概要
アカメが斬る!に登場する様々な用語の紹介で、現在、十巻までに登場する帝具や危険種、組織や部隊などを記載します。また、スピンアウト作品アカメが斬る!零の用語はアカメが斬る!零に参照。
国家、組織、部隊
革命軍
ナイトレイド
地方担当チーム
密偵チーム
帝国(帝都)
特殊警察イェーガーズ
秘密警察ワイルドハント
帝都警備隊
帝国海軍
暗殺部隊
焼却部隊
近衛兵
皇拳寺
安寧道
異民族
帝具
1000年前、帝国を築いた始皇帝の命により造られた48の超兵器。超級危険種やオリハルコン等の稀少な金属、太古に滅亡した国の技術等、既に再現不可と言える物品や人材、技術を寄せ集めて生み出され、その性能は強大で、一騎当千と言える力を発揮する。
強大な性能を誇る反面、個人の技量や個性、特性に左右され、使用者が帝具へ抱いた第一印象が相性に左右するらしい。不適合者が装備すると拒絶反応を起こしたり、無反応を示したり、最悪の場合、発狂や即死するものも存在する。また、性能や能力を大きく発揮するほど、体力、精神力を著しく消耗してしまう。
始皇帝の「ずっとこの国を守っていきたい」という願いと国の安寧を不動のものとする為に開発されたが、開発から500年後の内乱により半数近くが行方不明となっている。
また、その高い性能さ故、帝具の所有者同士が戦えば必ずどちらかが死ぬと言われている。
一斬必殺(いちざんひっさつ)/村雨(むらさめ)
所有者はアカメ。日本刀型の帝具。斬られると傷口から呪毒が入り込み、心臓に到達すると死亡する。
その能力ゆえに扱いが難しく、手入れにも細心の注意が必要。心臓が無い敵(骸人形や機械)には効果が無い。傷を付けられなければよいので、装甲で防ぐ等の対策も取られている。
奥の手は全身の激痛という後遺症と引き換えに身体能力を底上げする「役小角(えんのおづの)」。発動すると、全身に赤い紋様が浮かび上がり、身体能力が強化される。ただし、これを使用するには、村雨に所有者として認められる必要がある。
百獣王化(ひゃくじゅうおうか)/ライオネル
所有者はレオーネ。ベルト型の帝具。装着者自身を獣と化し、身体能力と五感を強化する。発動中は装着者の頭部に獣の耳が生える。
奥の手は超治癒能力「獅子は死なず(リジェネレーター)」。下記のクローステールと合わせる事で切り離された四肢の接合も可能。
浪漫砲台(ろまんたいほう)/パンプキン
所有者はナジェンダ→マイン。巨大な銃の帝具。精神エネルギーを衝撃波として打ち出す。銃口はアタッチメント方式で換装が可能。使用者がピンチに陥るほどその威力が増し、戦況によって形状も変化する。
悪鬼纏身(あっきてんしん)/インクルシオ
所有者はブラート→タツミ。鎧の帝具。超級危険種タイラントを素材として作られ、並の人間が装着すれば死に至るほど甚大な負担がかかる。しかしその性能は絶大かつ汎用性に優れ、高い防御力は当然ながら灼熱の大地から極寒の環境にも対応可能。素材となった竜の強靭な生命力により、装着者に合わせて進化する。副武装としてノインテーターと呼ばれる槍を持つ。
奥の手は「一定時間の透明化」。装着者の力量によって時間が左右され、透明化時間が切れると再装着の必要があり、また透明化していても気配まで消すことはできない。
千変万化(せんぺんばんか)/クローステール
所有者はラバック。糸の帝具。東海の雲に棲むと言われた超級危険種の体毛から作られ、強靭な糸を張り巡らせ罠や侵入者を察知するセンサーとしたり、糸で敵を拘束し切断したりする他、様々な形態に変化させることで、多様な使用法が存在する。
万物両断(ばんぶつりょうだん)/エクスタス
所有者はシェーレ→カクサン。鋏の帝具。どんな物でも両断できる優れた切れ味を持つ帝具。非常に高い硬度を持ち、防御にも使用が可能。
当初はシェーレが所有していたが、彼女の死後帝国に回収された。スタイリッシュがメンテナンスという名目で取り寄せカクサンに使用させるが、彼がマインに討たれたことにより再びナイトレイドによって奪還され、以後は革命軍の女戦士の元へ渡った。
奥の手は金属部分の発光により強烈な目くらましを行う「鋏(エクスタス)」。
変身自在(へんしんじざい)/ガイアファンデーション
所有者はチェルシー。化粧の帝具。使用者をあらゆる姿に変身することが可能。
チェルシーが逃亡した際の攻防で破壊された。
電光石火(でんこうせっか)/スサノオ
