日野は後の新選組となる副長土方歳三や井上源三郎と言った幹部の出身地でのあり、近藤勇、沖田総司といったメンツと出会った地として有名なため、日野市は『新選組の故郷』と呼ばれている。
概要
毎年5月の第二土日にの二日間行われるお祭りで、土方の菩提寺である高幡不動尊や日野宿本陣を中心に地元企業や教育機関、新選組隊士の子孫らと日野市が協力して行われる。特に目玉は一日目に行われる『隊士コンテスト』と二日目に行われる『ひの新選組パレード』が注目されている。
2017年には20回目を迎えていることが判明した。
また某乙女ゲームと連結してキャラクターのパネルや隊士たちをイメージした料理を提供するなどの試みもあるため、若い女性もやってくることが多い。
2018年では新選組にゆかりある人物に大河ドラマの影響からか、初めてあの人が仲間入りをした。(但し、もう一人の同志は登場しなかった。)
参加者
一日目に行われる隊士コンテストは次の日に行うパレードで組長を選ぶために行われるコンテストのことで参加する人物は一般人である。中でも土方歳三は次の日『ミスター土方』として一番の注目になるため、最も倍率が高い。土方に選ばれるのは男性が多いが、稀に女性が選ばれることもある。
そして、平成最後の年となる21回目では史上初となる局長・副長が女性という形で選出された。(20回目は副長が女性だったが、局長は男性だった)
反対に女性は沖田総司や藤堂平助に分かれることが多い。
(21回目では井上・永倉・斎藤・谷・藤堂・原田は男性が選ばれ、女性は局長・副長・沖田の3名だけだった。)
ただし、四番隊・五番隊・九番隊は地元企業が参加するため実際に組長になれる枠は9人に絞られる。
二日目に行われるパレードでは地元企業や他県の同好会も参加しているが、注目点として本隊士のパレードは一般応募で応募した一般人が中心になってパレードを実施する。新選組にゆかりのある人物(山南敬助や伊東甲子太郎、芹沢鴨、市村鉄之助)や敵対する維新志士、隊士たちの家族や恋人、幕府の中心人物といった人物はコンテストで選ばれず、応募によって選ばれる。
そのため、毎年全国から新選組のファンがやってくる。
そして、今年は5.5部隊として外国人有志らによる隊が結成され、例年ある国際交流組とは別に新選組本隊として組み込まれ、ほかの隊同様勝鬨を揚げたりした。
なお一番隊・六番隊のみ隊旗以外に名前の入った旗を掲げることになっているため、旗持ちが2人必要になる。(他は隊旗のみ)
また参加したが、袴や羽織がない人たちのために、数量限定だが、衣装のレンタルができるが数が少ないため、参加するファンのほとんどが、事前に用意して行うことが多い。
一方、幕末当時の新選組になりきるため、ゲームやアニメのキャラクター(つまりコスプレ)での参加は不可であり、判明したら参加ができないということもある。
沿道であっても、コスプレと判断される服は避けていただきたい
そして、令和元年にて・・・
土方歳三戦没150年の節目だったからか、例年にない盛り上がりを見せた。特に隊士コンテストでは原田左之助以外の配役が女性になっており、更にミスター土方に選ばれた女性は昨年のミスター土方の双子の姉と言うまさに平成から令和へと繋がったコンテストになった。
そして2日目のパレードにて新選組の名を与えた京都守護職松平容保が登場した。それに合わせて地元中学生数名による白虎隊が結成された。なお土方の小姓である市村鉄之助は地元中学生から選ばれリアル鉄之助と呼ばれるようになった。