概要
かつて存在した家電量販店チェーン。
カメラ店を母体とした家電量販店として「安さ爆発 みんなのさくらや」のTVCMで知られ、「ビックカメラ」、「ヨドバシカメラ」と共に「3カメ」と呼ばれていたが、2010年に会社解散となった。
1971年に荻窪店が「有限会社カメラのさくらや」として独立し、現在も荻窪駅西口に2店舗を構えて営業している。
来歴
1963年、「株式会社さくらや」となる。初の大型店舗「東口店」が新宿駅前に開店。その後は新宿を中心に多店舗化が続く。
1991年、バブル崩壊。消費支出が減る中、家電量販店は消耗戦の時代となる。
1997年、「仙台西口駅前店」を開店する。2年で撤退となり、多店舗化に後れを取り経常利益が低下。
2004年、投資ファンド「フェニックス・キャピタル」の傘下となり経営再建を目指す。
2008年、「ベスト電器」の完全子会社となるが、「ベスト電器」自体も経営が混乱し、「さくらや」の閉店が相次ぐ。
2010年、ベスト電器が「事業再構築計画」を発表し、業績の低迷していた「さくらや」の会社清算を決定。今後も売り上げが見込めると判断された「新宿東口店」、「船橋駅店」、「相模大野店」、「聖蹟桜ヶ丘店」は「ビックカメラ」に継承されることとなった。2月末日をもって全店閉鎖。このうち聖蹟桜ヶ丘店は、2023年にビックカメラのグループ会社であるコジマへ再転換されている。