概要
原爆(原子爆弾)の発明後、第二次世界大戦(大東亜戦争)で広島と長崎に対して実戦使用されて以来、戦争が起こってもほぼ未使用で済んできたため、核戦争も21世紀現在まで起こらず、フィクションの世界での話で終わっている。
しかし、冷戦期における米ソ対立でのキューバ危機などで核戦争の危機は何度も起こっている。
将来、第三次世界大戦が勃発する際に核兵器が使用され、核戦争となる予測はされているが、国家により起こるとは限らず、テロリストによる核兵器使用で核戦争になる恐れもある。現在でも核開発を進める国は多く、核保有している国連常任理事国との対立は増えている。
核戦争理論
核戦争の原因は色々予測されている。国家指導部の決定で先制攻撃で起こる場合や、軍事的緊張と軍事均衡の喪失、偶発的事件による発生、非合理的で理不尽な決定者による使用など。
核戦争が起こった場合の核攻撃対象は、攻撃対象国の大都市・核兵器基地・通常兵器軍事基地・産業施設・司令部など。
敵の核攻撃に対する報復攻撃で核攻撃がされたり、先述のテロリストによるテロ攻撃もありうる。
高高度核爆発
高高度核爆発とは、高度100km以上の高層大気圏での核爆発をを起こすもので、放射線や熱波・衝撃波は地上には届かず、地上の人間に対して人的被害は起こらない。
しかし、爆発時に電磁パルスが発生する。電磁パルスは高エネルギーのパルス状電磁波で、過剰な電流により電子機器の電子回路や半導体は損傷を受けてしまう。
この性質を利用したもので、電磁パルスが広範囲の地上に降り注ぐと、全ての電子機器は故障し、情報化と機械管理された社会は崩壊すると予想される。
非致死的であるが、甚大な被害をもたらす点では立派な攻撃であり、核攻撃として核戦争の内に入る。