概要
宵と暁を司るとされる、美しい女性の姿をしたDaedra。
別名は「月影」、「薔薇の母君」など。
作中の書物では夜と闇を司るノクターナルの妹とされている。
デイドラの中では珍しく穏健派で、善神寄りの本質を持つお方。
予言や託宣など分かりやすい現世利益をもたらしてくれるため、Daedra信仰の中では特に人気があり人前で声高にその名を叫んでも白眼視されることは少ない。 (※1)
特にDunmerには一族の守護神として篤く崇拝されている。これは彼らの前身であるチャイマーの頃から同様。ダンマーの危機には、損得抜きで助力を与えてくれる。(※2)
時には他の定命の者種族すら明確な代償無しで助けることすらある。(※3)
しかし、裏切り者には容赦のない苛烈な裁きを下すデイドラらしい一面もあり、チャイマーがダンマーに変じた理由が他ならぬアズラによる天罰である。
ある人物らが禁を犯し神の力を得ようとした事に怒ったアズラは全タムリエルのチャイマー種族に呪いをかけ、肌の色を青みがかかった灰色、目を赤色に変えてしまった。これがこの世界でのダンマー(ダークエルフ)の誕生だという。こうした伝承から、プレイヤーの間では「怒らせるとデイドラ一怖い」とも言われる。
そんなことから「所詮はデイドラだ」と言わんばかりのアンチもいないわけではなく、後述の黒の星を完成させてドヴァキンに渡してしまうネラカー(Skyrimに登場)という人物は「デイドラは邪神で人間をチェスの駒程度しか思ってない(のでアズラも例外ではない)」と考えている。ちなみに彼はその言動かデイドラアンチの多い善神ステンダールの信者と思われる。 (※4)
なおネラカーがアズラを憎んでいる理由は彼の師メイリンの自業自得な面もあるので、彼の評価の正否もプレイヤーの判断に委ねられる。
- パリア大修道院(ESO)などはアズラ信徒の集まる場所だが、他のデイドラたちによる侵攻への防御には協力的だということで、その地域からは黙認される形で存続している。
- 「聖なる回復」(『ESO』)、アラネア・イエニス(『スカイリム』)
- 「アズラの助力」(『ESO』)
- Skyrim クエスト「黒き星」
支配領域「ムーンシャドウ(Moonshadow)」
夜明けとも夕暮れともつかない空の下、
花が咲き乱れあまりの美しさに失明するほどとまで言われる壮麗な庭園。
デイドラ・アーティファクト
- アズラの星
代表的なアーティファクトの一つ。端的に換言すると壊れない極大魂石。アズラどころかデイドラアーティファクト全体でみてかなり有名な一品で、持ち歩いていると衛兵が専用の台詞で驚いてくれる。
ただし、アズラの星に入った魂は、本来魂が送られるソウル・ケルン(を支配するアイディール・マスター)ではなくアズラの元に送られる。つまり、その辺のカニとか腐肉のこびり着いたゾンビ狼を怒らせると怖いアズラ様に大量に送りつける嫌がらせができてしまう。
さらにはアズラの星は壊れない極大魂石…つまり本来は人間の魂は入らないのだが、定命の者でも頑張れば星を穢し壊れない黒魂石化させて人間の魂を入れることができてしまう。
そして『Skyrim』では穢され破損したアズラの星の浄化を依頼されるのだが、依頼主を裏切って穢したまま修理した「黒の星」としてパクってしまうことが可能となっている。キレたらデイドラ一怖いアズラ様に中指おっ立てるドヴァキンの将来が心配である。この場合、怒られるどころか一切のコメントナシで無視されるのが逆に怖い。
黒の星にはネームドの人間もいれられる…つまりアズラ様の姉君ノクターナル様に中指おっ立てたメルセルや、当代のタムリエル皇帝タイタス・ミード2世という大者をアズラ様に進呈できるということになる。
pixivでは
両手を掲げて月と太陽を浮かせているため、これを他のものにすり替えたネタ画像がよく見られる。
お前ら本当にそろそろダンマーにされちゃうぞ?