「あの人間には指一本触れさせない!」
概要
もこけーねとは、同人サークル「上海アリス幻樂団」が制作する『東方Project』シリーズの登場人物である藤原妹紅(以下「妹紅」)と上白沢慧音(以下「慧音」)の二人が仲良くしているイラストや百合なイラストなどに付属されるタグ名である。
東方永夜抄ではEXボスである妹紅に向かう途中で、立ち塞がるように再登場した慧音の「あの人間には指一本触れさせない!」という台詞があり、妹紅を守る慧音という二人の繋がりを見ることが出来る。(あの人間というのが誰なのか永夜抄内でははっきりと明言されていないが、その後に登場するのは人間で蓬莱人の妹紅であったため、二次創作では妹紅があの人間とされることが多かった)
東方儚月抄では、妹紅が慧音のことを「数少ない私の理解者」と評しており、相談を持ちかけられる程の信頼関係があることが分かる。
東方心綺楼では二人とも観戦のみだが、その姿はまさに夫婦とファンからは歓喜の声が上がった。
東方茨歌仙15話・20話、東方鈴奈庵の10話など、背景モブで妹紅と慧音が一緒にいるシーンも多く、二人の仲の良さが窺える。
人物
迷いの竹林のどこかに住んでいる少女
竹林で迷った人間を妖怪から守りながら出口まで送ったり
詳細は藤原妹紅の記事を参考
現在は人里の子供のために寺小屋を開いている
詳細は上白沢慧音の記事を参考
名称
「もこけーね」という名称は二人の名前からそれぞれを足した通称、カップリング名である。
一部では受け攻めを区別するために名前の順番を決めて呼称される場合がある。この場合「攻め」が妹紅「受け」が慧音の場合は「もこけーね又はもこけね」と呼び、逆の場合はけねもこと呼称される。
しかし、上記のような決まりは一部の者同士の了承であるため必須事項ではないので注意。pixivでは二人のイラストに投稿する際にそれらに関係なくタグを登録して投稿する場合が多い。
二次創作
ほのぼのとした日常や恋愛ものか、寿命差によるシリアスなものの両極端。
前者だと二人で仲良く暮らしている。不死で成長しないため周囲の人間から訝しがられる妹紅の面倒を見る慧音や、妹紅と輝夜の喧嘩を永琳らと一緒に仲裁したり、不養生な妹紅を心配して世話を焼くなど、総じて慧音が妹紅に世話を焼く、といった関係を描いたものが多い。これは不老不死の境遇から自嘲気味、自虐的な行動を取っている不良のような印象がある妹紅と、面倒見がよく真面目で、母のような包容力を持って気にかけてくれる慧音、という関係性が人気だからかもしれない。
尚、原作の慧音は小さく描かれているからか、あまり包容力やらは感じられない。むしろ精一杯妹紅を守ろうとしている感じがある。
さらに恐らくは妹紅の方が年齢が上である為、二次創作で面倒を見ている側の慧音の方がずっと歳下なのではないかとまで言われている。あのチンチクリンな体で不老不死の妹紅を守ろうとしていると考えると尊い。
また、恋愛ものだと純愛から相思相愛など、平和な内容が多く、両想いに近いものが多い。しかし慧音はずっと妹紅と一緒に居られるわけではないため、同じ蓬莱人の輝夜などを羨んでいたり、妹紅が里の人間に慕われる慧音に対して距離を感じる作品もある。
シリアスなものだと不老不死である以上、避けられない運命として寿命差から慧音が亡くなってしまうのが殆ど。作品によっては慧音を介護している妹紅なども見られる。
必ずしもバッドエンドな終わり方になるわけでもなく、妹紅によって静かに見送られる慧音や、最後の別れとして妹紅が慧音に感謝を述べたり、ふとした瞬間に慧音のことを思い出す、などと言った形式が多数を占める。内容によっては冥界もしくは死後の世界まで慧音を追いかける話も多い。
人気投票
2013年6月にニコニコ動画で行われた「第5回東方ニコ童祭」の人気投票・ベストパートナー部門(有効投票総数14,449票)において、481票を獲得し全体の第4位にランクインした。妹紅を含むカップリング中では得票率60%で1位、慧音を含むカップリング中では得票率90%と圧倒的な数字で1位となった。
また同年10月に中国で行われた人気投票のカップリング部門(有効投票総数5,738票)でも549票を獲得して第5位にランクインしている。
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