概要
CV:二又一成
パラダイム社社長アレックス・ローズウォーター直属の秘書として仕える仮面の男。
狂言回し的な物言いと道化の立ち振る舞いで、どこか狂気を感じさせる雰囲気を持つ。
その正体は、アレックスと結託している異国の秘密結社『ユニオン』の構成員の一人で、同組織から出向して彼の目的達成の補佐をする『実行犯』として動いている人物。
生身の人間、アンドロイドを問わず獲物を嬲り殺しにしたり、美しいものを徹底的に破壊することに至上の喜びを見出す残虐無比の快楽殺人者。
同じ『ユニオン』に所属しているエンジェルからも、札付きの危険人物として警戒されている。
『ブーギー』と称される機械を組み込まれた改造人間であり、肉体が半機械のため身体能力は生身の人間を遥かに凌ぎ、アンドロイドの動きにも追随するほど。
スナイパーライフルを使うような長距離から拳銃で目標の頭部に命中させる、高速で動き回るドロシーの脚を意図も容易く撃ち抜くなど、驚異的な銃の腕前を誇るが、機械化された片手をドリルに変形させることが可能で、余裕がある時は銃よりもそちらを好んで使う。
当初は『ユニオン』の目的に従い、アレックスの手足となって様々な人物の殺害など汚れ仕事を請け負う(ユニオンでも元々そういう役目を負う立場であり、本人の趣味もあってむしろ嬉々としてこなしていた)実行犯として忠実に従っていた。
後に、利用価値が無くなったと判断されたアレックスを抹殺しようとしたが、彼からビッグデュオ・インフェルノの操縦者になることを引き換えに買収され、組織を裏切る選択を取る。
しかし、ドミュナスではない彼にザ・ビッグを操縦する能力は無かったことから、幾つものコードでビッグデュオ・インフェルノのコクピットと身体を接続、機体の制御系に直接干渉して無理やり動かすという強引な方法で操縦者となることに成功する。
だが、ビッグデュオは彼をドミュナスとは認めずロジャーにトドメを刺そうかと言う所で攻撃が止まり、目の前に現れたシュバルツの残滓に「ヒトと機械の愚かさを併せ持つものよ」「真実に近づくものではない」と見限られ、機体にそのまま喰われるように取り込まれていった。そして、直後に機体ごと世界の天井の照明に突き刺さり跡形もなく爆散した。その際のコックピットのメッセージは普段の起動表示とは逆の『YE GUILTY(汝は罪人)』だった。