所有者は過去のマスター→ナジェンダ。生物型の帝具で要人警護を目的として作られた。作られた目的故か主の細かい変化も見逃さないほどの観察眼を持ち、髪型や服装の乱れ、左右非対称なものなどが気になって仕方が無いという几帳面な性格の持ち主であるが、超級危険種と互角に渡り合い、禍魂顕現時には瞬殺するだけの戦闘力とあらゆる家事を完璧にこなすスキルを持ち、タツミたちともすぐに打ち解け「スーさん」の愛称で親しまれるようになる。
奥の手は胸の勾玉からマスターの生命力を吸い狂化する「禍魂顕現(まがたまけんげん)」。3度の使用でマスターは確実に死亡する。
五視万能(ごしばんのう)/スペクテッド
所有者はザンク→タツミ(一時)。眼の形をした帝具で額に装着して使用する。洞視、遠視、透視、未来視、幻視の「五視」の能力を持ち、戦闘において使用者に絶対的な情報アドバンテージを齎す。帝国の監獄の所長が保有していたがザンクが奪取し使用者となる。ザンクがアカメに敗れたことでナイトレイドに回収され、タツミに適合しなかったことから革命軍本部に送られ、革命軍の戦士の手に渡った。
魔獣変化(まじゅうへんげ)/ヘカトンケイル
所有者はセリュー。生物型の帝具で見た目は犬のぬいぐるみ。戦いでは巨大化し、持ち前の不死性と耐久力で獲物を仕留める。セリューの両腕喪失後は「十王の裁き」のキャリアーとしての機能が追加された。
最終的に、ナイトレイドとの戦いの末にマインによって核を破壊され、セリューの自爆に巻き込まれて消滅した。
奥の手は戦闘力を更に増大させ、咆哮で相手の動きを止める「狂化」。使用するとオーバーヒートして数か月は使用不可になる。
二挺大斧(にちょうたいふ)/ベルヴァーク
所有者はダイダラ。斧の帝具。使用するには人並み外れた膂力を必要とするが、その分凄まじい攻撃力を持つ。中心から2挺の斧に分離させることも可能で、投擲すると勢いの続く限り敵を追跡し、打ち倒す。
三獣士撃破後にタツミが回収し、革命軍本部に向かうナジェンダによって革命軍本部に送られ、革命軍の女戦士(アニメ版では男戦士)の手に渡った。
軍楽夢想(ぐんがくむそう)/スクリーム
所有者はミャウ。笛の帝具。演奏を聴いた者の感情を自在に操作する。戦場の士気昂揚のために使われるが、操れる感情は数十種類に及ぶ。笛の音を何度も聴くことで曲に対する耐性はできる。
奥の手は自身の体を強化する「鬼人招来(きじんしょうらい)」。
ベルヴァークと同じく回収された後に本部に送られ、最終決戦で革命軍の戦士が装備している。
水龍憑依(すいりゅうひょうい)/ブラックマリン
所有者はリヴァ。指輪の帝具。水棲の危険種が水を操作するための器官を素材としている。装着者は触れたことのある液体なら自在に操ることができ、液体を様々な形に変えて攻撃手段として使える。ただし、液体を自ら生み出すことができるわけではないので、使用できる液体が無い場所では無力。
奥の手は、自身の血を武器として操る「血刀殺(けっとうさつ)」。
ヴェルヴァーク、スクリーム同様に回収され、本部に送られた後に、革命軍の戦士の手に渡った。
死者行軍(ししゃこうぐん)/八房(やつふさ)
所有者はクロメ。日本刀型の帝具。切り捨てた者を呪いで骸人形にし操ることが出来る。骸人形は能力は生前のまま、最大で8体までを自在に操ることができる。八房の能力を解除すると骸人形は只の死体に戻る。屍人形についてはこちらを参照。
物語終盤におけるアカメとクロメの決戦の末、クロメを解放しようとしたウェイブによって破壊された。
神ノ御手(かみのみて)/パーフェクター
所有者はDr.スタイリッシュ。手甲の帝具。装備した者の手先の精密動作性を数百倍に引き上げる。
Dr.スタイリッシュの死後、ナイトレイドに回収され革命軍本部へ送られた後に、革命軍に所属する医師が装備していることが描写された。
煉獄招致(れんごくしょうち)/ルビカンテ
所有者はボルス。火炎放射器の帝具。高火力の炎を放射し、その炎は一度引火すると水を被っても消えることがない。
奥の手は球状に固めた炎を長距離まで飛ばす「岩漿錬成(マグマドライブ)」。
アカメとレオーネから逃げる際に自爆させたので失われている。
万里飛翔(ばんりひしょう)/マスティマ
所有者はラン。翼の帝具。背中に装着することで使用者を飛行可能にし、使用者の意志で羽を飛ばし攻撃することもできる。
奥の手は、円盤パーツを分解して出力を上げ、光の翼で敵の攻撃を跳ね返す「神の羽根」。
