。
シンの妹。
天真爛漫で、誰からも好かれ易い性格をしている。
唯一の肉親であるシンや、姉のような存在であるリリアを強く慕っている。
本作では、中の人が同じルナマリア・ホークやメイリンと交流している。
現オーブ連合首長国の代表首長。
原作種運命と違い、国家元首として冷静で落ち着いた、それでいて純粋さを失わない人物になっている。