概要
超大型の戦闘機とロボットに可変する戦闘兵器であり、その攻撃による弾幕の濃さは「みんなのトラウマ」レベルである。
また、本機のデザインの際には当時『レイストーム』の開発スタッフがPG(パーフェクトグレード)Zガンダムを購入し、変形シークエンスの参考にしたという逸話があったとされていたが、本作のメカデザイナーを担当したいわたあつし氏によると微妙に事実が異なるらしく、実際にはガンダムセンチネルに登場したΖプラスを参考にデザインとモデリングをしていたと後年同氏のXにて明かしている。
機体性能
戦闘機の高速性能と人型兵器の柔軟性を併せ持つ兵器として開発されたが、機構の複雑さゆえにサイズが大型化してしまった。
被弾面積の大きさに加えて、変形中は武器が使用出来ず無防備となるため、変形完了までの隙を減らすべく慣性低減装置が採用されているが、この装置の製造には海洋生物(ハマチ)から採取される特殊な有機物質を大量に採取せねばならず、製造コストの高さもあって量産性に難があり、現在実戦配備されているのは1機のみとなっている。
計画では計8機のアラリックが製造予定であり、それぞれが用途や配備される地域によって様々な武装が施される予定となっていた。
なお、5面ボスとして登場する可変機動兵器ガイセリックは、このアラリックの開発途上に誕生した不完全兵器とされており、不完全兵器とされながらもかなりの強敵となっている。
ステージ6で戦う事になるアラリックは右手にバスターランチャー、左手には300mmハンドガンを装備、更に2機の汎用型高機動ビットを随伴させており、固定武装として背部の300mm機銃や両肩のMLS(Multiple Laser System)が搭載されている。
ゲーム中では見られないが、バスターランチャーは戦闘機形態でも使用可能で、出力を抑えての連射が可能という設定であった。
アーケード版のアラリックは赤と白基調としたカラーリングだが、家庭用ゲーム機版のエクストラモードに登場するアラリックはグレー一色で、カラーリングの方向性はΖプラスに近い。