概要
「たかくれ」とは、スマホ向けゲームアプリ『アサルトリリィLast Bullet』における、宮川高嶺と土岐紅巴のカップリングタグである。
二人ともレギオン「グラン・エプレ」に所属しているリリィであり、宮川高嶺は優雅な雰囲気を纏ったミステリアスな振る舞いの美女、土岐紅巴は大人しく、心優しい照れ屋な少女である。
宮川高嶺は生まれた時からずっと一緒である今叶星の幼馴染であり、彼女と一緒に過ごしていることが多い(『たかなほ』も参照)。そして、紅巴は、高嶺と叶星の関係を強く好んでいて、事細かにメモを取り、妄想日記をつけている。
そんな高嶺と紅巴であるが、イベントストーリーによっては、高嶺と紅巴が二人きりになる場面も存在し(大抵は紅巴が高嶺と叶星の関係を妄想している際に、高嶺が紅巴を発見して声をかける場合が多い)、その場合は、高嶺が口説くかのような思わせぶりな態度や含みのある発言をして、紅巴が混乱してしまう場合が多い。
なお、(生まれた時からずっと一緒である幼馴染関係を持つ)叶星の次に高嶺が好きなリリィは紅巴である(『見切れ希望女子』より)。
紅巴の自己紹介ストーリーでは、紅巴が、インタビュアーがいるのにもかかわらず、高嶺と叶星の百合を見ていて妄想していることに気付いた高嶺が紅巴に声をかけて、それに気付いた紅巴が、声をかけた高嶺を見て驚いてしまう場面がある。
バトル開始時のセリフでは、
- メインリリィ:宮川高嶺 パートナーリリィ:土岐紅巴にした場合は、
「紅巴さん、怯えないで、私が側にいるわ」
とフォローしているのに対して、
- メインリリィ:土岐紅巴 パートナーリリィ:宮川高嶺にした場合は、
「高嶺様! と、土岐は…! 卒倒しそうです…」
と発言している。
『見切れ希望女子』のメモリアストーリー
高嶺&紅巴が登場しているメモリアの中で、最も有名なメモリアは『見切れ希望女子』である。
このメモリアでは、高嶺と一緒に写真を撮ろうとしているだけなのに、目がグルグル目になって混乱している紅巴のイラストが描かれている。
メモリアストーリーは、デジカメで叶星と高嶺のツーショットの撮影をしようと思っている紅巴の話。
叶星と高嶺の関係に対する紅巴の熱意を聞いた灯莉が4コマ漫画を描き、それを叶星と高嶺に見せられてしまう展開があるのだが、その際に、高嶺は紅巴に対して、
「叶星のこと、私の次に詳しいのではないかしら?」
という発言をしている。
さらに、灯莉のクイズ(叶星の趣味)に対して、紅巴がそれに回答(叶星はガーデニング&お菓子作りが趣味であり、なかでもタルト作りが得意であるのだが、最近は高嶺と一緒に(先週に)レストランで食べたフロランタンに挑戦中であるということ)した際には、驚いた叶星に対して、高嶺は紅巴に対して、
「これは気を抜いたら私も負けてしまうわね。でも、叶星は渡さないわよ……?」
と半分冗談で発言し、それを聞いた紅巴が逃げてしまう展開がある。
後半部分では、『憧れの先輩と巡るデートプラン』(ちなみに、姫歌提案である)という感じで、高嶺と紅巴が二人だけでデートを楽しみながら、写真を撮影する展開になっている。その際に、紅巴は高嶺の隣にいたということもあり、終始混乱状態になっていた(紅巴曰く「土岐の不浄なる魂が高嶺の後光に焼き尽くされます……っ!」)。
ちなみに、前述の叶星の次に高嶺が好きなリリィは紅巴であるということが判明されたのはこのメモリアストーリーである。
なお、『見切れ希望女子』の影響があるのかどうかは不明だが、高嶺と紅巴が二人きりになっている二次創作のイラストの殆どは、何故か紅巴がグルグル目になっている場合が多い(関連イラストも参照)。
『空想と現実は陸続き』のメモリアストーリー
『空想と現実は陸続き』では、イラストでは紅巴しか登場していないが、そのメモリアストーリーでも、高嶺&紅巴が二人きりになる展開が登場している。
