概要
東方剛欲異聞のラスボス饕餮尤魔が使う、ストーリーモードの実質的なオーラスを飾るスペルカードである。
ストーリーの最終局面、フランドール・スカーレットが「強敵揃い」の扉を選択して尤魔と戦った場合にのみ挑戦可能(それ以外の扉だと倒しきれず逃げられてしまう)。
「剛欲な獣神トウテツの夕餉」攻略後に血の池地獄へ没した尤魔が背景奥へ移動するエフェクトが発生。血柱を伴って巨大な姿(遠景の状態で頭の大きさがフランドールの身長と同程度)で再出現する。
同形態は摩多羅隠岐奈いわく「吸収のみのターン」らしい。この状態の尤魔は大口を開けてひたすら周囲から押し寄せる血液弾を吸収し続ける。これに対してフランドールは全てを破壊するスペルカード、スカーレットニヒリティを用いて戦う事となる。
尤魔と距離があるため通常の攻撃は当たらない。ダメージを与える方法はただ一つ。グレイズと水吸収でゲージを貯め、100%到達時の水吸収ボタン長押しで発生するリンゴ弾を尤魔に吸収させることである。
ただしこのリンゴ弾は全部で3度当てる必要があり、1発当てるたびに攻撃が激化する。
第一形態 | 血液小弾の列が発生。引き寄せからのまとめ消しができるためこの弾列で水ゲージを貯めるのが基本。 |
第二形態 | 小弾列に加えて血液中弾が発生。中弾は引き寄せないと弾消しできない。 |
第三形態 | 小弾列・中弾に加えて血液の濁流による(吸ってるけど)ブレス状の攻撃判定が発生する。グレイズ不可な上に「危」予告から発生までの間隔が非常に短い。 |
タグとしては発動時における尤魔の姿を描いたイラストにつけられる。巨大尤魔にフランドールが挑む様子はまさしく怪獣映画もとい最終決戦に相応しい。
こちらが確認のVTRです。
二次創作
東方ロストワード
演出に血を使うためなのか対象年齢3,4歳以上の良い子のゲームでは現在のところ採用は叶っていない。
代わりに別世界のフランドールのスペルカードとして、このスペルカードのアレンジ版禁欲『スカーレットハングリー』が登場した。
余談
一見での難易度が高い上に、様々な要素がプレイヤーの心をへし折ってくるスペルカードである。
- このスペルカードを出すまでの道のりが全く簡単じゃない。道中の星熊勇儀、村紗水蜜、庭渡久侘歌、このルートのみで使用するスペルカードを引っさげた博麗霊夢と文字通りの「強敵揃い」である。もちろん尤魔自身もかなりの難敵。
- ダメージの与え方が完全なノーヒントである。水吸収ボタンのエフェクト違いに気がつくまでが第一の試練。
- リンゴ弾発生から着弾までの間に被弾すると水ゲージが0%に戻ってやり直しになる。
- フランルートの全てに共通だが整数番号作品のエキストラステージよろしくコンティニュー不可である。倒せなかった場合は扉の前からもう一回。当然、リタイアすると最初からやり直しである。
- さらに再挑戦も血の池尤魔戦の最初から開始となる。避けるだけでも一苦労の精錬「呪われた血液の追憶」「剛欲な獣神トウテツの夕餉」も再挑戦となり一切難易度は低下しない。
初見の問題はSwitch版および対応するPC版のアップデート以降は説明が出るようになったが、それ以外の要素はアップデートでも変わっていない。