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はにいいんざすかい

はにいいんざすかい

『はにいいんざすかい』とは、フェイスによるシューティングゲームの名称。
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概要

ゲームメーカーのフェイスが開発、販売を手がけ、1989年3月1日に発売されたPCエンジン(Huカートリッジ)用シューティングゲーム。正式名称は『はにい いんざ すかい』。

1997年頃に開発元のフェイスが倒産した後、全ゲーム作品のライセンスは株式会社エクセルが一社で保有、管理していたが、2009年5月31日の業態変更に伴って株式会社ソフトサインが申請した著作物利用許諾契約を受理し、各プラットフォームにおける開発と出版に関する権利を認可している。

このため、現在のフェイスブランドは版権元は株式会社アイウィル(業態変更後のエクセルのアミューズメント事業部)、開発元はソフトサインの二社体制となっている。

特徴

日本神話をモチーフとした縦画面シューティングゲーム。自立思考型埴輪はにい」を操作し、道中でイザナギの助力を受けつつイザナミの深層意識に取り憑いた邪悪の撃破を目的とする。

主人公が埴輪、スコアトレードによるアイテム交換、ショット方向変更システムなどに見られる当時としても奇抜なアイデアに加え、エネミーパターンの暗記と各種アイテムの的確な使い分けを要する戦略性の豊かさ、後述の異質なゲームデザインが醸し出す奇妙な世界観が相まってカルト的な人気を博し、PCエンジンにおけるシューティングゲームの代表作に名を連ねる。

ストーリー

日本神話のイザナギに、ある日はにいは呼び出された。

「実は、我が妻イザナミの心の中に邪悪な何者かが侵入したのだ。それゆえ、イザナミは毎日人間を千人も殺しておるのだ。どうにかしないと、この世界は破滅してしまう。何しろ、世界を創ったのはワシと妻イザナミだからな。お前はイザナミの心の中に入り、この邪悪な者を見つけ出し、やっつけてくれ。お前ならできると、ワシは信じておる。では、行け!」

はにいは、イザナギの神の命により、イザナミの心の中に侵入した邪悪な者を倒すことができるか?それを決めるのは君だ!さあ、はにいいざ出陣。成功を祈る!!

アイテム

装具の『ほのお』『つるぎ』『よろい』に道具の『そのほか』を加えた4系統に分類される。およそ半数はイザナギに一定量の霊力(=獲得スコア)を献上することで交換が可能であり、道具以外はコンティニュー制限を迎えるまで保持される。

ほのお

名前速度備考霊力
銅炎(どうのほのお)1初期装備の炎。交換不可
銀炎(ぎんのほのお)2移動速度が一段階上昇する。2000
金炎(きんのほのお)3移動速度が二段階上昇する。4000
光炎(ひかりのほのお)4移動速度が最大に上昇する。8000


つるぎ

名前攻撃力備考霊力
銅剣(どうのつるぎ)1初期装備の剣。前方1way弾。交換不可
生大刀(いくのたち)1前後1way弾。交換不可
天大刀(あまのたち)2生大刀の強化版。交換不可
八尺大刀(やさかのたち)1前方3way弾。防弾判定あり。50000
佐士布都剣(さじふつのつるぎ)1前方1way特殊連弾。防弾判定あり。交換不可
頭椎剣(くぶつちのつるぎ)2八尺大刀の強化版。交換不可
神度剣(かむどのつるぎ)3前方3way+後方1way弾。防弾判定あり。交換不可
草薙剣(くさなぎのつるぎ)3前方5way弾。防弾判定あり。交換不可


よろい

名前防御力備考霊力
不見鎧(みえずのよろい)1初期装備の鎧。交換不可
鎧(さかきのよろい)2被ダメージ量を50%に軽減する蒼の鎧。交換不可
八咫鎧(やたのよろい)3被ダメージ量を25%に軽減する紅の鎧。交換不可


そのほか

名前備考霊力
連射(れんしゃ)ラピッドショット追加機能。500
命水(いのちのみず)消耗品。はにいの体力を1目盛り回復する。最大ストック数は7個。7500
不見泡(みえずのあわ)消耗品。一定時間無敵になるバリア。最大ストック数は7個。25000
勾玉(まがたま)消耗品。画面内の敵を追尾する自動攻撃オプション。最大ストック数は7個。20000
光草(ひかりのくさ)道中でのみ入手。そのステージ限定で一部の敵が弱体化する。交換不可
闇薬(やみのくすり)道中でのみ入手。画面をモノクロ表示にしてしまう。交換不可
不聞鈴(きこえずのすず)道中でのみ入手。そのステージ限定でBGMが消えてしまう。交換不可
戻壺(もどりのつぼ)道中でのみ入手。我界(ステージ1)へ強制送還される。交換不可


