概要
2023年6月に埼玉県の県営公園で開催予定だった水着撮影会が、共産党(日本共産党埼玉県議会)の申し入れで開催直前に中止となったことがSNS上で波紋を呼んだ。
この以前から行われていた水着撮影会において事前の取り決めで禁じられていた未成年参加者による過激なポーズによる撮影などがされていたことから市民から予てから苦情が寄せられていたとされ、共産党からの申し入れ以前から問題視されていたとされる。(この点は「これまで県が出してきたルールを厳守してきた団体のイベントも中止を余儀なくされた」と反論する撮影会運営元もある。後述。)
関連記事(朝日新聞デジタル・2023年6月9日 23時02分)
しかしながらこの中止要請が各方面に損失をもたらすドタキャンに等しい時期だった(一部撮影会にとっては2日前の中止要請だった)ことで論争となり、仕事を奪われる格好となったグラビアアイドルやモデル、コスプレイヤー等や、弁当の注文を受けて仕入れも済ませていた飲食店等から抗議の声があがっており、損害額の補償が税金で支払われる可能性も考えられている。
- 中止の是非とは別に、少なくとも1ヶ月前ぐらいの中止要請であれば代わりの撮影会会場も見つけられたし、飲食店やキッチンカーが仕入れた食材が無駄になることも避けられたはずである。埼玉県は食品ロスの削減を掲げている事から「矛盾ではないのか」と批判を浴びた。
- 更には被害を被った飲食店が正当な抗議を行ったのに、「女性の人権より売り上げの方が大事なのか」と見当違いな批判をSNSで受けると言う二次被害も発生した。無論、批判したクレーマーは「人権」を盾にした屁理屈で誹謗中傷を正当化しているだけで自分達に都合の悪い女性(仕事を奪われたグラビアアイドルやモデル達)や自分達の行いで金銭的被害を被った飲食店経営者(グラビアアイドルやモデル相手に弁当やキッチンカーで食事を提供する予定だった人達)の人権を蔑ろにしているのは想像に難くない。
法的な論点
共産党が求めた中止理由について、法的な観点からも議論が起きている。弁護士の平裕介氏はTwitter(現「X」)で「『都市公園法第1条に反する』という理由で『貸し出しを禁止するよう県に申し入れ』をしたようだが、これは、同法1条の解釈・適用を間違った違法な申入れだと考えられる。不法行為の疑いもある権力者の暴走だろう」、同じく弁護士の戸舘圭之氏も「その論法でいけば下手すりゃメーデーとか赤旗祭りだってダメにされかねないですよ。。」と指摘した。
埼玉県公園緑地協会は水着撮影会へのプール貸し出しを禁止した理由について、(1)成人女性であっても過激な衣装や過激なポーズをしていたこと、(2)未成年の出演が確認できたことの2点のルールを守らない水着撮影会があったこと、を理由であるとしている。
ただ埼玉県公園緑地協会の担当者に話を聞くと、(1)の過激な衣装やポーズを禁止するルールは今年1月に決まり、(2)の未成年の出演にいたっては、それまでの利用規約に禁止する項目がなく、県民からのメールを受け、6月頭に急遽決まったものだという。
近代麻雀水着祭が(1)に抵触すると思われる画像はネット上で見つかる一方で、近代麻雀水着祭は6月頭には開催されていない。つまり近代麻雀水着祭が過去に未成年を出演させていたとしても、その時点ではルールを破ってはおらず、そこを問題視するのは後出しじゃんけん、ゴールポストを動かしていることになると、法の不遡及の点から問題視する声も上がっている。
これまで県が出してきたルールを厳守してきた団体のイベントも中止を余儀なくされたことに撮影会運営元は怒りを露わにしている。
その後、水着撮影会を「性的なもの」と迫害して中止へと追いやったクレーマーの1人が皮肉にも自身が忌み嫌った性的なものと言える不祥事に走った事が判明して再炎上する事態となった。後述のリンク先参照
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外部リンク
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