作品解説
みらくるドリーム・ミンキーモモとは2004年に小学館の小学2年生に連載されていた漫画。『魔法のプリンセス ミンキーモモ』(葦プロ)を原作に置いて発表された作品で、作画者は山辺真由。
実は当時製作予定だったミンキーモモ(第三作目)を原作とした漫画である。
本作のミンキーモモはリーフィナーサ出身で、ファンの間では陸モモあるいは葉モモと呼ばれていた。
当初はTVアニメとの連動のメディアミックス企画の一つとして展開していたが、超獣機神ダンクーガBURNと同様にアニメの方は製作中止となり、漫画版のみの単独展開となった。
もしも、TVアニメが実現していたら題名も別物になった可能性もあり、2004年当時、テレビ東京も既にアニメ枠が肥大化していた事、テレ東チェックと言う表現規制の弊害があった事、テレ東を除く在京4局も既に全日アニメ枠の縮小や深夜アニメが増強されていた事から、CS放送になった可能性が高い。(もっとも、後述する「原案者」と「その別作品」の存在もある事から、やるとすればテレ東系列が最も可能性が高かったと思われる)
また、この時期には『ミンキーモモ』の「原案者(本来の原作者)」とも言える首藤剛志と湯山邦彦の両名は葦プロを離れており(この頃の二人は、すでにポケモン絡みでOLMに制作拠点を移していた)一方で『ミンキーモモ』の原作権は葦プロ側に残されていたので、アニメ版の企画が進んだとしても制作会社やスタッフの位置付けで紛糾していた可能性がある。
当時の状況で一番(妥結点として)現実味があったのは『VS騎士』と同じ方式を用い、作者名義を「葦プロ企画室」に据え、首藤を原案者とし、湯山を総監督(より正しくは「スーパーバイザー」)にした上で、監督(前作まで湯山が就いていた「総監督」ポジションはこちら)を葦プロの若手にさせて実制作を葦プロとOLMの若手混成チームにやらせるやり方だが、それで当時のファンの納得が得られたかどうかは未知数である。
一方で(葦プロにとって)もっとも「やりやすい」であったろう(すぐに続編を作れる)方法は、葦プロが持つ原作権をもって湯山・首藤抜きで続編の制作を強行するやり方である。
この事から、2010年GWに広井王子脚本のミュージカルミンキーモモ・鏡の国のプリンセスが上演されたが、原作者がノータッチだった事と、過去シリーズとの作風の違いから、意見が分かれている。
一方でもうひとつ「やりやすい」であろうやり方としては、 葦プロが「原作者として」OLMに「ミンキーモモ」を預け、葦プロ監修・湯山旗下のもとOLMスタッフ(もっと言えば湯山・首藤にとって直近かつ最後の弟子とも言えるポケモンスタッフ)が続編を作ること。しかしこちらも権利関係が煩雑となることから実現性はあまりに低いとされており、実現したとしても「葦プロのモモ」というイメージを持つ層からの批判は免れないものと予測される。
登場人物
(モモ(三代目))
前2作とはデザインが大幅に代わっており00年代当時の現代風にアレンジされていた。
実現していたらこんな並びも見られただろうか?
別名・表記ゆれ
関連タグ
ミンキーモモ 魔法のプリンセスミンキーモモ 空モモ 海モモ 鏡モモ