概要
ちさかおとは幼少時からの幼馴染みの関係である。
なにかしら絡んでいるようではあるが、千聖は薫への塩対応が凄まじい。
→かおちさ
儚い世の~イベントストーリー
薫は文化祭の演劇部の出し物、ロミオとジュリエットを公演するにあたって、千聖をジュリエット役に選んだ。
最初は拒んだものの最終的に演劇部の熱意を受け止め、千聖は役を引き受けた。演劇部の面々は流石“子役の白鷺千聖”だと絶賛するが、千聖はそれにあまり良い感情を持っていないようだった。それに気付いた薫は
「もっと自由な演技をした方が良い」
と校内をデートしようといつも通りの王子様キャラでエスコートするが……。
返ってきた言葉は
「私の知っている瀬田薫じゃない
五年前は私より20㎝身長が低くて、少し物音がするだけでも怖がって私の後ろに隠れていたわよね」
それに動揺する薫。しかし、それだけではなかった。
「私のことちーちゃんって呼んでいたわよね。かおちゃん」
衝撃の一言であった。二人はちーちゃん、かおちゃんと呼び合っていたのである。
「……その呼び方……恥ずかしいから……その……や、やめて…」
薫はいつもの王子様キャラを崩し顔は真っ赤。千聖はこれまで見たことがない程の笑顔で
「そっちの方がかわいいわよかおちゃん」
と良い放ったのである。薫も素のキャラで思わず
「わ、笑いごとじゃないよ……」「ちーちゃんってば……!」
と完全に女の子な表情を浮かべ、イケメン女子な羽丘の王子様の化けの皮が剝がされた瞬間である。
薫だけではなく、全ちさかお好きの動揺が走った。