ステージ

各ステージには心理学に関連する名称が用いられ、各ステージのボスには日本神話に登場する主神が名を連ねている。

ステージ名称守護者
ステージ1我界(がかい)思兼(おもいかね)
ステージ2善意の穴(ぜんいのあな)大穴牟遅(おおなむじ)
ステージ3前夢界(ぜんむかい)手力男(たじからお)
ステージ4後夢界(こうむかい)宇受売(うずめ)
ステージ5無の穴(むのあな)須佐之男(すさのお)
ステージ6醜夢界(しゅうむかい)月読(つくよみ)
ステージ7エスの穴(えすのあな)天照(あまてらす)
ステージ8素界(すかい)水蛭子(ひるこ)

異質性

良くも悪くも独特の風合いを持った作品であり、その特色はゲームシステムから世界観に至るまで随所に散りばめられている。

  • 攻略にはエネミーパターンの記憶が基本となり、2回のコンティニュー制限を迎えるまでは道具以外はそのまま引き継がれる。
  • 後半ステージに進むに連れて防弾不可能な弾が多くなり、装具能力の頭打ちに見合わない高い耐久力を備えた雑魚が大挙して現れる。
  • 前後左右に斜めを加えた8方向へのショット切り替えが重要となるが、ハードの関係上から切り替えボタンは1つのみであり、必ず時計回りである。
  • 一度でも進んだステージを自由に行き来する「空間移動」を使い、序盤ステージを何度も往復して霊力を稼いで補助アイテムを揃えることも可能。
  • ボス戦に限り、戦闘直前にイザナギが準備を促した後はアイテムの変更や使用が出来なくなるため、補助アイテム乱発による容易な決着は不可能。

即ち、外見のコミカルさや自由度の高さ、奇抜性に隠れて押さえる所はしっかり押さえている硬派な作りであり、見た目に反して難易度は高い。

さらに、2周目以降の周回プレイが用意されているが、1周目とは以下の相違点によって難易度の引き上げを行っている。
  • 交換アイテムのうち、『八尺大刀』『命水』『不見泡』『勾玉』のレートが2倍に上昇する。
  • エネミーパターンに変化が生じる(弾丸の射出、移動速度の上昇、耐久力の倍加など)。
  • パレットパターン(描画色)にRGB交換が適用される

周回プレイ最大の特徴こそがパレットパターンの色交換現象であり、これによって弾丸が背景と溶け込むことで視認困難に陥りやすい。
加えて、中盤に差し掛かる頃には敵の弾丸が飛躍的に多くなり、前述の補助アイテム交換レートが関係して窮地を脱し難くなることから、1周目クリア時のプレイヤーの熟練度と戦略が如実に反映される。

みことのり

当作品には、タイトル画面で特定のコマンドを入力することで現れるシークレットモード「みことのり」が存在する。一見すれば、俳句の七五調を用いたパスワード入力画面でしかないが、ここからゲームをスタートするとイザナギの会話ウィンドウにパスワードが表示されるようになり、次回からはそのパスワードを利用することでその場からの再開が可能となる。

また、特定のパスワードを入力してゲームをスタートすると様々な現象が起こるなど、クリア後のお遊びともデバッグモードとも初心者への救済措置とも取れる要素が入り乱れている。

実用

  • おねがいだ かみさまおかね くださいな」:所有霊力30万、ステージ1から開始。
  • くさまくら たびにでたくて みことのり」:全ステージに空間移動可能、最終ステージから開始。
  • これだけは いれてはいけぬ みごどのる」:『そのほか』を除く全アイテム所有、ステージ1から開始。
  • ふえいすの はにいいんざす かいはよい」:一部アイテム抜け、所有霊力不明(999999以上)、最終ステージから開始。


非実用

  • ぼくんちの てれびはいまも しろくろだ」:画面がモノクロ表示になる(アイテム『闇薬』と同じ効果)。
  • みにくいよ いろがなんだか へんですよ」:周回プレイ時とは違ったパレットパターンが適用される。
  • あかきつね めんもうまいし ぐもうまい」:画面が4分割される上、ゲーム速度が2倍速になる冗談じみたプレイモードが適用される。


外部リンク

wikipedia

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