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ゆうやけこやけ

ゆうやけこやけ

ゆうやけこやけは、日本の田舎町を舞台に人と妖怪の関わり合いを描く、ほのぼのテーブルトークRPGである。
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概要

「ほのぼのあったかろーるぷれいんぐ」が特色のテーブルトークRPG
以前はサンセットゲームズより発売されていたが、出版権の消失に伴い販売停止。
現在はリファインされた基本ルールブックが、インコグ・ラボより発売されている。
http://incoglab.com/yuuyake_koyake/

プレイヤーは、日本の田舎町に住む「変化(へんげ)」となって、ほのぼのした日常を過ごしたり、困っている人間や妖怪を助けたりする。童話のようなセッションを楽しめるユーザー向けである。

システム面については、他の多くのTRPGのような戦闘ルールは存在せず(喧嘩ルールはあるが非推奨されている)、他者との「つながり」を重視したシステムが特徴。
判定にはダイスなど乱数発生装置を用いず、ロールプレイに重きを置いており、独自性が高い。
また、1回のセッションは数時間程度と他のシステムと比べても短時間でプレイできるため、時間がかかりがちなオンラインセッションとの相性も良い。

PCはいずれも人間に化けることのできる動物、「変化」である。
の中から種族を1つ選び、それに沿ってPCを作成していくこととなる。
変化はそれぞれ「特技」を持つほか、「弱点」とそれに付随する「追加特技」を1~3個持つこととなる。これらはゲーム的な性能だけでなく、キャラクターの性格付けにも利用できるだろう。
サプリメントを導入すると、他の種族をプレイすることもできる(詳細は後述)

また、(あくまで非公式の同人作品であるが)本作の制作スタッフによる『東方ゆうやけこやけ』という東方projectキャラを扱うためのサプリメントも発表されていた。
多少の工夫が必要だが、旧サプリメントを持っているならばそれを使用してセッションしてみるのも面白いかもしれない。
(旧版書籍はいずれも販売停止されているため、値段が高騰しているが…)

表紙や挿絵の多くをいけ氏が担当しており、氏の得意とするノスタルジーを感じさせる世界観と合致したTRPGシステムと言える。プレイの参考用に、氏の作品である『ねこむすめ道草日記』を読むことをお勧めしたい。

ルールブックと収録種族

現行版(販売中)

「ふしぎもののけRPG ゆうやけこやけ」

新版の基本ルールブック。
プレイヤー種族には以下のものが用意されている。

他の変化よりも格上、土地神に近い存在と位置づけられる変化。
他の変化や人間に、なにかしらの影響を与えることは得意。
また、その立場のためか、他の登場人物への「つながり」が持ちづらい。
人を化かすことがすべての変化の中でもっとも得意で、人以外にも化けられる。
ユーモラスな能力の揃ったムードメーカー。
弱点もどこかコミカル。
単独行動が得意で、隠された事実や心のなかを覗き見るのはお手の物。
ただし、熱い物や水が苦手だったりして、行動が制限されてしまうこともしばしば。
誰かを安心させたり、守ったりするのが得意。
誰かとのつながりを持ちやすい種族だが、逆にそのつながりに引っ張られてしまうことも。
さみしがりやの兎。
他の人とのつながりを深めるのが非常に得意な反面、逆に誰かと一緒でないと活躍するのは難しい。
他の変化とは風合いの異なった能力が多いのが特徴。
他の変化にはできないことができるが、弱点の効果が重いものが多い。
リファイン版から追加された種族。(正確には、特典データからの再録)
トリッキーな特技が多く、使う場面を考えないと活躍しづらい。

「よいやみこみち」

新版サプリメント第一弾。旧版サプリ「もののけこやけ」「ひとつなこみち」からの再録がメイン。

  • 道怪(みちのけ)
道にあらわれて人を驚かせるお化け全般(のっぺらぼう、おんぶおばけなど)がここに分類される。
文字通りの鬼。
とっても力が強いが、逆に力が強すぎて人付き合いは大の苦手。
  • 河童
水辺に住む妖怪。人魚やカエルなどもここにカテゴライズされる。
水辺に関する能力ばかりだが、選択能力として「異性にえっちな気持ちを抱く」というものが……
  • 幽霊
亡霊以外にも、ひとりで動く人形や座敷わらし、シーツのおばけなど心霊現象全般がここにカテゴライズされている。
  • マレビト
町の外からやってきてやがて街を出て行く存在全般、という極めて範囲の広い種族。
宇宙人、時間旅行者、サンタクロース、旅の魔法使いなどが例示されているが、その定義の難しさから「町の外からの刺激が欲しくなるまで、そっとしておくのがいいかもしれません」とルールブックに記載されるほど。
  • 付喪神
新規追加された種族。
名前通り器物が正体で、選んだ特技によっては人間のパートナー「もちぬし」を設定できたりもする一風変わった種族。

  • 古い変化たち
    • 蜘蛛
    • 百足
いずれも、長い時間を生きてきた「古い変化」。土地神やそれに近い存在として扱われている。
妖怪として強大な存在であり、ゆうやけこやけに十分慣れたプレイヤー向け、とのこと。
蜘蛛は物語をよい方向へ導く能力に長けているが、自分のつながりを強化するのは非常に不得手。
百足は少々トラブルメーカー気質。
蛇は能力の強大さゆえの問題を起こしやすい。
…などと個性付けがされている。
なお、亀はオリジナル種族を作る際の例示として、河童と蛇を組み合わせたみんなの相談役と位置づけられている。

「ふるさとこみち」

新版サプリメント第二弾。昔話をテーマにしたサプリメントであり、現代以外も舞台とできるようになっている。
また、様々な妖怪を作れるように「汎用特技」の概念が追加され、より多様なオリジナルの種族が作れるようになった。
新種族としては「石霊」「天狗」「龍」「牛」「氏神様」が追加されている。



旧版(販売停止)

「ほのぼのあったかろーるぷれいんぐ ゆうやけこやけ」

旧・基本ルールブック。主な違いとして、前記の通りPC種族「鼠」が居ないことなどが挙げられる。

「もののけこやけ」

妖怪系の新種族を追加するサプリ。
「道怪」「鬼」「河童」「幽霊」「マレビト」が収録されている。
これらは新版ではサプリ第一弾「よいやみこみち」の収録となっている。

「ひとつなこみち」

基本ルールの時点では「土地神」として、NPCのみで紹介されていた「古い変化」たちを、
自作したりPCにしたりできる。
「蜘蛛」「百足」「蛇」のほか、自作の例として「亀」が収録されている。
新版では上記「もののけこやけ」と合わせ、サプリ第一弾「よいやみこみち」の収録となっている。

「これからのみち」

新版では、サプリ第二弾までの範囲では再録なし

  • 人間
他の変化とはまったく異なった立場からゲームに参加することになる種族。
ふしぎな能力については何ら持ちあわせていないが、唯一、能力値の成長という概念を持つ。

「つぎはぎサポーター」特典

「鼠」と「狼」については、前者は新版の基本ルール、後者はサプリ第一弾「よいやみこみち」に再録されている。

犬と鬼の中間的な種族。
  • ねずみ
  • 魔女

検索について

そのまま検索すると、夕焼けをバックにしたイラストが多く表示されるだろう。
「ゆうやけこやけ TRPG」などで検索することを推奨する。

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