「妖精よりは役立つと思ってたんですけど、あっさりやられすぎじゃない。いつもみたいに頑張ってくれればいいのよ」
概要
めーさく(美咲)とは、東方Projectの紅美鈴と十六夜咲夜のカップリングを表す単語であり、それが描かれているイラスト(または小説等)に付けられるタグ。
主に美鈴が「攻め」の側の百合カップリングを表すことが多いが、単に二人が共に描かれている作品に付けられることもある。類義語はさくめー。
原作でも同僚として接点は多い二人なので、想像を巡らす余地は大きい。以下に、いくつかの事柄を記載する。
原作での関係
共に紅魔館でレミリア・スカーレットに仕える従者である。二人の立場の差・勤続年数・仕事以外での関係などに関する詳しい記述は公式にはなく、いくつかの会話で示唆されるのみ。しかしおおむね、手合わせをしたり料理を教えたりするような良好な関係を保っている。
外で倒れていた美鈴を図書館に運んだり、非想天則で咲夜が美鈴相手の対戦勝利時には怒るどころか「さあさあ、仕事に戻った戻った」と持ち場に追い返すに留めている様子を見るに、二人の関係は穏やかなものである模様。
雇い主はレミリアであるが、館外にいる美鈴にレミリアの意向を伝えたりケアしたりするのは咲夜なので気にしているらしく、美鈴は夢で咲夜に褒められて喜んでいたりする。
また三月精において、春の妖精(リリーホワイト)を捜して捕えるようレミリアに命じられた咲夜が、美鈴にも協力するよう指示している。美鈴は咲夜の指示通りに、服を汚しながらも一生懸命に捜すなど、ここでも二人の信頼関係が見て取れる。
二人の関係の考察は紅美鈴の記事にも記述があるので、そちらも参照のこと。
8点
「東方外來韋編」のクロスレビューにて、咲夜から美鈴への評価が「10点中8点」であり、記事の一番上にもある台詞とともに理想通りの関係だった為、「完璧すぎてほかに言うことがない」とまでされた。
決して満点でないところに霊夢と魔理沙の侵入を許したことについて、一応上司としての威厳を示しつつ、ツンデレめいたものがある。さらに「いつもみたいに頑張ってくれれば」と、しっかり美鈴へのフォローを欠かさないところが絶妙である。
二次創作
愛情に溢れたものやギャグ系、シリアス系まで、さまざまな作品が生み出されている。
体型の差
二人の身長は、公式における分類では共に「高い」。しかし「高い」の中での序列は決められていないので、おおむね美鈴の方が高く描かれる傾向がある。胸の大きさに関しても同様に、美鈴の方が大きいとされる。ただし、これはあくまでイメージの問題であり、公式設定ではないことに留意すべき。
紅魔館の他の住人との関係
二人の関係はいわば「職場内恋愛」。それに対して他の住人たち(レミリア、フラン、パチュリーなど)が示す反応も実に様々。主流なのはからかいのネタにしつつも温かく見守っている関係だが、咲夜が美鈴と主人であるレミリアの間で板挟みになったり(もちろん美鈴側がそうなることも。その場合相手はフランだったり)もする。
お仕置きナイフ
シエスタしていたり許可無く持ち場を離れていたりする美鈴に向けて咲夜のナイフが雨あられ・・・もはや二次創作においてはめーさく作品に限らずこの二人が出るだけで避けては通れないテンプレのようによく見られる光景だが、美鈴のみならず他人に向けて咲夜が弾幕勝負以外でナイフを放っている光景は公式には一切ない。
寿命差
咲夜は人間、美鈴は(何のかは不明だが)妖怪であり、また咲夜は人間であることにこだわりを持つかのような発言(レミリアからの吸血鬼化の誘いを断っている)があるため、寿命差を扱った作品では往々にして咲夜が先に死を迎えることとなる。これは異種族間の恋愛では避けて通れない問題。
一方少数派ではあるが、門番という危険性の高い職業に従事する美鈴が、強敵との戦いや不慮の事故で先に命を落としてしまうような作品や能力の使い過ぎで若くして寿命を迎えてしまった咲夜に心臓移植をして代わりに犠牲になる作品も存在する。萃夢想でさりげなく咲夜が美鈴に「私と違って貴方の時間は有限だもの」と言っている。
過去
また、死別といういつか訪れる「未来」に対して、彼女らの「過去」をテーマとして扱った作品も多い。人間の咲夜が、なぜ悪魔の館でメイド長をしているのか。東方ファンの間で語られ続ける大きな謎の一つであるが、そんな彼女の過去を描いた物語の中でキーパーソンの一人として活躍するのが美鈴である。
中でも二次創作で主流となっているパターンの一つは、吸血鬼ハンター・咲夜と、門番・美鈴との対決を描いたもの。『咲夜=元吸血鬼ハンター』説は『求聞史紀』にて阿求も言及しており、スカーレット姉妹を討つべく紅魔館に乗り込もうとする咲夜と、それを迎え撃つ美鈴とのシリアスかつ熱いバトル、というもの。
一方、『咲夜=紅魔館に拾われた孤児』として描かれた作品も多い。使用人として悪魔の館で生きることになった幼少期の咲夜が過酷なメイドとしての仕事や人間であることの孤独に苦しむ彼女を、美鈴は優しく支え、励まし、見守り続ける。心温まるストーリーと、二人の間に芽生えた強い絆や信頼、そして深い愛情を描きやすいことから、こちらも非常に人気が高い展開である。こちらの展開についてはちっさくの記事も参照のこと。
余談
東方Projectのカップリング中でも、めーさく・蓮メリ・マリアリは東方三大ガチ百合カップリングと言われることが多く、攻め受けポジションが比較的はっきりしているからか女性からも人気があるとか。
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