概要
さいたまNGポーズとは、埼玉県営の水上公園内で開催される水着撮影会で、当局および何かに目覚めた面倒くさい人々から「エロすぎるのダメだかんね!」と禁止されてしまった、けしからんポーズである。
ことの発端は2023年6月、埼玉県の県営水上公園のプールサイドで開催予定だった、グラビアアイドルらを集めた水着ポートレート撮影会が急遽中止に追い込まれたことである。詳しくは「埼玉県水着撮影会直前中止問題」を参照のこと。
この中止要請が各方面に損失をもたらすドタキャンに等しい時期だったことで論争となり(仕事を奪われたグラビアアイドル達だけでなく、弁当の注文を受けて仕入れも済ませていた弁当店等から抗議の声があがった)、口火を切ったのが日本共産党の県議数人であったことで当然表現の自由戦士との政治的論争ともなり、有名フェミニストが便乗したことでも騒ぎになった。
一方、参加していたグラドルの一部にも過激なポーズに走っている者がいるのではという批判もあった。
他方、これまで県が出してきたルールを厳守してきた団体のイベントも中止を余儀なくされたとの反論もあり、撮影会運営元は怒りを露わにしている。
騒動の果てに
紆余曲折の末、埼玉県の公営施設での水着撮影会は主催者が規定を守ることで再開される見通しになったが、この際に公園の管理者である県公園緑地会が改めて示した衣装やポーズの規定が話題となった(※d)。
概ね「小さすぎる水着」や脱ぎ掛けポーズなどがNGとされている。
これに示されていた「NGポーズ例」がtwitterなどで方向の違う受け方をし、「さいたまNGポーズ」などと呼ばれるようになり、pixivでの二次創作絵やSNSでのAIイラストが投稿されている。
表記揺れ等
関連語
関連事象
埼玉ポーズ
紛らわしい言葉、似て非なる言葉として、「埼玉ポーズ」があるが、こちらは埼玉愛を表すポーズである。詳しくは当該記事を参照のこと。
脚注
出典
※a 「埼玉県営水上公園における水着撮影会 開催の手引き」(PDF) 公益財団法人埼玉県公園緑地協会、2024年3月5日作成。
※b 「過激ポーズ禁止、水着ずらし食い込ませてもダメ 埼玉の水着撮影会、詳細な図解手引を発表 サイドひも、三角水着、四角水着どうなる 性器露出の水着、わいせつ行為したら警告…無視したら即中止に」 『埼玉新聞』、2024年3月6日作成。
※c 「「プール撮影会」中止騒動、共産党の“勝手な言い分”にイベント運営側は怒り 1000万円超の損失か」 株式会社NEWSY「Sirabeeリサーチ」、2023年6月9日作成。
※d 「埼玉県公園緑地協会(埼玉県営公園運営団体)が2023年度の水着撮影会開催の許可条件を発表」 トゥギャッター株式会社「Togetter」、2023年7月20日作成。