後に同じイェーガーズのウェイブの手に渡っている。
修羅化身(しゅらけしん)/グランシャリオ
所有者はウェイブ。鎧の帝具。インクルシオと外見は似ているが、透明化する機能は無い。タツミおよびブラートの帝具・インクルシオを雛型として開発された後継機。メインカラーは黒と青。インクルシオの様相を残しつつも、機械や水棲生物のような雰囲気をまとった形状の帝具。背面にはインクルシオのマントに対し、青く半透明なバリアのようなパーツが浮いている。インクルシオと同じく、身体能力を強化するような描写が見られる。鎧の装甲には隙間がなく、防御力も高い。ただし一部分に全ての攻撃を集中されると破壊されたり、あまりに強力な打撃は鎧の内部のウェイブ自身が耐えられないなど、弱点が無いわけではない。(破壊された部分は次の戦闘時には修復されており、これは修理したというより、インクルシオと同じく素材の危険種が形状を変化させつつも生きているからだと思われる。)
尚、アニメ版ではインクルシオの専用の槍ノインテーターの色違いの専用武器を使用する場面があるが、本編中ではそういった描写は見られない。
魔神顕現(まじんけんげん)/デモンズエキス
所有者はエスデス。血液の帝具。北方に棲息していた超級危険種の生き血自体が帝具になっており、血を飲んで適合した者は氷を操る能力を得られる。ブラックマリンと違い、無から氷を発生させることも可能。飲むと常人であれば精神崩壊を起こすほどの強烈な破壊衝動に襲われる。その破壊衝動に耐えて適合した者は、身体に適合の印が浮かび上がる。
奥の手は時空を凍結させることができる「摩訶鉢特摩(マカハドマ)」(本来、奥の手は存在しないがエスデスが自分で編み出した)。
次元方陣(じげんほうじん)/シャンバラ
所有者はシュラ。一定範囲の人間を予めマークした地点へと転送する。一度に転送できるのは数人程度で大量のエネルギーを消耗するため連発出来ないなど制限も多い。
後にラバックに奪われるも、イゾウによってラバックごと両断され破壊された。
奥の手は「相手をランダムで世界のどこかに飛ばすこと」。これは、マーキングしていない場所にも飛ばせるが、相手の運がいいと無傷である。
奇奇怪怪(ききかいかい)/アダユス
鎌の帝具。内乱で行方不明後に地方で出土。使い手がアカメに瞬殺されたため能力は不明。
その後は革命軍に回収されていた模様で、最終決戦で革命軍の女戦士が装備している。
月光麗舞(げっこうれいぶ)/シャムシール
所有者はエンシン。曲刀の帝具。真空の刃を飛ばすことが出来る。
後にナイトレイドに回収され革命軍の戦士の手に渡っている。
奥の手は「月齢で性能が変化すること」。満月の時が最高のポテンシャル。
大地鳴動(だいちめいどう)/ヘヴィプレッシャー
所有者はコスミナ。マイク型の帝具。これを介して発された声は超音波となり敵を粉砕する。
後にナイトレイドに回収され革命軍の戦士の手に渡っている。
奥の手は全周囲に特殊音波飛ばし生物を苦しませ、少しの間行動不能にする「ナスティボイス」。ただし、範囲内に仲間がいると巻き込んでしまう。
快投乱麻(かいとうらんま)/ダイリーガー
所有者はチャンプ。6つの球の帝具。個々に属性が付与されており、投げると発動する。投げた球は手元に帰ってくる。
後にナイトレイドに回収され革命軍の戦士の手に渡った。
・焔の球(火炎属性)当たった対象を燃やし尽くす。
・雷の球(雷撃属性)雷撃付与で相手にスタン効果を与える。作中では未使用。
・氷の球(氷雪属性)当たった相手を凍らせる。作中では未使用。
・嵐の球(疾風属性)最速の球。投げつけると巨大な竜巻を発生させる。
・腐の球(腐食属性)腐食の球。当たった場所が腐る。作中では未使用。
・爆の球(爆裂属性)当たると爆発する。
血液徴収(けつえきちょうしゅう)/アブゾデック
所有者はドロテア。吸血鬼の牙のような帝具。口の中に装着して使用する。対象に噛みついて血を吸い、ミイラのようにしてしまうだけでなく怪我の治療や一時的なステータスアップもできる。
超力噴出(ちょうりょくふんしゅつ)/バルザック
所有者は帝国将軍時代のナジェンダの副官。仮面のような帝具。装着者の潜在能力を100%発揮できるようになるが、持っている能力以上の力は得ることはできない。
最終決戦で革命軍の戦士が装備している。
雷神憤怒(らいじんふんぬ)/アドラメレク