終盤、リリィ同士の恋愛小説(タイトルは『白百合の誓い』)を購入した紅巴は、叶星&高嶺と別れた後、リリィ同士の恋愛小説を読み始める。しかし、それを読んでいる最中、高嶺が紅巴の近くに来ていたということを知って驚いてしまう(このメモリアストーリーの中盤、紅巴がリリィ同士の恋愛小説を購入しようとしていた際に、叶星&高嶺と合流し、一緒に本屋で買い物をする場面がある。その際に、叶星の気をそらしてる間に、紅巴が恋愛小説を購入していたのだが、高嶺は何の本を買ったのかということを少し気になったということが理由である。ちなみに、高嶺はその恋愛小説の名前は知っていて、叶星はその恋愛小説については何も知らないらしい)。その際に、高嶺は、リリィ同士の恋愛小説を読んでいる紅巴に対して、
「紅巴さんはこの子たちを誰かと重ねていたりするのかしらね?」
と発言し、それに対して紅巴は否定しようとするが、
「け、決して……かっ、叶星様と高嶺様に似ていて尊すぎ! なんて思ったりは、全然ーー」
と口が滑ってしまう。それを聞いた高嶺は紅巴に正直な子だということを言った後、
「その純粋さは、貴女の美点だと思うわ。でも……そんなに素直だと、悪い人に騙されてしまうかも。だから、ちゃんと気をつけなきゃダメよ、紅巴さん?」
と発言している。
なお、その後に姫歌が来るのだが、その際に紅巴は既に顔が赤くなっている状態になっていた(その際に高嶺が「重い本を持って歩き回ったから、少し疲れちゃったのかしら」と発言している)。
『Mirage Mariage』
2023年5月に開催された、グラン・エプレ&生徒会防衛隊がメインとなるイベント。このイベントでは高嶺&紅巴のメモリアは登場していないが、このイベントのストーリーでは、紅巴が高嶺のためにとある行動をする場面が登場した。
このイベントでは、叶星、秋日、鈴夢の三人がウェディングドレスの撮影モデルを頼まれるという展開のストーリーになっているのだが、その際に、紅巴は何か大事なことを忘れているということに気付く。
その後、姫歌が叶星&秋日&鈴夢の採寸をしている間、紅巴は高嶺に向けて、ある発言をする。
「高嶺様も、撮影に参加しませんか!?」
紅巴が忘れていた大事な事。それは、高嶺もモデル撮影に参加してほしいということであった。既にウェディングドレス衣装を着るリリィは3人までしか用意されていないため、参加は出来ないと高嶺は発言するが、それに対して紅巴はある提案を言いだす。
「タキシード姿で参加、というのは……!」
これを聞いた悠夏は大賛成し、採寸を終えた叶星もいいアイディアだと思っていた。そして、紅巴に前述の事を話していたモデル撮影の依頼者も許可してくれたため、高嶺もタキシード姿(後に『エレガントフォーマル』衣装という名前で、高嶺の衣装として実装された)での撮影を認められることになった(そのタキシードも演劇部にモデル撮影のことを話していた際に(高嶺にぜひ着てほしいという理由で)用意してくれることになった)。
前述した通り、このイベントでは高嶺&紅巴のメモリアは登場していないものの、モデル撮影で高嶺もタキシード姿で参加することになる機会を作ったのは、実は紅巴の行動のおかげである。
『クリエイターズコラボ-相合い傘越しの虹-』
2023年12月17日に実装されたクリエイターズコラボメモリアであり、前述の『見切れ希望女子』以来となる、高嶺&紅巴の二人だけが登場しているメモリアである。テーマは『雨上がり』であり、イラスト担当はにわ田氏が担当している。
このメモリアでは、『プリンセスナイト』衣装の高嶺&紅巴が、二人で相合傘をしているイラストを見ることが出来る。
ちなみに、前述の『見切れ希望女子』とは異なり、メモリアストーリーはないが、その代わり、このメモリアを入手すると、『プリンセスナイト』衣装の紅巴を手に入る事が出来る。
なお、『見切れ希望女子』とは異なり、イラストに登場している紅巴はグルグル目になっていない(蛇足になるが、後にグルグル目になっている紅巴は、2024年3月に実装されたメモリア『クリエイターズコラボメモリア-尊みティータイム-』で登場している。但し、こちらの場合は叶星とのクリエイターズコラボメモリアになっている)。