概要
アフリカン・シンフォニー(African Symphony)とは、アメリカの音楽プロデューサー兼作曲家であるヴァン・マッコイ(Van McCoy)の楽曲である。
1974年に発表したアルバム『ラブ・イズ・ジ・アンサー』(Love Is The Answer)に収録されており、自身が結成したオーケストラ「ザ・ソウル・シティ・シンフォニー」との共演により独特の野性味溢れるシンフォニックな世界観を持ったディスコ・ミュージックに仕上がっている。
翌年の1975年には、同じアメリカの作曲家であるヘンリー・マンシーニがアルバム「シンフォニック・ソウル」で同作を取り上げたほか、1977年にはニュー・サウンズ・イン・ブラス(New Sounds in Brass)より吹奏楽アレンジ版(編曲:岩井直溥)が発表され、『ニュー・サウンズ・イン・ブラス第5集』に収録されることになる。
野球応援の定番曲へ
1987年に智弁学園和歌山高校の野球部が第69回甲子園への初出場を決めた際、同校の吹奏楽部の顧問である吉本英治が吹奏楽版をアレンジして応援曲に起用したことをきっかけに、「狙いうち」「ジョックロック」等と並ぶ一大ヒッティング・マーチとして数多くの応援団が演奏している。
2008年に開かれた第90回甲子園では、実に参加校の9割以上(代表55校のうち50校)がこの曲を演奏していることからも、改めてその人気ぶりをうかがうことができる。
関連動画
『Love Is The Answer』(1974)
ニュー・サウンズ・イン・ブラス
東京佼成ウインドオーケストラ(Tokyo Kosei Wind Orchestra)
『New Sounds Special』(1997)
野球応援アレンジ
各校比較・2015センバツ出場校
智弁学園和歌山高等学校(Chiben Gakuen Wakayama High School)
関連タグ
響け!ユーフォニアム - 原作小説の3年生編『北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編』に吹奏楽編曲版が登場。
北宇治高校の文化祭におけるコンサートの最後の一曲として演奏されている。