所有者はブドー。籠手型の帝具。威力が地形に影響を与えるほどに高く、防御しても衝撃だけでかなりのダメージを食らう上に電撃で痺れてしまう。威力が高く、雷撃を円状にして攻撃を防ぐなど攻防に優れている。
奥の手は「ソリッドシューター」。巨大な雷の玉を作り、放出する。
護国機神(ごこくきしん)(アニメ版では"帝都守護(ていとしゅご)") /シコウテイザー
所有者は皇帝。皇帝の一族のみが起動できる巨大な人型帝具。広範囲を一瞬で吹き飛ばす破壊光線「皇帝ビーム」や大量のミサイルなど様々な兵器を搭載しているほか、近距離戦においても絶大な性能を誇る。作中では最終決戦にて登場。オネスト大臣に唆された皇帝によって呼び起こされ、帝国最後の砦として革命軍の前に立ちはだかった。
奥の手はドロテアの錬金術によって編み出された「粛清モード」。オネストの掛け声(もしくはオネストの死)によって発動し、シコウテイザーの装甲が剥がれ落ちて体の各部に眼球を備えた生物的で禍々しい外観に変貌する。胸部から絶大な破壊力を秘めた黒い光球を発射するなど戦闘能力が格段に上昇するが、操縦者である皇帝はシコウテイザーに精神を侵食され、敵と認識した対象を根絶やしにするまで無差別に破壊の限りを尽くすようになる。
最終的にタツミとウェイブの同時攻撃で脆くなっていた箇所(アニメ版では、巨大さ故にとんでもない負荷がかかる箇所)を進化したインクルシオをまとうタツミによって貫かれ破壊された。
絶対制限(ぜったいせいげん) /イレイストーン
所有者はオネスト。帝具を破壊する力を持った宝石型のアンチ帝具。問答無用で帝具を破壊するという強力な性能を持つ反面、一度使用すると本体が砕けてしまうため連続使用は不可能。再使用には1週間ほどの時間を要する。
作中ではオネスト大臣の奥の手として額飾りの中に仕込まれており、襲撃してきたレオーネのライオネルを破壊した。
アニメ版では眼球を備えた指輪のような形状をしており、そこから発せられる紫電を浴びた帝具を破壊し無力化する。最終話でレオーネに使って彼女のライオネルの力(驚異的な自己再生能力)を奪った。ただし、使用回数に制限があるのか発動と同時にこの帝具もライオネルを道連れに破損している。
世界全書(せかいぜんしょ) /ロンゴロンゴ
所有者はサイキュウ。分厚い書物の形をした帝具。中には世界各国の地図のほか、帝国領内における各地の産物や地質に関する詳細なデータ、さらには後年に起きるであろう大規模災害についてまで記されているという。
後にナイトレイドのアカメの手に渡った。
占いの帝具
所有者は不明。方角によって吉と凶を占う帝具で的中率は高い模様。
危険種を操る帝具
所有者は不明。帝都の上空を帝具で操った危険種が守護している。
危険種
獰猛で凶暴な生物で、様々な姿と独自の生態を有し、小型から大型、さらに超巨大なものも存在する。多くは肉食で、動物や人間を襲う事もあり、中には村ごと食い尽くす危険種もいる。
危険度(強さ)は、三級、二級、一級、特級、超級の順に上がっていくが、その中でも超級は伝説の存在として伝えられており、それらは帝具の素材にもなっている。
他にも食料や生活の糧にもなる為、狩りの対象でもある。
超級
タイラント
デスタグール
名称不明1
水棲危険種の一種で、水を操る器官を有する。それが帝具ブラックマリンの素材でもある。
名称不明2
東海の雲に棲んでいたと言われる龍型の超級危険種。全身を強靭な体毛で覆われており、中でも急所を守る体毛は極めて剛毛かつ強靭、切れ味も鋭く、「界断糸」と呼ばれていた。その体毛が、クローステールの素材でもある。
名称不明3
北の果てに棲む超級危険種で、無から氷を精製し操る能力を持つ。また、生き血は帝具「デモンズエキス」でもある。
特級
トリケプス
エビルバード
エアマンタ
ワイバーン
大蜥蜴
カイザーフロッグ
エイプマン
ヘルジュラシック
馬人型の危険種
人の姿をした馬型の危険種で、危険種のハーフである教主の片親でもある。詳細は不明だが教主が傷を癒したり、予知無を見せるなど、他の危険種とは異なる能力を有している模様。
一級
土竜
マーグドン
ロウセイキャンサー
二級
木獣
石獣
ジャックレオ
マーグコンドル
フライングデス
マーグファルコン
ランドタイガー
シュプリンガー
三級
マーグパンサー
クマーン
メランザーナ
ジフノラドッグ
ロウセイモンキー
その他
新型危険種