曖昧さ回避
- B-PROJECT、増長和南と音済百太郎のカップリング→百和
- 戦国無双、中村一氏と百地三太夫のカップリング→百一
- ガーリッシュ ナンバー(gi(a)rlish number)のカップリング。本記事で解説。
概要
"もも・かず"とは、苑生 百花(そのう・ももか)と柴崎 万葉(しばさき・かずは)のカップリング。
なお、原案・シリーズ構成の渡航氏はこのカップリングを公認しているともとれるツイートをしているが、実際のところは不明。
これまでのふたり
このふたりは、もともと考えや性格が大きく違い、反りが合わなかった。そのためか、『九龍覇王と千年皇女』(通称:クースレ)以前にも共演することはあった(第1話冒頭で登場した、「Solution・RevolutioN」というアニメでダブルヒロインを務めている)が、プライベートでの付き合いはなかった。
万葉は意識高い系で、イベントやキャラソンなど、声優とは関係のないことをする現状や、テンプレばかり量産型のラノベアニメの仕事をやらされることに不満を持っている。一方、百花はどんな仕事であっても、与えられたものはこなしていくべきという、サバサバした考え方。
また、それぞれのキャリアも大きく異なる。万葉は山形から上京し、自力で上り詰めてきた経歴を持つ。一方、百花はアニメ監督の父と大物声優の母を持つサラブレッド、いわゆる“親の七光り”で、高校生にして既にアイドル声優の仕事をこなす。
この、あまりに違いすぎる性格のふたり。惹かれ合うはずもなかったのだが………?
"特別な関係"となるまで
発端
だが、そんな関係に変化が訪れる。
屑P…いや九頭Pの失態で、万葉が山形の実家へ謝罪行脚に行く事になった。そこに、百花もなぜか勝手についてきてしまった。
そうして、万葉の実家(温泉旅館)に来た一行だったが、万葉と父親が口論となり、万葉は帰ると言い出す。どうやら、家出同然に上京してきたらしく、ギクシャクしているらしい。
隣の芝生は…
万葉は、父から自分の価値観をいちいち押し付けられ、口うるさくて、嫌になると愚痴った。温泉街のふるさとも狭くて窮屈だったとこぼす。
そんな万葉のグチに対して、百花は"羨ましい"という。
実は百花、"親の七光り"であることにある種の"コンプレックス"を感じていた。幼いころアフレコ体験をした際、母から声優としての"いろは"を教えられた。しかし、デビュー後は全く構ってもらえなくなった。母からは"娘"としてではなく、ひとりの"声優"として接された。百花にとっては苦痛であった。
だから、しっかりと娘に対して目をかけてくれる、万葉の両親が羨ましく感じられたのだ。
それぞれが感じた"愛"
そして、百花は万葉と別れたあと、母に電話し"ピュアパラ"での共演を断った。
それに対して、母は娘に対し「待ってるわ、私のライバル」と声をかけた。
百花を"娘"として下に見るのではなく、"ライバル"として対等な立場であろうとする、母なりの"愛"を感じた百花は涙を流すのであった。
一方、百花と別れた万葉は、母から父が、娘が声優になると聞いてから、声優について自分なりに勉強していたと知る。特典映像の仕事も無理してやっているのではと心配していたという。
それぞれの"立場"と"気持ち"の共有
真逆ではあるが、親からの"愛"を身に染みて感じたふたりは互いに打ち解け、ふたりの間に"特別な関係"が生まれていた。
この出来事以降、万葉と百花は以前とは打って変わり、どこか意気投合する場面も多くなった。それこそ、まさに"磁石"のように、ふたりは惹かれ合っていったのだった。