あらすじ
ある朝、孫が登校しようとすると、じーさんが何処へ行くのかと問い掛けてきた。
孫が「学校へ行く」と答えると、じーさんは「学校へ行く道は危険でいっぱい(曰く「油断してると1年で340回は死ぬ」)だから、ワシもついて行く」と同行を宣言した。
孫は拒否するが、じーさんが駄々を捏ねるため仕方なく同行を許可する事に…。
登校中、横断歩道や野良猫等の(一部そうでない気もするが)危険な物に遭遇する二人だったが、そうこうしている内に始業の時刻が迫っていた。
遅刻してしまうと学校へ急ぐ孫だったが、途中で不良にぶつかってしまう。
不良に殴られそうになった孫は、じーさんに助けを求めるが、じーさんに「だれだ?オマエ。」と他人のふりをされてしまうのであった♨️
余談
- 『この本の中で作者が好きな話ベスト3!』では3位にランクインしており、作者曰く「この話からコロコロの連載が始まった」との事(単行本でこの話の前に収録されている「じーさんじゃっ!」「ドライブぶーぶーじゃっ!」はいずれも読み切りとして掲載されたもの)。
- その思い入れもあるのか『邪』や『なんと!』では、それぞれ第1話としてリメイクされている(『邪』では「じーさんじゃっっ!!」『なんと!』では「じーさんじゃっっっ!!!」)。
- それぞれ話の展開は少々異なるが、
- じーさんが孫の登校に強引に同行する。
- 最初に遭遇する危険(?)が横断歩道。
- 学校へ急ごうとする孫が不良にぶつかる。
- その後のじーさんの行動がオチとなる(或いはオチに繫がる)。
という点は共通している。
- 因みに「じーさんじゃっ!」というサブタイトルの話は『絶体絶命』にも存在するが、内容は大きく異なっており『じーさんが3つの異なる危険から助かる方法を孫に教える(結局助からないが♨️)』というオムニバス形式となっている。
- この形式は『絶体絶命』単行本第2巻収録の「お話たくさんじゃっ!」でも使用されている。