概要
現在テレビ朝日系列にて放送中であるプリキュアシリーズには、多くのプリキュアが登場する。そのプリキュアの数だけ、様々な敵が登場し、戦ってきた。
だが、プリキュアとはいえどほとんどは子供(一部を除く)。中には今までの女児向けアニメのように、パンチやキック等の肉弾戦は行わず、優しく接して悪い心を浄化してくれるプリキュアもいるのである。
キュアエコーはその一例で、劇中で技を使うことはあっても、直接格闘などは行わない。
キラキラプリキュアアラモードでは肉弾戦が封印され(というより肉弾戦では勝てないようになっており)、プリキュアたちがクリームエネルギーを使って戦闘する。
- クリームエネルギーを纏った拳でのパンチは効くなど、肉弾戦してないか?と思うような場面もたまにみられるが、公式では肉弾戦はしていない扱いになっている。
- ただし、徒手空拳ではなくとも、クリームエネルギーで敵に打撃を与える事は普通に行っているため、本当に「殴らない」かは微妙な所。
また、わんだふるぷりきゅあ!ではプリキュアたちが徒手空拳などは一切使わず、黒き獣たちを抱きしめて浄化する。
- 本作における敵は異世界の動物が凶暴化した存在である事から、その敵に対して殴る蹴る等の肉弾戦の描写を入れると動物虐待になってしまう恐れがあるためである。
- しかし、チーム合流前のキュアニャミーはこの制約を守っておらず、大切な人を守るためなら敵を肉弾戦で攻撃する事を辞さない。また、図らずも主人公達がその大切な人を危険に巻き込んだ事もあり、事実上の対立関係となっていたが、第20話でガルガルに対する考えを改めた。
- 黒幕や幹部に対しても彼等が絶滅した動物である事から基本的にこのスタンスが貫かれており、幹部の一人はプリキュア達と戦うどころか、純粋にプリキュア達と鬼ごっこで文字通り遊んで仲良くなった事で浄化されている。もう一人の幹部に関しては一度だけニャミーに蹴りを入れたが、それ以外には肉弾戦をする事なく和解した。実は人間だった黒幕に対しても最後まで徒手空拳による攻撃を行う事はなかった(そればかりか対話するにしても、何をされても激怒する事も憎悪を抱く事もその行いに対する糾弾の類いも一切無い)。
- しかし、上述のように劇場版の敵も含め、彼女達がこれまで相手取ってきた存在は、同情の余地のある者達であり、今後オールスターズ映画等でそのような余地を持たない敵と相対した場合は肉弾戦を解禁するのか否か、気になる所である。
余談
- 戦わない、殴らないプリキュアがいるのは上記の通りだが、殴らない戦隊やウルトラも存在している(逆にライダーは極端に少ない)。救助を最優先にしている戦隊や可能な限り攻撃を仕掛けないウルトラマンはその最たる例だが、プリキュアほど積極的に殴らないことを徹底しておらず、どうしても戦わなければならない場合は攻撃を仕掛けている。
- ヒーローの中には戦闘を目的としない組織も存在している。ただし厳密に言えば彼らは戦闘のプロというわけではなく、警察署や消防署に所属しているいわば『命を救うプロ』である。プリキュアもある意味、命を救うヒーローと言えるのだ。
関連タグ
戦わなければ生き残れない!:ある意味真逆の意味であり、主に生き残るには相手を倒さなければならない状況になったときに使用される単語。