概要
東方Projectに登場する博麗霊夢と稗田阿求のカップリング。
二人が揃って描かれたイラストに付けられる(なお百合要素のあるイラストも含まれるため、苦手な方はあらかじめ注意して閲覧して頂きたい)。
原作
阿求自身はゲームに登場しないキャラクターの為霊夢との接点は数える程度にしかなかったが、東方鈴奈庵では阿求も作品中に登場し、少ないながらも霊夢と関わりを持っている。
東方求聞史紀
求聞史紀では、各キャラクター紹介内の目撃報告例の一人として霊夢がコメントし、それに阿求がコメント(あるいはツッコミ)を入れるのみである。
なお本文「英雄伝」で阿求は霊夢について、「最も危機感に欠け、修行不足であるが、実力はかなりのものである」、「非常に陽気で、危機感に欠ける。誰に対しても同じように接し、優しくも厳しくもない」、「実質上幻想郷を牛耳っているのは博麗の巫女である」などと評価している。
一方、同項目の異変解決例における「春雪異変」についての記述では、異変における犯人について「彼女に聞いたところ」とあり、「幻想郷縁起」を編纂するにあたって直接の接触があった可能性が示されている。なおこの項目では、この異変が冥界に関係があると察知した際の理由をうけて「普通の人間が気付かないような些細な変化に気付くのは流石」とストレートに好評価している。
ただ、「永夜異変」に関しては「何故か曖昧な返事しかしなくなる」ともあり、『東方永夜抄』でのことは阿求にも語られていない様子である。
記憶する幻想郷
Comic REX2006年12月号において掲載された「東方求聞史紀」を題材とした漫画。
そこでは完成間近の求聞史紀を魔理沙が一目見ようと霊夢を連れて稗田家に訪れている。
その際、霊夢が阿求に「はじめまして」と挨拶する描写があるため、霊夢と阿求はこれが初対面のようだ(上記の英雄伝は公開前に書き足したのだろうか?)。また公開前の求聞史紀も博麗の巫女が見たいなら、と許可している(霊夢は返事を聞き終える前に「見たい」と即答している)。
東方求聞口授
第六部にて霊夢が登場(本誌の二人の呼び方は、霊夢は「阿求」、阿求が「霊夢さん」)。神奈子、白蓮、神子+魔理沙の対談を解散させるべく強硬な態度を取る中、謝罪する阿求に対しては、「あんたは悪くないわ」とフォローしている。また、(妖怪については)「私に聞いて」とアピールしている。
余談だが、阿求独白のあとがきによると、「誰も部屋の片付けをせずに帰ってしまった」らしいので霊夢は勝手に全員退散させた揚句、片付けもせずに帰ってしまったようだ。
東方鈴奈庵
第七話「珍獣の飼育資格 後編」(書籍2巻)
紅魔館から逃げたツパイ(チュパカブラ)を封じた甕を、稗田家の屋敷内で阿求、魔理沙、小鈴、霊夢、咲夜が対面する。霊夢と阿求が同じコマ内で描写されるのはこれが初めてである。
第十三話「打ち出の小槌の残滓 後編」(書籍2巻)
鈴奈庵前で小鈴が霊夢、魔理沙と話をしているのを阿求が見かける。その後阿求は鈴奈庵で付喪神について小鈴と会話をしているうちに、異変ならば(霊夢に)取材をしなければと意気込む(同時に霊夢が秘密主義であることを嘆いている)
第十八話「狐疑逡巡する貸本屋 前編」(書籍3巻)
寺子屋の障子に狐らしき落書きがあることを調査(?)しに来た阿求は専門家を呼ぶといって霊夢を呼び出す。霊夢は妖怪退治と意気込んで寺子屋に乗り込むが、落書きしか残ってないことに戸惑いとりあえず障子に御札と祈祷で対応している。
(話の構成上、鈴奈庵では珍しく霊夢と阿求のツーショットが多い。また、阿求が妖怪退治の専門家として魔理沙や他の自機組ではなく霊夢のみを呼んでいることから、霊夢への評価がうかがえる。)
第二十五話「著者不明は容易く盗まれる 後編」(書籍4巻)
事件解決後、易書を燃やしたき火をする場面で霊夢と阿求が会話をしている描写がある。
(同じコマにいながら小鈴、魔理沙と霊夢、阿求という組み合わせは作中でも珍しい)
幺樂団の歴史5 〜 Akyu’s Untouched Score vol.5
霊夢と阿求がツーショットで同じポーズを取っているイラストが描かれている。