詠(恋姫†無双)

えい

詠とは、『恋姫†無双』シリーズにおける賈駆の真名。字は文和。

基本概要

董卓軍の軍師で、眼鏡をかけたボク娘。

月（董卓）の幼なじみで月のことを大事に思っている。

なお、声優は青山ゆかり(PC版)、友永朱音(コンシューマ、アニメ版)。

白装束の集団の謀略によって残虐非道の暴君に仕立てられた月を補佐し、反董卓連合と戦った。軍師だけあって知に優れており、戦術なども一目置かれている程の実力なのだが、なぜか不運続きで立てた作戦は裏目に出てしまうことが多い。その為、次々と負け戦が続き、遂に都である洛陽は陥落した。

その後は、紆余曲折あって北郷一刀の保護下に置かれ、月と共にメイドをやることになる。だが、メイドとして働いている時も何故か茶碗を割ったりと不運なドジな部分も多く見られた。

月に言い寄る一刀を毛嫌いしているが、月本人はまんざらでもない様子なことに頭を抱えている。とはいえ彼女自身も一刀に構ってもらえないとヤキモチを妬くなど、なんだかんだ言いながらも心の底では一刀を慕っている。

一ヶ月に一度、超絶的に不幸な日があり、自分ではなく回りの住人を巻き込んで大騒動を起こす。なお、今までに死人は出ておらず、月には一切被害を与えてはいないらしい。

ちなみにコンシューマ版である『恋姫†夢想』の追加シナリオでは、軍師としての腕を振い、恋（呂布）や月と共に曹操軍と戦った。

前作（恋姫†無双）とは違って、彼女の不幸っぷりは垣間みられない。

蜀ルートでは前作同様に月を守るべく共にメイドになるが、今作ではその後、蜀軍に軍師として登用され、個別ルートでは前作で振るう機会が得られなかった軍師としての腕を存分に披露した。

本作ではメイド副長兼政策秘書として、相変わらずツンツンデレデレしながら月と一緒に忙しい政務をこなしている。

だが、『真・恋姫†無双』にて影を潜めていた『月に一度に起こる超絶不幸な日』体質が復活してしまい、前作から溜まりに溜まっていた詠の不幸が都中を巻き込むことになってしまう。

ちなみに、この詠の不幸体質の被害に遭った者達は一刀に相談し、彼が詠を監視する事にした。だが詠にすぐにバレてしまって彼女の怒りを買い、追い回された挙句に桂花が以前掘っていた落とし穴に一刀は落ちてしまい、そのまま放置されてしまった。まさに恐ろしきは詠の不幸体質なり……。

アニメにおける詠は、月がゲーム版にはない単独行動と下々の諸問題を起こし、その度に頭を悩ます中間管理職な役どころとなっていた。

ゲーム版のようなドジぶりはなく、月の元へ馬に乗って駆けつけるほどの行動力を見せた。

アニメ版第1期ではやたらと犬猫を拾ってくる恋には苦言を呈し、乙女大乱では度重なる匈奴との戦で疲弊した自国を再興するために張譲を利用しようとするも、逆に月を人質にされて利用されるなど、ゲーム版第一作目と同様に苦労する展開が多かった。

最終的に明命（周泰）と華雄の援護で無事に月と共に逃げ延びる事に成功し、その後、荒行で連合軍の将達の無事を祈る月に心打たれ、軍師として麗羽（袁紹）と美羽（袁術）の仲を取り持ち、2つの軍を合流させる活躍を見せた。乙女大乱EDでは月と一緒にメイドの格好で給仕をしていた。

ちなみにアニメ版では、恋と同じ身長に設定が引き上げられている。

OVA版では聖フランチェスカ学園1年である。董卓軍軍師兼シスター。