概要
1996年に当時はあったゲーム会社『ソネットコンピュータエンタテイメント』(現在は『株式会社レイアップ』に吸収合併されている)によって製作されたセガサターン専用のゲームで、正式なタイトルは『ときめき麻雀グラフィティ 年下の天使たち』
同社が制作した『ときめき麻雀パラダイス 恋のてんぱいビート』『ときめきカードパラダイス ~恋のロイヤルストレートフラッシュ~(ときめき麻雀パラダイスのトランプゲーム版)』に続く、脱衣ゲーム三部作の最終作であり、キャラデザは前述の二作と同じくさめじま氏が担当している。
当時の家庭用ゲーム機でプレイできる脱衣麻雀ゲームはスーパーリアル麻雀シリーズやファイナルロマンスシリーズのように『ゲームセンターで稼働していたアーケード版のものが家庭版として移植されたもの』というのが定番だったが、本作はアーケード版に相当するものはなくセガサターン用として新規に造られた完全オリジナルの脱衣麻雀という要素を持っている。
各種モード
デートモード
いわゆる『ストーリーモード』に相当する。
この手のゲームには珍しくゲームクリアするまでに対戦するキャラの順番が決まっておらず、こちらで対戦するキャラの順番を好き選ぶことができる。
ちなみに、ファンの間では説明書での紹介順及び、後述のギャラリーモードでの順番から『恵→蘭→霞』の対戦順が主とされている。
ファイナルロマンスシリーズのようなイカサマアイテム要素はなく、スーパーリアル麻雀シリーズと同じく相手の持ち点は表示されず(つまりハコテンにはできない)役を問わず一度アガるたびに脱衣シーンを見ることができ、5回アガる(5つある脱衣シーンを全て見る)と勝利となり、残るキャラを選択して対戦していく(当然二人目に勝利すれば残るは一人だけとなり事実上のラスボスとなる)。
フリー対戦モード
デートモード同様に相手を好きに選べるのだが、半荘戦で対局を行う。
デートモードのようにアガった時に脱衣シーンを見ることはできないが、半荘戦が終了した時に点数で勝っていればこのモード限定の一枚絵な脱衣グラフィックを見ることができる。
ちなみに相手との点数差が大きい程見れる脱衣グラフィックが増えて行き、その内容も大胆なものになっていく。
おもいでモード
いわゆる『ギャラリー』に相当する。
デートモードやフリー対戦モードをプレイして見た脱衣シーン及び脱衣グラフィック、そしてオープニングやエンディングムービーをここで何回でも見れるのだがセーブやパスワードの類(いわゆるバックアップ機能)が存在せず、電源を切ったりリセットするとプレイデータが白紙に戻るという致命的な欠点がある。
あらすじ
ある日の事、主人公(プレイヤー)は自宅で妹であるこずえの部屋を覗くと、遊びに来ていた妹の友人である三人の少女と遭遇する。
なんでもこずえは用事があって外出してしまったらしく、戻ってくるまでの間彼女達と主人公は麻雀で遊ぶことになる。
だが、『普通にやってもつまらない』ということでなんと『一度負ける毎に服を一枚脱ぐ』というルールが追加され、そのルールでの麻雀が始まるのだった……
登場キャラ
この手の脱衣ゲームに登場するキャラは『髪の長さや胸の大きさ等の容姿の個性がバラバラである』というのが定番であるが、本作においては『全員とも身体つきが良く胸も大きい』という特徴がある。なのでそういうキャラが好みのプレイヤーには嬉しい作品でもある。
そして三人とも苗字に『月』の字が入っているという共通点もある。
ヒロイン
如月恵
こずえの友人である青髪ポニーテールの娘。
脱衣ゲームのキャラには珍しく記事のメイン画像を見て分かる通りタンクトップの下はノーブラという要素を持っている。
相月蘭
こずえの友人である赤髪ポニーテールの娘。
いたずらっ子な所もあり、難易度をハードにしてデートモードをクリアすると……
睦月霞
こずえの友人である黒髪ロングの娘。
容姿も性格もお淑やかな雰囲気の娘だが、実は脱衣ルールを提案した張本人でもある。
サブキャラ
こずえ
主人公の妹。
主人公が3人に勝利して裸パンツ状態にまで脱がした後、(さぁここからどうなるんだ……)というタイミングで帰ってくる。
そして、『友人を家に呼んだにもかかわらず、長い間席を外す』という非が自分にもあったとはいえ、自分のいない間に兄と3人の友人が自分の部屋でハレンチな遊びをしていたことに激怒する。
そして類は友を呼ぶというヤツなのか、こずえも3人に劣らぬいいモノを持っているのだが、対戦することはできない。