概要
海外版では「Chemist」、つまりは薬師。
ジョブアビリティ「アイテム」でアイテムを使用することができる(逆に言うとFFTではこのアビリティがないとアイテムを使用できない)。
見習い戦士と共に最初から使用できるジョブであり、戦士系ジョブの出発点となる見習い戦士に対し、魔道士系ジョブの出発点となっている。
特徴
ステータスの伸びが悪く他の魔道士系が便利なので序盤のみの活躍…と考えるかもしれないが、実際はサポート能力がかなり高い。
まず、FFTは味方対象の魔法であってもユニット同士の相性によって命中率と効果にムラが出るのに対し、アイテムは必中かつ効果変動が無く、しかも即時発動。肝心な時に外すことが無く、使いたい時にすぐ使える高い信頼性がある。
アイテム自体は習得すれば他ジョブでも使えるが、アイテム士はアビリティ「アイテム投げ」がデフォルトで備わっているのでアイテムを遠く(射程4)の対象に使用できるのも強み。アイテム投げも習得して他ジョブに付ければ良いのだが、アビリティ枠が2つもふさがってしまうのがかなり痛く、アイテム士に他のジョブのアビリティを付けた方が有効に使いやすい。
さらに中盤からは「銃」が登場。こちらも固定ダメージなので低いステータスが気にならず、そもそもデフォルトで装備可能な長射程武器というだけで大きな価値がある。また攻撃系のアビリティには射程が武器依存のものがあり、他の戦士系ジョブで習得したアビリティを銃射程で使うことでさらに戦術の幅が広がる。銃は強力な分装備可能者がかなり少なく、味方の回復以外では暇になりがちなアイテム士が使うのが最も有効。
総じて、派手さは無いものの堅実に働いてくれる玄人向きジョブである。ジョブとしては魔道士系に派生するのだが、運用方法はまるで異なる。