概要
庄内藩酒井家に仕える小右衛門という男の屋敷で天井から逆さまにぶら下がった赤い顔の大入道がゆらゆら揺れていた。小右衛門が引きずり落として取り押さえるとたちまち姿を消したという。
この翌年、屋敷替えによって別の武士がこの屋敷に住むことになったのだが、大入道は再び姿を現した。使用人の土左衛門という男が取り押さえて「お前は何者だ」と尋ねたところ、大入道は「しゅぱん」と名乗り姿を消したという。
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しゅぱん
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