概要
正式名称は「ちびっこ電車 ドアがひらきま~す」。通称わんぱく線。
名作「ワニワニパニック」の製造などで知られる電動遊具メーカーホープより2004年3月に発売された電車型のエレメカ(キディライド)。
205系電車をデフォルメした遊具で、本物さながらの外観や運転台、ドア開閉ギミックなどが見どころである。もちろんJR東日本の商品化許諾を得ている。
ホープ社は2000年に路線バスを模した「ちびっこ交通」、2002年にホンダのステップワゴンを模した「ちびっこワゴン」が「リアルライドシリーズ」として登場しており、このわんぱく線も同シリーズの一つとして開発された。
20年前のエレメカであるのと、ホープが2017年に倒産していることもあって現在稼働しているわんぱく線は数少ない。
余談
・わんぱく線の純正品は205系を模したデザインだが、外観を東武鉄道50000系やあおなみ線のものに改造した個体も存在する。前者はららぽーと富士見、後者は金城ふ頭駅にあった。後者は現在撤去されている。
・JR西日本でも205系は運用されているが、JR東日本所属車の中でも、1990年代後半以降にスカートを取り付けた姿をモチーフとしている。そのため、青帯では若干矛盾の生じるデザインとなる。
・特急や新幹線、機関車がモデルのキディライドは多く見かけるが、通勤車両がモデルのものは少ない。ホープ社は過去に211系に似たものを製造している。だが、その車両の帯色は製造当時は開発計画すらなかったE129系のものに酷似している。